京都人の密かな愉しみ その5 メゾン ド クレーム「むしやしない」を訪ねる

 「京都人の密かな愉しみ」(NHK BS)では、洛北・北山のケーキ店「メゾン ド クレーム」として登場してました。オムニバスドラマ「えっちゃん」の舞台です。
 ロケ地となった「むしやしない」で奥さまが頼んだのは「キャラメルオペラ」と「ウバ」の紅茶です。
 ひと口、いただきました。オペラは、チョコレートやケーキ地などが層になっているフランスのケーキだそうです。なるほど、パリッやシットリなどの違った食感が、控えめな甘さで口に広がりました。

 わたしが頼んだのはこちら。「アール・グレー」のアイスティーです。サービスに、抹茶味のラスク(?)がついてきました。

 ホットティーは、急須のようなポットにいれて出てきます。3杯分くらいは入っているようでした。

 オーガニック原料や米粉を使用した菓子も並んでました。

 目玉はこの「むしやしなべ」のようです。鍋の形をした焼き菓子にフルーツが盛りだくさんですが、価格を見てちょっとびっくりしました。おいそれとは手が出ません。

 来店者の寄せ書きなどが飾られた一角に「京都人の密かな愉しみ」の本も並んでました。

 「洛北 北山 メゾン ド クレーム」として登場したカット(NHK BSより)です。 

 当然のことながら、同じ光景です。テレビの印象よりはこじんまりとした店内でした。
 テレビの設定から、植物園の北側の北山通周辺にあるのかと思ってました。叡電(叡山電鉄)一乗寺のすぐ横です。ちょっと通りを入った辺りには、高校時代の友だちの家もあったはずです。

 店名のむしやしないは、「空腹を一時的にしのぐ食べ物」といった意味の京ことばです。「648471」と数字が充てられていました。

 これまでの「京都人の密かな愉しみ

 むしやしない
 075-723-8364
 京都市左京区一乗寺里ノ西町78

「数」ある欧州旅 『29』

 「29」で窮地に陥りました。苦し紛れの29分です。
 スペイン・サンティアゴ巡礼のほぼ中間にある大聖堂の町、レオンです。翌日は休養日と決めていたので、夜の町を楽しみました。それにしても寒かったです。小雨も降って、9月中旬というのに、10度まで下がっていました。ダウンを着てました。
 スペイン人って、薬が好きなんだ! と実感しました。あちこちに、日本のコンビニのような感じでファーマシア(薬局)がありました。お決まりのように緑十字の電飾看板があって、時刻や気温を表示してました。

 プラハ本駅です。ドレスデンまでEC(急行)に乗りました。EC172の行先はハンブルクでした。国境を越えましたが、シェンゲン協定の締結国間では、パスポート・コントロールはありません。
 2等でしたが、途中から遠足帰りの中学生が大勢、乗り込んできて、車内は大にぎわいとなりました。

京都・一乗寺 「うどん わだ」のカレー肉きつねうどん

 京都・一乗寺といえば、ラーメン激戦区です。数十メートルごとにラーメン店に出くわします。そこで、あえてうどんです。
 昔の友人が食べているのをFBで見ました。懐かしい味なんです。
 ちょっと暑さが和らいだとはいえ、湯気が上がる「カレー肉きつねうどん」(820円)です。「小ご飯」も忘れていません。
 紙エプロンをして、フーフーと汁をすすります。汗が噴き出したのは、熱さのせいです。辛さは優しいです。味がついていない揚げが出汁を吸って、化けてます。

 うどんは太いほうを頼みました。京都のうどんらしく柔らかです。これがカレーにはあいます。

 カレーうどんだけでなく、メニューはいろいろあります。

 「下鴨しみず 秘伝の味」と暖簾に染められています。下鴨・北園町の実家のすぐ近くにありました。老夫婦がやっていた、普通の町のうどん屋さんでした。
 その味を引き継いで、元田中で開店。一乗寺に移転してきてます。

 今はなき「しみず」と、以前の「わだ

 うどんわだ
 075-702-3763
 京都市左京区一乗寺西杉ノ宮町15-2

「数」ある欧州旅 『28』

 小学校は2学期が始まりましたが、まだ夏休み宿題の絵日記で苦労してます。

 プラハ本駅です。ここはHbf(中央駅)とはいいません。アール・ヌーヴォー風の芸術性が高い駅舎が素敵です。
 1918年10月28日は、チェコスロバキアが独立した日です。それはハプスブルク家のオ―ストリー=ハンガリー帝国が滅んだ日でもあります。

 ジュネーブにあるジャン=ジャック・ルソーの生家に掲げられていたプレートです。「社会契約論」でしたか。よく知りません。

 見ればわかります。Pimentsはトウガラシです。ブリュッセル郊外の市に並んでました。

 

「数」ある欧州旅 『27』

 「27」も見つかりません。
 苦し紛れに最初のスペイン・サンティアゴ巡礼で、マドリード・チャマルティンからサリアまで乗ったrenfe(スペイン国鉄)の特急、ALVIAのチケットです。料金は€27.8(付加価値税を含む)です。
 renfeのHPから予約して、プリントアウトしたものです。そのままチケットとなります。renfeには早期割引の制度があって、当日料金の半額以下で購入できました。そのため、Preferente(1等)を奮発しています。

 ベルギー・ブリュージュへは、ベルギー国鉄のweekend ticketを利用しました。土、日曜は、2駅間の往復が半額になるお得な乗車券です。ブリュッセル中央駅を27分に出発しました。

 再びオールマイティーの登場です。
 ブリュージュの前に訪れたゲントのトラムです。ドアの横に黄色いボックスがあります。チケットを上から差し込んでバリデーション(日付を刻印)します。
 ずらりと並んだ数字ボタンの使い方は不明です。

「数」ある欧州旅 『26』

 スイス・モントルーのレマン湖畔にかっこいい像が立ってました。フレディ・マーキュリー。それ、だれ?
 ロックとは縁がありません。クイーンのボーカリストでした。最後の作曲、レコーディングをモントルーのスタジオで行ったそうです。
 肝心の「26」は、幟の中です。

 わたしが好きなのはこちら。
 ドイツ・ライプツィヒで6月に行われる「バッハ・フェスト(音楽祭)」で、バッハ・コレギウム・ジャパンの「マタイ受難曲」を聴きました。バッハの仕事場だった、そして地下に眠る聖トーマス教会の中央から2列目の特等席でした。

 「26」が2カットしか見つかりません。そこで、用意していたオールマイティ―の出番です。
 ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会でダヴィンチの「最後の晩餐」を鑑賞しました。借りた音声ガイドには、0から9までの数字が並んでいます。日本語が26であったかどうかは忘れました。

「数」ある欧州旅 『25』

 「25」は、都市交通の3つが並びました。

 ウィーンのトラムです。古い町には、古くて丸い車両が似合います。それにしても「年収25%プラス」って、何の広告だったのでしょうか。

 ザルツブルクのバスです。天気が良いので、郊外のアニフという村まで大指揮者、ヘルベルト・フォン・カラヤンの墓参りに出かけました。
 カラヤンが暮らした村の教会の片隅にある墓は、驚くほど質素でした。

 ベルリンのSバーンのブランデンブルク門駅です。門は、東西分断と統合のシンボルです。

 ブリュッセルで飲んだビールです。ベルギービールは、銘柄に合わせたグラスでチビリチビリとやるのが流儀です。量も「25cl」とちょっと少なめです。clはセンチ・リットル。日本の250mlと同量の単位です。

 スペイン・サンティアゴ巡礼の都市、ログローニョです。リオハ・ワインがおいしいバルが並んでました。

 スイス・グリンデルワルトには、日本語観光案内所がありました。モンベルの店もありました。日本人とも出会いました。

「数」ある欧州旅 『24』

 「24」もスペイン・サンティアゴ巡礼のサリアからのカットです。足が痛くて歩けなくなり、1日、休養日としてのんびりとしました。
 夕刻になって散歩に出かけると、「リタイア3人組」の一人、Kさんとばったり。「食事にしますか」とふらふらと歩いてrenfeのサリア駅までやって来ました。
 駅前のホテル・レストランで一緒に食べたハモン(生ハム)が、この旅でのサイコーの味でした。

 欧州のトラムは、ほとんどがフツーは検札はありません。無賃乗車でもわかりません。ところが、私服の男性が、抜き打ちで検札を始める場面に遭遇したこともあります。そのとき、乗車券を持っていないと、有無をいわさず定期1カ月料金分ほどの罰金を徴収されます。
 わたしは、ウィーンでは24時間有効のチケットを買っていました。

 プラハの街角です。ギリシャ料理のギュロスが、終日営業でした。それだけ売れるということなのでしょう。

「数」ある欧州旅 『23』

 ネタが尽きてきました。「23」は、3カットをやっと、しかも目立たない数となりました。

 スペイン・サンティアゴ巡礼では、クレデンシャルという巡礼者のパスポートをもって旅します。スタンプラリー帳ともいえます。泊まったアルベルゲ(巡礼宿)や、訪れた教会、ビールを飲んだバルなどでスタンプを押してもらいます。それが歩いた証ともなります。
 旅も終盤、サリアのサンタ・マリア教会には、出発からほぼ1カ月が過ぎた9月23日日に着きました。足が痛くて歩けなくなり、もはやここまでかと弱気にもなりました。

 初めてウィーンを訪れたのは、55歳になってリフレッシュ休暇が取得できた年でした。
 名物のウイナー・シュニツェル(肉を薄く延ばしたフライ)を食べました。フィグルミューラー・ベーカー通り店です。左のメニューと、右のレシートがうまく一致しませんが、とりあえず「料理は23時まで」ということで。

 スイス・ミューレンで泊まったホテルでは、カクテル・パーティーに招待されました。言葉も不自由で気後れして、窓から暮れゆくアイガーを眺めて過ごしました。出席しておけばよかったです。

高槻 「彩色ラーメンきんせい」の冷やし塩ラーメン

 ブルブルにかいた汗をシャワーで流し、そう快になってジムを出ると、酷暑が戻ってました。冷たいものをと探して阪急・高槻市に近いきんせいの「冷やし塩ラーメン」(780円)に落ち着きました。
 良く冷えた、澄み切ったスープです。魚介の出汁に塩が効いてます。香味油は、海老油か生姜油の選択でした。ショウガを頼みました。すりショウガもはいっていて、さっぱりさをひきたてています。

 麺は、これも冷やらしくツルリとしています。白ねぎがよいアクセントになっています。

 なにわともあれ、スタートはコチラでした。よく冷えたクラシックラガーでした。

 これまでのきんせい
 最初はここが本店でしたが、今では10店舗を超えるチェーン店になってます。

 彩色ラーメンきんせい 高槻駅前店
 072-682-8956
 高槻市北園町18番1 コーケンビル1F103号