京都・鳥居本 「鮎茶屋 平野屋」の志んこだんごと抹茶

 雲ひとつない青空が広がりました。わが家近くの施設で暮らす義母と一緒にドライブに出かけました。嵐山まで走りましたが、まだ紅葉には早いようです。それでも渡月橋から天龍寺にかけての道は、観光客であふれています。そのまま走って鳥居本の「鮎茶屋 平野屋」に行きました。愛宕社の一の鳥居は修復中で足場が組まれていましたが、運よくその横に車を止めさせてもらえました。
 赤い毛氈が敷かれた床几でいただいたのは、名物の志んこだんごと抹茶との「一服」(840円)です。京都のしんこは「上新粉」からきており、それを蒸しています。ニッキ、お茶、白の3種がひねってあります。だんごに甘みはなく、きな粉をまぶした黒砂糖が甘さを演出していました。

 クロモジの枝の先をとがらした、手作りのような楊枝でいただきました。

 たまにいただく抹茶はおいしいものです。

 桜茶でしょうか。淡い花弁が浮かんでいます。

 餅といえば、嵯峨野鳥居本の[平野屋]で茶うけに出す糝粉(しんこ)餅も、私は大好きだ。もとより平野屋の売りものは糝粉餅ではない。鮎である。
 池波正太郎の「散歩のとき 何か食べたくなって」の一節です。
 司馬遼太郎も白洲正子もここでアユを食べてました。わたしも食べてみたいです。

 創業400年の老舗です。 

 柱には千社札がぎっしりと張られています。

 紅葉には、まだ早すぎました。

 平野屋 
 075-861-0359
 京都市右京区嵯峨鳥居本仙翁町16

「JR鍛冶屋線廃線30年 メモリアルウォーク」を歩く

 「JR鍛冶屋線廃線30年 メモリアルウォーク」を歩きました。
 鍛冶屋線は、兵庫・西脇の野村駅(現・JR西脇市)から北に13.2キロ、鍛冶屋駅まで走っていたローカル線です。大正12年に播州鉄道として開業、播州織物の運送などを担ってきましたが、平成2年に廃線となりました。その廃線跡に残された駅舎や整備された遊歩道などを巡るイベントでした。
 今年は、猛暑のためかわが町あたりの紅葉はまだまだ先のようです。でも、播州の廃線跡は、晩秋を感じさせる光景があちこちにありました。

 鍛冶屋線の跡地にできた日野北バイパスの開通プレイベントも行われていました。羽安駅では、無料でジビエ焼き肉なんかもふるまわれていました。

 鍛冶屋線の鉄橋をそのまま使った橋がかかっていました。
 山仲間で鉄ちゃんでもあるOさんと一緒に歩きました。

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グラーツ・エッゲンベルグ城の魅力と「豊臣期大坂図屏風」

 大阪城がオーストリア第2の都市、グラーツにあるエッゲンベルク城と友好城郭提携を結んで10周年となる11月2日、大阪歴史博物館で開かれた記念フォーラムを聞きました。
 グラーツからやって来た博物館長や学芸員が、グラーツの魅力や「大坂図屏風」があるエッゲンベルク城の城主などについて説明しました。残念ながらパワポの画質が悪く、説明も通訳は事前に用意されたテキストを読み上げているだけといった印象でした。
 広い会場は、わたしと同年配のいかにもヒマなリタイア組らで満員でした。それが、あちこちでコクリとしていました。
 この催しはエッゲンベルグ城と「グ」と表記していますが、わたしはこれまでエッゲンベルク城としてきました。

 エッゲンベルク城は、9月に訪れたばかりです。「エッゲンベルク城の『大坂図屏風』」に書いています。
 このときは英語のガイドツアーに入りました。おかげで「大坂図屏風」と対面できました。でも説明の方は、あまり理解できませんでした。もう一度、じっくり理解したかったのです。
 

 大阪城天守閣の北川央館長の話になると、がぜん、おもしろくなりました。やはり日本語です。
 豊臣期に城は黒色、徳川期は白色という通説はウソ。という説明の結論は、屏風の大坂城は白黒のミックスです。再建された大阪城も白黒です。これで正解です。
 屏風では大坂城を正面にして「極楽橋」(赤丸印)がかかっています。橋には壁があり、屋根には櫓が載っています。この櫓が、後に徳川家の命で豊国神社(京都)に移築され、さらにびわ湖に浮かぶ竹生島に移されたそうです。
 北川館長らのこんな分析から、屏風が慶長元年(1596年)から同5年の間の大坂を描いていると時代特定がされたのです。

 西国巡りをしていた時(2008年)に訪れた竹生島です。移築された唐門を記録していました。これが屏風に描かれた極楽橋の現存する姿だったのです。

 エッゲンベルク城でもらったのと同じ日本語のパンフレットを資料としていただきました。
 屏風の画像は、このパンフレットのものです。

 馬場町の交差点の南西角に立ってます。この辺りの景観は、大阪府警などわたしが新聞記者時代に毎日のように通っていた時とはすっかりと変わりました。大阪府庁だけはそのままでした。

 大阪歴史博物館
 大阪市中央区大手前4丁目1-32
 06-6946-5728

 大阪府庁前から見る大阪城は、あたりまえながら同じでした。

キース・ジャレット 懐かしの「ザ・ケルン・コンサート」を聴く

 キース・ジャレットのピアノをCDで聴きました。懐かしの「ザ・ケルン・コンサート」です。30~40年前にカセット・テープにダビングして、何度も何度も聴いていました。音源は何だったかも記憶にはありません。CDは先日、アマゾンで中古を買いました。
 1975年1月24日に、独・ケルンのオペラ劇場でライブ録音された完全即興のソロ・コンサートです。まだLPが全盛だった時代です。
 耳に馴染んだフレーズが蘇りました。時にうなり声が混じり、床を踏む音まで入ってます。
 こんな音だったとは思いますが、ちょっと金属質にも聞こえます。
 気になって、このところの愛聴盤であるアリス=紗良・オットのCD「NIGHT FALL」に替えてみました。これは安心してピアノの音が聴けます。1か月余り前に、ベルリンのフィルハーモニーで生を聴いたばかりです。まあ、ライブ録音とスタジオ録音、さらに録音年代の差ということにしておきましょう。
 CDを久しぶりに聴いたのは、プレーヤーが新しくなったからです。といっても20年ほど前の「DENON DCD-1650AZ」です。それなりの銘器でした。「ジャンク品(動作不良)」というのを、ヤフオクで格安で2台落として、1台をドナーにして合体修理しました。正確な測定はしていませんが、機嫌よく回っています。 

 キース・ジャレットは、クラシックの正統派演奏でも聴かせてくれます。
 J.S.バッハの「平均律クラーヴィア曲集」の第1、2巻(各2枚組)もあります。時間をみつけてゆっくりと聴きましょう。
 
 

西宮 カトリック夙川教会で「ロ短調ミサ曲」を聴く

 カトリック夙川教会で、J.S.バッハの「ロ短調ミサ曲」を聴きました。
 指揮・テノールは畑儀文、大阪バッハ合唱団の合唱でした。奥さまもソプラノで歌ってました。
 この教会で聴くのは3度目です。席は自由です。早くから並んだので、1階の前列でも座れたのですが、2階の最前列にしました。教会の高い天井に舞い上がる音楽を聴きたかったのです。狙い通りに、大合唱団の迫力に富んだ美しいハーモニーに包み込まれました。鳴り渡るトランペットの響きが、圧巻でした。
 バッハ晩年の2時間にも及ぶ大作ですが、テンポの良い運びにぐんぐんと吸い込まれてゆきました。

 尖塔が美しい教会です。

 カトリック夙川教会
 西宮市霞町5-40
 0798-22-1649

京都・出町 「田舎亭」の玉子かけご飯セット

 京都・下鴨で、あやうく「昼飯難民」になるところでした。
 1軒目。ネットの評価などで食べたいと思っていた下鴨神社近くのうどん屋は、予定外の臨時休業。
 2軒目。ちょっと西に歩いた人気洋食店は、もう2時に近いというのに「すみませんが最低で40分のお待ち願います」。
 3軒目。そこから南へこれまた歩いた洋食店は、すでに1時半に営業終了。
 4軒目。出町まで歩いて目指したサバ寿司のおいしいうどん屋も、ちょっと前に店を閉じて、店員らが食事中。
 万策尽きかけところ、河原町今出川の交差点の向こうに暖簾がかかった「田舎亭」が見えました。まるで砂漠のオアシスでした。よく冷えたビールがうまかったです。
 「玉子かけご飯セット」(800円)です。温かなご飯に、こだわりの玉子とチリメン山椒なんかが載っています。薄めの出汁醤油をかけてぐちゃぐちゃと混ぜると、これはいい味です。

 ミニそばです。これも出汁を味わうためについているみたいです。

 どこにでもありそうな店名ですが、わたしが少年だったころに、ここの近くにあったレコード店で初めてEPを買ったころにもあったはずです。近くにある大学に通った奥さまは知ってました。

 隣は駐車場です。奥まで見渡せます。ウナギの寝床です。幅3㍍ほどの店は、列車食堂のように細い真ん中の通路をはさんで、両側にテーブルとボックスシートが並んでいます。
 午後3時を回っているのに、少なくとも観光客とは思えない客が途切れませんでした。

 田舎亭
 075-231-3819
 京都市上京区今出川通河原町西入大宮町313

 食事のあと、下鴨神社をもう一度ブラブラして、北山の京都コンサートホールに向かいました。
 「京都の秋 音楽祭」が開かれています。

 「時の響きスペシャル ショパンコード」を聴きました。
 作曲家でピアニストの西村由紀江は、御年50オーバーとは思えない美貌とスタイルです。ショパンの「別れの曲」から「101回目のプロポーズ」の音楽まで、楽しいひと時でした。次に登場したソノダオーケストラもおもしろいショパン・ジャズを聴かせてくれました。ところが、最後のゲストで、見事にずっこけました。「どこがショパンなの??」

 ラグビーの日本-南ア戦が気になったので、アンコールは聞かずにそそくさと退出しました。

The Ugly Duckling~みにくいあひるのこ

【英語版】

【日本語版】

 英会話のMelra先生らと進めているYouTube Projectで、「The Ugly Duckling~みにくいあひるのこ」を制作しました。
 原案と英語ナレーションがMelra、日本語ナレーションとプロデュースがMarigold、制作がHugh(わたし)です。
 原画は、絵本作家のあさいさやかさんにお願いしました。

 「メルラのバイリンガル英会話」はこちら。

ベルリンの響き ロウヴァリとアリス=紗良・オットがラヴェルのピアノ協奏曲で共演

 ベルリン・フィルハーモニーのアーカイブで、「ロウヴァリとアリス=紗良・オットがラヴェルのピアノ協奏曲で共演」が公開されています。
 ベルリンでの感動のコンサートです。わたしは初日20日に聴きました。この画像は同じプログラムの21日の収録です。

 ベルリンのクラリネット、ヴェンツェル・フックスがインタビューしてます。紗良の生き生きとした表情が素敵です。

 ベルリン・フィルハーモニー ベルリンの音と天女の響き

イェンバッハ 3つのレールの結節点

 イェンバッハはインスブルックからOeBBの特急で東へ15分ほど。人口7000人ほどの町です。ここから南と北に2つの私鉄が走っています。
 ツィラータールバーン(Zillertalbahn)は、南に32キロのマイアーホーフェンまでを結んでいます。
 週に何日かはノスタルジックな蒸気機関車が1日1往復、運行されるようです。残念ながら運休日で、SLの姿はありません。

 SLに似合いそうなクラッシックな客車です。

 イェンバッハのOeBBのホームには、2つの鉄道への案内があります。

 アッヘンゼーバーンは、OeBBの横にあるホームから出発します。

 インスブルックから乗ってきたOeBBのレギオナル・ツーク(各停)です。

 車窓からは、雪を覆った尖った山々が連なって見えて、飽きることがなかったです。

 帰りのホームです。
 東に行けば、ドイツのミュンヘンです。
 西に行けば、インスブルックを通ってイタリアのボローニャです。

 かわいらしい駅ですが、駅前には何もなさそうです。

 ボローニャ行きのオイロシティー(EC)がやってきました。