大阪・天王寺 「酒房 ワビスケ」の鯵とお造り

 大阪・天王寺のルシアスの地下にある「酒房 ワビスケ ルシアス店」で昼飯にしました。
 「小田原の老舗干物屋さんの鯵とお造り」(1089円)です。
 ちょっと薄暗いテーブルでした。カメラの絞りが開放となり、焦点深度が浅かったです。主役の鯵とお造りより、脇役の肉豆腐とあおさのみそ汁にピントがきています。

 ハマチ、タイ、サーモンの3種盛りです。どれもうまいです。

 鯵の干物は塩加減も絶妙でした。小田原うんぬんとこだわっているだけのことはあります。

 奥さまはお造りをから揚げに代えた「わびすけランチ」(869円)です。びっくりするほどリーズナブルです。

 大阪の庶民価格ですね。観光客相手のあべのハルカスに上ったら、価格もぐっと上がるのでしょう。

 

 改めて夜にやってきたいです。

 酒房 ワビスケ ルシアス店
 06-6647-0039
 大阪市阿倍野区阿倍野筋1丁目5−1 ルシアスビル B1F

 ルシアスビルとつながっている隣のアポロビルは、わたしの学生時代からありました。天王寺・阿倍野界隈は、すっかり変わってます。でも懐かしい風景を発見することもできます。

熊野九十九王子を往く その8 湯浅~紀伊内原

 「熊野九十九王子を往く」の8回目を歩きました。
 紀州路をここまで南下してくると、もはや大阪北東部のわが家からの日帰りは、時間的にも、JRの運賃でも難しくなってきます。
 御坊の駅前ビジネスホテルに2泊しました。
 1日目は湯浅をスタートして山道の鹿ヶ瀬峠を越え、古道の石畳を下りました。ゴールとした紀伊内原まで17.7キロと、サンティアゴ巡礼のポルトガルの道以来のロング・ウォークとなりました。

 後白河法皇も通った熊野古道です。当時の石畳が500㍍余にわたって続きました。現存する石畳道の最長です。

 昼飯は、阪和道・広川IC近くのコンビニで仕入れてきました。ルートを通じてコンビニはこの1軒だけでした。飲料水の自販機もありませんでした。

 最後は痛くなってきた左足を引きずってJR紀伊内原にゴールしました。ひと駅先の御坊で泊まりました。

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和歌山 多田屋の黄そば定食

 「熊野九十九王子を往く」の10回目は、2日続きの急激な歩行が応えたのか、左足が痛くなりました。印南から切目まで5キロも歩いてませんが、ギブアップとしました。
 JR和歌山まで戻ってきて、できるだけ歩かなくてすむところと駅前のみその商店街へ。派手な幟が目についた「多田屋」ののれんをくぐりました。
 「黄そば定食」(560円)です。黄(きぃ)そばとは、中華麺のことです。それをうどんなどの和風だしでいただきます。
 JR姫路駅の「えきそば」が有名です。わたしが勤めた大阪・なんばの会社近くの古くからの食堂でも、定食にスープでもプラスする感覚で出てきました。和歌山でも人気のようです。

 定食を頼んだのは、実は仕上げ。生中からスタートしました。

 とりあえずのジャコおろしです。

 ブリの刺身は、脂がのってます。

 昼飲みを楽しむ客もちらほらでした。夜はにぎわうのでしょう。

 紀州定食がどれも560円とは、今どき、素晴らしいです。

 多田屋
 050-5595-2019
 和歌山市美園町5-11-18

 帰宅後、整形外科で診てもらいました。レントゲン検査の結果、膝の軟骨がすり減ってますね。ということでヒアルロン酸の注射をしてもらいました。しばらくリハビリに通います。「痛くなければ山へもどうぞ」ということで、ひと安心です。

和歌山・御坊 「フィッシュテラス はし長」のおすすめ定食

 きれいな入り江の海岸線の向こうに看板が見えました。
 「熊野九十九王子を往く」の9回目は、紀伊内原から道成寺に参り、海岸線を印南まで24キロほど歩きました。
 そのルート上で楽しみにしていた昼飯です。ちょっと張り込んで勧められるままに「おすすめ定食」(2400円)です。
 イサキの姿造りをメーンにさざえ、そしていかなど3種盛りです。

 シコシコとかみしめると、磯の香りが広がります。

 食べきれるかなと心配になるほどの造りです。でもみんな、おいしく平らげました。

 半袖Tシャツ1枚で歩くほどの暑さでした。喉がかわきました。歩きの途中に大丈夫かなという不安を、飲みたいが上回りました、

 窓の下は、青い海です。

 すぐ横に広いいけすがあります。ここの魚をすくいあげて調理してくれたのです。

 車でやってきたのなら、土産にしたい魚がいっぱいです。

 フィッシュテラス はし長
 0738-29-2468
 御坊市名田町野島2368

 今夜も御坊泊です。ホテルの窓の下を、日本一短いローカル私鉄、紀州鉄道が走っています。
 「カン、カン」と遮断機の音がするたびに、窓に駆け寄ってカメラを構えてしまいます。

三田 かごの屋三田ウッディタウン店のらんまん弁当

 三田にある地域FM局・HoneyFMで7年半もの間、週一で放送されてきた「やまよもやまばなし」が最終回を迎えました。パーソナリティーを務められてきたFさんは、いくつもの山を一緒に登っている山友です。ゲストは、これまた学生時代からともに山に登っているSくんでした。ならばと、三田まで車を走らせ、フラワータウンにあるサテライト・スタジオで応援しました。
 放送後のランチは、かごの屋三田ウッディタウン店でFさんを囲んで「らんまん弁当」(1980円)をいただきました。

 お造りに枝豆の天ぷらなど、上手につくられていました。

 コーヒーも頼んで、山の思い出話なんかが尽きませんでした。

 かごの屋といえば、1階駐車場、2階店舗のイメージですが、ここは広い駐車場を前にした平屋でした。

 かごの屋 三田ウッディタウン店
 兵庫県三田市すずかけ台3-2
 079-553-0886

 「やまよもやまばなし」の生放送を、かぶりつきで見学させてもらいました。

 動画も撮影しました。

 記念撮影した応援団ら5人は、2週間ほど前に一緒に立山に登ったメンバーです。

 「やまよもやまばなし」(最終回)は、HoneyFMのHPで録音を聴くことができます。

和歌山・湯浅 湯浅米醤のおむすび定食

 9年ぶりに熊野街道・紀伊路の続きを歩き、ゴールはJR湯浅でした。
 駅前までやって来ると、おしゃれな建物がありました。湯浅駅の旧駅舎をリノベーションして、今年5月にオープンした食堂・物販の「湯浅米醤」でした。
 食堂のメニューは2択で、「おむすび定食」(950円)にしました。おむすびは具材が10種。焼きあじ大葉ともう一つを迷いました。「お薦めは?」と若い女性店員に聞くと、「きょうは茎わかめの佃煮ですかね」。「じゃ、それ」となりました。
 炊き立てほかほかのおいしいご飯です。最近流行の強く握っていない、ふんわりむすびです。たっぷりと具が詰まっていて、こりゃうまい!

 おこげのせんべいもついてきました。バリッとしたおこげは、噛むほどに甘さが染み出てきます。

 地元・有田川町の地ビール、ソラチプライム(750円)もいただきました。飲みやすくてフルーティーなビールでした。

 3つのビールが並んでいました。
 NOMCRAFT BREWING / ノムクラフト
 和歌山県有田郡有田川町長田546-1

 駅の待合室の雰囲気を残すスペースで、切り株をテーブル代わりにいただきました。

 こちらが食堂ですが、お好きなところでお食べくださいとのこと。駅ホームの横にデッキ席もありました。

 ショップもあります。湯浅といえば醤油です。いろんな醤油が並んでいました。玉子かけご飯用もあり、ちょっと気になりました。

 湯浅米醤
 070-9133-0737
 和歌山県有田郡湯浅町大字湯浅1075-2 JR湯浅駅

富山 白えび亭の白えび天丼

 旅の思い出は「食」からスタートです。
 山仲間に誘われて9、10日、立山に登りました。久しぶりの3000㍍峰でした。直前の台風接近でスケジュール変更などありましたが、予想に反して好天気。剱はもとより、槍、後立山、富士山と大パノラマを満喫しました。
 JRサンダーバード、新幹線と乗り継いで富山に着きました。駅ビルの「きときと市場とやマルシェ」に入って最初に目についた「白えび亭」で
昼飯にしました。頼んだのは当然ながら「白えび天丼」(1290円)です。

 白えびは富山湾の特産で、「海の妖精」とも呼ばれます。淡白な甘みと、ほんのりとした海の香りが口いっぱいに広がりました。

 タラの芽や赤かぶも添えられていました。

 ガリ(新生姜の甘酢漬け)がテーブルに置かれてました。

 細く切った昆布が混ぜ込まれてました。「昆布がり」という富山の特産品でした。
 酒の肴になりそうなまろやかな味に仕上がった生姜でした。 

 「白えびせんべい」が1枚、ついていました。デザートにいただくと、こちらもほのかな白エビの香りがするせんべいでした。

 ホタルイカにブリと、どれも食べてみたい海鮮が豊富です。

 白えび天丼専門店 白えび亭
 富山市明輪町1番220号 JR富山駅 きときと市場とやマルシェ
 076-433-0355

青春18 金沢のうまいすし、カミーノ仲間との再会

 青春18きっぷの旅も最終回(5回目)となりました。来年3月には北陸新幹線が敦賀まで延伸します。となると、青春では行けなくなる金沢に、うまいすしを食べに出かけました。
 YouTubeで調べると、金沢駅近くの回転寿司で「おいし~い!」と、独りでゼロ4つ近くも食べておられるチャンネルもありました。わたしは、普通オンリー利用の青春にふさわしい「おいしくてリーズナブルな店、教えて」と、金沢にお住いのカミーノ仲間のK氏に尋ねました。
 「ご一緒しますよ」と車で案内していただいた「海天すし金沢元町店」です。「本日昼十貫膳」(1998円)のセットを頼みました。
 ふぐの白子、甘エビよりおいしいといわれるがす海老・・・と地魚を中心に並びました。どこで揚がったのかわからないようなマグロはいません。

 天ぷらも、さりげなくうまいです。
 下に隠れているエビの殻のかき揚げのようなのが、サクサクと最高でした。

 もちろん生もいただきました。ドラーバーを務めていただいたK氏はノンアルで申し訳なかったです。

 こんなのが1貫づつ並んだのですから、贅沢です。

 海天ですが、回転はしてません。チェーン展開しているようです。

 海天すし 金沢元町店
 金沢市元町2-157-1
 076-253-4483

 ひがし茶屋街の近くにあるK氏の祖母の家です。赤壁が素敵です。
 ここにK氏が「カフェくわじま」をオープンされたのは、2016年のサンティアゴ巡礼路のフランス人の道で出会った直後でした。
 

 K氏も、わたしが5-6月に歩いたポルトガルの道に行く計画を立てておられます。先輩ぶって、あれこれと講釈をたれてきました。

 K氏のFBにいつも登場する「あうん堂」にも立ち寄り、ネットの世界から抜け出して師匠ご夫妻ともお会いすることができました。

 短い時間でしたが、車で案内してくださいました。
 卯辰山から見下ろす市街です。

 「冬のソナタ」さながらのメタセコイア並木です。

 秋は色づき、冬には真っ白になるそうです。

 近江町市場ものぞきました。加賀野菜のレンコンが並んでいました。

 解禁になったばかりの底引きで揚がった甘鯛なんかが並んでいました。

倉敷 常衛門食堂のおまかせ定食

 倉敷で大原美術館を見学し、川舟にも乗船して、さて昼飯です。こじゃれたカフェは、いくらでもあります。でも足を止めたのは、昔の町の食堂風の常衛門食堂でした。
 「おまかせ定食」(1200円)は、昨日はポークカツでした。小さな皿に、キャベツやマカロニとともにあふれんばかりでした。大きな皿におしゃれに盛ったカフェ飯との違いを強調しているようでもありました。

 厚さは1センチほどあろうかという分厚いポークです。ソースの海にたっぷりとくぐらせていただきました。

 奥さまのカニコロッケは、まるでアンパンでもあげたように真ん丸です。固形物はほとんどない柔らかいホワイトソースが詰まっていました。

 セルフの冷たいお茶を飲みながら、背の低いちゃぶ台で待ちました。

 1階でメニューを決めて先払いします。

 2階の和室でいただきました。隣には板張りの間もありました。

 広い庭がある一軒家がそのまま食堂になってます。

 細い路地の前に、消えかけた「食堂」の看板と、メニューがかかっているだけです。
 美観地区の入り口近くにあります。

 常衛門食堂
 086-454-7616
 岡山県倉敷市阿知2-22-2

福山・鞆の浦 鯛亭の鯛造り定食と対潮楼

 福山には昼すぎに着きました。大阪から車で3時間ほどでした。昼飯は、鞆の浦まで走って「鞆の浦 魚処 鯛亭」でいただきました。
 ここまで来ればタイです。迷うことなく「鯛造り定食」(1600円)です。
 そして、あたり前のことながらプリプリのタイです。

 こんな肴で一杯できたら最高なんですが、車でした。

 奥さまは「鯛茶漬」です。
 コンロで熱々の出汁を注ぎます。ご飯の上のタイが色づきます。横からひと口、いただきました。

 休日などは行列覚悟の人気店のようです。雨の平日で空いてました。

 鞆の浦 魚処 鯛亭
 084-982-0481
 広島県福山市鞆町鞆550-4

 雨が降ってましたが、福禅寺 対潮楼を見学しました。
 客殿からは、雨に煙る仙酔島や弁天島が浮かぶ鞆の浦の素晴らしい眺めを、まるで額縁越しに一望することができます。

 対潮楼は江戸時代の朝鮮通信使のための迎賓館として使われ、「日東第一形勝」と称賛されました。

 太平洋戦争で使われた望遠鏡が置かれていました。

 のぞいてみると(カメラをあてると)弁天島に立つ弁天塔がくっきりと見えます。

 観光船が瀬戸内に島々を巡ります。

 福禅寺 対潮楼
 広島県福山市鞆町2