小辺路・大股の民宿「かわらび荘」にチェックイン。近くの温泉に車で送ってもらうのを待っていると。
なんと! 日本200名山を踏破中の田中陽希さんがやって来た。まさか、まさか、のツーショットとなりました。気さくなかたです。同宿です。こんな偶然あるんですね。
陽希さんは、我々が2日かけて歩く十津川温泉のさらに先の吊り橋て有名な谷瀬から1日で歩いて来たそうです。途中に、200名山の伯母子岳があります。
日帰りバスツアー「語り部と行く! 熊野古道を歩く旅」(阪急交通社トラピックス)は、この秋になって初めてでした。9、10月の2回は、発心門王子から湯の峰王子を経て熊野本宮大社に到着するルートでしたが、わたしはパスしました。今回は、発心門王子から伏拝(ふしおがみ)王子を経てまっすぐに熊野本宮大社を目指しました。
伏拝王子は、はるか京の都から中辺路を歩いてくると初めて熊野本宮大社が見えるところです。その喜びのあまり、伏して拝んだところからこの名前がついています。写真右中央の谷間に白く見えるところの上部が、かつて熊野本宮大社があった大斎原です。
スペインのサンティアゴ巡礼路にも、初めてサンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂が見えるモンテ・ド・ゴソ(歓喜の丘)がありました。まるで同じです。
「紀の国」は「木の国」でもあります。
古道沿いの切り株には、必ずと言っていいほど石が積まれてました。サンティアゴ巡礼路の0.5キロごとの距離石、「モホン」の上にも、石は積まれてました。
日帰りバスツアー「語り部と行く! 熊野古道を歩く旅」のわたしにとっては5回目(29日)でした。午前7時20分に大阪・梅田を出発したツアーバスが熊野本宮大社のある本宮町の「道の駅 奥熊野古道ほんぐう」に着いたのはちょうど正午。高速を降りた田辺市街では土砂降りの雨だったのに、きれいいに晴れあがりました。さっそく弁当休憩となりました。
配られたのは、前回と同じ、「古道歩きの里 ちかつゆ」製です。メーンは熊野牛のすき焼きです。
柔らかい肉で、いい味付けです。
雨もあがったので、バスを降りて道の駅に設けられた休憩所でいただきました。
すぐ横を熊野川が流れます。
道の駅 奥熊野古道ほんぐう
和歌山県田辺市本宮町伏拝904-4
0735-43-0911
帰りは、「古道歩きの里 ちかつゆ」で休憩となりました。
喉を潤したのは「熊野古道麦酒」(310円)です。昼飯の弁当にもなっていた古代米を使ったという地ビールです。
いっしょにかじったのは、揚げたての「熊野牛コロッケ」です。お腹も空いていたので、2個をペロリといただきました。おいしかった。
古道歩きの里 ちかつゆ
和歌山県田辺市中辺路町近露 1810-1
0739-65-0715
日帰りバスツアー「語り部と行く! 熊野古道を歩く旅」(阪急交通社トラピックス)の4回目(26日)でした。日本全国で最高気温38度突破が続出。熱中症で倒れた人も多い猛暑日でした。中辺路も例外ではありませんでした。
コースは、わらじ峠、岩神峠、三越峠と峠越えを繰り返す10キロ超でした。ところが、岩神峠は一昨年の台風被害で通行止となっていて、そのう回路はただただ暑いだけの峠越えでした。前日のツアーでは、熱中症で倒れた参加者が動けなくなり、ヘリコプターで救助されたということを、後になって聞きました。
湯川一族の地に立つ湯川王子です。九十九王子の中では比較的格式が高い準五体王子です。皇太子さまも訪れています。
さすがに疲れた約7時間のハイキングでした。ペットボトルの水が3本(1.5リットル)も空になりました。
やっとゴールの発心門王子に到着です。語り部さんを中心に、万歳三唱しました。
ここまでくれば、あと1回で熊野本宮大社です。
猛暑日だというのに、歩いてきました。きのう26日は、「語り部と行く! 熊野古道を歩く旅ハイキング 弁当付き」という日帰りバス・ツアーの4回目でした。午前7時に大阪・梅田に集合したツアーバスが中辺路に着いたのは11時前でした。まずは弁当となりました。
ツアー弁当は、毎回、手作り感にあふれておいしいです。今回は、「古道歩きの里 ちかつゆ」製の弁当でした。鯨で有名な太地にも近いとあって、鯨のしぐれ煮が入っていました。小学校の給食を思い出すような、懐かしい味でした。
「紀州の恵み」がおいしいです。
前回、訪ねた牛馬童子像なんかがデザインされています。
これまでのツアー弁当
古道歩きの里 ちかつゆ
和歌山県田辺市中辺路町近露 1810-1
0739-65-0715
大阪・天満橋から歩き始めた「熊野九十九王子を往く」は、早くも「その6」になりました。梅雨の真っ最中だというのに、真っ青に晴れあがった日曜日(29日)、JR海南から紀伊宮原まで15キロほどを歩きました。暑かった。予定ではこの先の湯浅までのつもりでしたが、あまりの陽ざしに降参しました。
熊野古道は、今回初めて古道らしい雰囲気となりました。急坂の峠を2つも越えました。
五体王子社のひとつ、藤代王子社を祀る藤白神社は大きなクスノキに覆われています。
アガパンサス (紫君子蘭)の薄紫がきれいです。アゲハチョウが忙しく飛び回ります。
暑い一日でした。和歌山地方は、にわか雨もなくてカンカン照りでした。
「熊野九十九王子を往く」は、JR海南から歩き始め、藤白坂など急坂の2つの峠を越えたら、もう干上がりました。
山口王子跡まで下ってきた、JR海南駅近くのコンビニ・ローソンで買ってきた「新コシ塩むすび2個入」(307円)を開けました。きょうのコースは、途中にコンビニがないことは、わかってました。生ものも避けて、一緒に買った凍らせたお茶とともにタオルでくるんでザックで担いできました。
ほっとひと息つきました。にぎり飯2個とわずかなおかずでは、満腹とはいきませんが、満足しました。
まだ半分以上が凍っていたお茶をがぶ飲みしました。
道中に飲んだペットボトルは3本。途中の自販機で缶飲料も飲んでます。
「新コシ」とは、新しいコシヒカリということでしょうか。
それにしてもユニークな価格設定ですね。本体も税込も、丸めるなんてことはなくて、わが道を行くですね。
冷たい水道が出ています。東屋やベンチが設置されていて、ありがたい休憩ポイントです。
山口王子跡
和歌山県有田市道441-1
阪急交通社トラピックスの日帰りバスツアー「語り部と行く! 熊野古道を歩く旅」の3回目(21日)でした。牛馬童子ふれあいパーキングから小広王子まで9キロ余りを5時間ほどかけて歩きました。天気予報は「曇りのち雨」で、覚悟していましたが、最後までほとんど降られることもありませんでした。かえって大汗をかくこともなく、快適なウォーキングでした。
歩き始めてしばらくすると箸折峠の牛馬童子王子に着きます。
牛馬童子像(左)は、文字通り馬と牛にまたがった旅姿の高さ50センチほどの小さな石像です。2008年に頭部を破損されると災難にあったため、その部分の色が異なっています。
この辺りの王子の御神体が合祀されている近野神社(金毘羅神社)の急な石段にヤマユリが咲いてます。
「語り部と行く! 熊野古道を歩く旅ハイキング 弁当付き」という日帰りバス・ツアーの3回目でした。「曇りのち雨」と気になる天気予報でしたが、途中、ポツリときたかなという程度。かえって強い日差しはなく、格好のハイキング日和でした。
昼飯のツアー弁当は、1時間ほど歩いたところにある近露(ちかつゆ)王子でいただきました。
アマゴの素揚げに、頭からかぶりつきました。うまいです。
古道沿いにイタドリが茂ってました。そのイタドリの油いためが珍しいです。
すがすがしい空気と心地よい汗という天然の調味料もあって、煮物も具入り卵焼きも、そしてご飯も一層おいしいです。
今回は「グループはてなし」製です。地元の主婦グループの手作りのようです。
弁当を配り、空き箱を回収してくれたお母さんなんでしょう。
近露王子
和歌山県田辺市中辺路町近露字北野90