京都人の密かな愉しみ その4 興聖寺と盂蘭盆会

 盂蘭盆会(お盆)の法要が、檀徒となっている宇治・興聖寺の法堂で営まれました。
 お参りをすませ、経木(お塔婆)をいただきました。

 薄曇りで、暑さは和らぎました。この後、墓参りをしていると、ポツリときました。
 昨年は、カンカン照りでした。大勢の参拝で長時間待たされてぐったりしました。覚悟してましたが、ことしは静かにお参りすることができました。

 「京都人の密かな愉しみ」(NHK)に、ロケ地として何度も登場しました。
 ロケ地巡りでやって来たわけではありませんが、いい眺めに変わりはありません。

 道元禅師が最初に開いた「修行道場」です。今も座禅の修行が続けられています。

 広い庫裏です。

 番組では、三八子(常盤貴子)の母が訪ねてくるシーンに使われていました。

 大きな釜が並びます。
 番組では、寺男となったヒースロー教授が里芋をむくシーンに登場しました。

 このブログ内の「京都人の密かな愉しみ」と興聖寺

 興聖寺
 0774-21-2040
 宇治市宇治山田27

 

「数」ある欧州旅 『16』

 後半戦の「16」となりましたが、ナンバー探しは途端に苦戦です。

 マドリードのチャマルティン駅16番ホームに停車するrenfe(スペイン国鉄)の特急・Alviaです。ホーム端に改札があり、乗車券のQRコードがチェックされました。手荷物は、空港と同じX線検査もありました。
 スリにご用心の駅でもあり緊張しましたが、乗ってしまうと快適でした。

 サンティアゴ巡礼では、ドミトリーのアルベルゲ(巡礼者用宿泊施設)に泊まりました。
 オ・セブレイロの峠にある公営アルベルゲでは、指定されたベッドは上段でした。足が痛かったので、下段が希望だったのです。
 ベッドの選択は先着順が多いです。前から数人目に並んでたので、ちょっと不満でしたが、実際に寝てみると隅っこで頭の上が窓という快適スペースでした。
 

 プラハの旧市街広場には、この町のシンボルの古い天文時計があります。それをデザインした土産物もいろいろありました。ちょっと苦しい16です。

 ベルリンの目抜き通り、ウンター・デン・リンデンを歩いていると、見た事がない車が飾られていました。
 調べてみると「ブガッティ・ヴェイロン16.4グランスポーツ」です。なんとか16が見えるということで。

自分でつくる 豚ライス

 「豚丼名人」のタレが残っています。簡単に豚丼にしましたが、皿に盛ったので「豚ライス」としました。たっぷりの玉ねぎが甘くて、これは必須ですね。
 目玉焼きをのせ、なすびのオイル漬けを付け合わせにしました。
 前回は、トマトを添えてます。皿まで同じでしたが、彩の点では負けました。

 なすびのオイル漬けは、そのまま食べてもいい味です。ほぼなくなりました。

「数」ある欧州旅 『15』

 「15」です。折り返し点まできました。
 ベルリン中央駅の15番ホームからは、Sバーン(都市高速鉄道網)が発着します。地下区間も多いため第三軌条方式による電化が採用されています。地下鉄が5階に止まり、長距離列車は地下ホームという常識の逆転が、この駅で迷子になりそうだった原因でしょうか。
 2006年、サッカーのドイツWカップにあわせて開業した比較的、新しい駅です。 

 同じような鉄骨構造ですが、ベルリンのテーゲル空港は、1948年のベルリン封鎖時に、わずか49日で滑走路が建設されました。東西冷戦時の物資空輸の拠点でした。
 新空港(ブランデンブルク空港)ができると廃港と決まってますが、まだ健在のようです。

 ドイツ版新幹線のICEです。ドレスデン発フランクフルト行きに乗りました。
 座席指定車といったものはなく、シートの上に表示されている区間だけが予約されてます。このシートもアイゼナッハ(バッハの生誕地)からフルダの間以外は、自由に座れます。
 ICEは電光表示ですが、古い車両では手書きのカードが差し込まれていました。

 スペイン・サンティアゴ巡礼では、わたしのスマートフォンにバルセロナで手に入れたボーダフォンESのプリペイドSIMを挿していました。おかげで野外でもほとんどの場所でネット接続はもちろん、国内通話ができました。

 こちらはカタール・ドーハのハマド国際空港です。欧州ではありませんが。
 デューティ・フリーの店も充実しておみやげ購入客らでにぎわっています。支払いはユーロでもできますが、つり銭はUSドルかQR(カタール・リヤル)です。

「数」ある欧州旅 『14』

 「14」といわれても、あまりピンとこない数字です。ジャイアンツのファンでもないし。
 スペイン。サンティアゴ巡礼からの帰り道。サンティアゴ・デ・コンポステーラ空港からライアン・エアーでバルセロナに飛びました。
 海外でのLCC(格安航空機)の利用は初めてでした。ザックは別料金で預けましたが、大方の人が機内持ち込みでした。同じ巡礼帰りの男性が、規定サイズを超えたザックを頭上の収納スペースに必死になって詰め込んでいるのがこっけいでした。

オーストリア・ザルツブルクで「夏の音楽祭」を聴いた日の朝です。こんなに寒かったのです。ことしの夏はどうだったのでしょうか?

 イタリア・ミラノのトラムです。低床の新型車も走ってますが、オレンジ色の古い車両が好きです。後方の円形の建物は、ダビンチの「最後の晩餐」の壁画が残っているサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院です。

 スイス・チューリッヒのトラムは2度目です。それにしても町の雰囲気とぴったりとくるブルーです。

「数」ある欧州旅 『13』

 西洋では「13」は忌み数として敬遠されることがあるようです。
 スイスの鉄道には存在しました。アイガーの麓の村、グリンデルワルトにはベルナー・オーバーラント鉄道で向かいます。インターラーケン・オストを出発して最初の駅がヴィルダースヴィルです。左の窓からシーニゲ・プラッテ展望台に登るシーニゲ・プラッテ鉄道のかわいい電気機関車が見えました。「13 Matten」の製造年はなんと1914年。今も現役ならもう100歳を越えてます。

 「上野駅13番ホームのトイレ」はちょっと有名でした。
 チューリッヒ中央駅の13番ホームです。SBB CFF FFS(スイス国鉄)のオフィシャル・ウオッチが正確な時間を表示しています。太くて黒い時分針に、赤い団子の秒針という、モンデーンのデザインは視認性が高いです。みやげにした同じデザインの腕時計は壊れてしまいましたが、壁時計は健在です。

 マルクス経済学が主流だった大学の経済学部で学びました。この顔には見覚えがありました。
 ドイツ・ライプツィヒの街角で偶然、出会ったカール・マルクスです。いわば聖書だった「資本論第1巻」はここで出版されました。

 マドリードのバラハス空港です。ザックを太いラッピングフィルムでぐるぐる巻きにしてもらいました。これで安心の10ユーロでした。

 あと13キロ。スペイン・サンティアゴ巡礼も残りわずかでした。秋の気配が漂い始めた道を、愛おしみながら歩きました。

宇治・京大宇治おうばくプラザ 「きはだ」の大人様ランチ

 連日の墓掃除でした。きょうは宇治にある父の墓をきれいにしました。といっても、ちょっと動くだけでしたたり落ちる汗に負けて、墓に水をかけ、雑草を拾い集めて除草剤を撒いたりしただけで早々に退散しました。
 昼飯は、京都大学宇治キャンパスの宇治おうばくプラザにあるカフェレストラン「きはだ」に行きました。昔の安さとボリュームだけがとりえの学食しか知らない身には、これが最近話題になっている学生食堂かと驚きでした。
 お子様ではなくて、「大人様ランチ」(1296円)は、レストラン自慢の一品、海老フライ、ミニハンバーグ、白身魚フライ、クリームコロッケに温野菜という豪華版です。

 レタスに鶏肉も入っていて、これだけでメーンになりそうです。パンとスープにしました。

 サラダはサラダバーから取り放題です。

 奥さまが頼んだ「クリームコロッケ」です。「舌をやけどしそう」というほど熱々だったそうです。

 コーヒーでひと段落しました。

 これだけのボリュームがあれば、学生さんの胃袋も満足させられるでしょう。おまけに価格はちょっと上等な学食レベルです。

 夏休みの日曜日、しかも午後1時を回っていたので、がらーんとしてました。よく冷房が効いていました。

 窓の外はカンカン照りでした。正面に、墓参りの折にはいつも立ち寄るパンの「たま木亭」があります。どんどんと客がやって来るのが見えました。

 きはだ
 0774-31-7111
 宇治市五ケ庄 京都大学宇治おうばくプラザ

「数」ある欧州旅 『12』

 ギリシャ数字では「ⅩⅡ」です。
 スイス北部の町、ザンクトガレンです。ユネスコ文化遺産の大聖堂の壁面を飾るクラシックな文字盤と、時計店のモダンな数字のコントラストが美しいです。

 ザンクトガレンの大聖堂にも古い図書館がありました。
 こちらはウィーン郊外のドナウ川沿いにあるメルクの大聖堂です。ここにも立派な図書館がありました。

 スペイン・サンティアゴ巡礼でピレネーを越えて最初の夜を過ごしたロンセスバリャスの修道院アルベルゲ(巡礼宿)です。ここしか泊まるところはありません。
 指定されたベッドは「227」。宿泊料の12ユーロは、巡礼の宿全体からするとちょっと高目でした。

 プラハのトラムです。数珠繋ぎになっています。後方にプラハ城がそびえていました。

 スイスの氷河鉄道に乗りました。サンモリッツからツェルマットまで8時間もかけて走りました。
 中ほどのブリークに停車しました。ホームに降りて体を伸ばしました。

アンチョビをつくる 2018

 新鮮なイワシが手に入るとつくりたくなるもの。アンチョビです。冷蔵庫にこれがあると、いろんな出番が巡ってきます。
 アンチョビをつくるのは3回目です。手慣れてきました。
 初っ端からちょっとグロテスクに画像で失礼します。新聞広告の上で処理すると、あとは丸めて捨てるだけです。

 頭を落とし、腹を裂き、指で開けて、骨を抜きます。 

 水洗いしてきれいに開いたイワシです。

 ペーパータオルで水分を吸収して、漬け込みます。
 塩はイワシの20%ほどですが、適当です。

 ラップで密閉して、塩漬けのでき上がりです。
 冷蔵庫に3週間ほど保存して発酵させた後、塩抜きしてオリーブオイルに漬け込みます。 

 西舞鶴の丸富士食品です。
 イワシはひと盛り300円でした。

 ヘダイは1匹を刺身にしてもらい、今夜の夕食でいただきました。新鮮な魚は、それだけでおいしいです。
 もう1匹は、煮つけにするよう3枚におろしてもらいました。

 西舞鶴の駅前です。舞鶴に帰ったときは、必ずのようにのぞきます。

 丸富士食品
 0773-75-0057
 舞鶴市引土263

 

京都・東舞鶴 「卑弥呼」の地魚お造り定食

 お盆を前に、奥さまの実家の墓掃除に行きました。きょうの舞鶴は最高気温が31度と、暑さはひと段落でした。それでも草抜きをしていると、汗がしたたり落ちました。
 昼飯は、「魚が食べたい」とネットで調べた初めての「卑弥呼」でした。
 大きな店で、メニューもあれこれとあります。ちょっと大衆居酒屋風ではありましたが、茶碗蒸しも熱々で、しっかりとした調理をしてました。


 
 「地魚お造り定食」(1580円)は、新鮮な造りの5種盛りです。漁港に近いと、こんなにうまい魚が、当たり前にいただけることを実感しました。 

 ご飯は、大、中、小から中を頼みました。昆布の佃煮で締めくくりました。

 向こうが東舞鶴の港です。

 卑弥呼 舞鶴
 050-5593-4301
 舞鶴市浜166