St.Gallenの町を見下ろす丘の上に上がりました。茶色い屋根が美しく、中央に大聖堂の塔が見えます。
M醇・legbahn というケーブルカーです。これで丘まで上がります。
自動運転のケーブルカーが降りてきました。
だれもいないケーブルカーの駅です。自動販売機があります。料金表を見て、2人分の5CHFをいれますが、「チャリーン」と戻ってきます。どうしたものかと困っていると、あとからやって来た婦人が教えてくれました。先に人数などのボタンを押してから、料金のコインを入れます。たったそれだけのことです。それが、わからないのです。
写真左側に一部が写っている黒い機械は、使用日時の刻印機です。買ったばかりの乗車券を差し込むと、「回数券の人だけが押すの」と先の婦人が自分の回数券を見せてくれました。親切です。おかげで、ちょっとあきらめかけたケーブルカーで丘の上に上がることができました。
苦労の末に手に入れた乗車券です。
ケーブルカーといっても、車両は1両。すれ違いはありません。自動運転のエレベータのような感覚です。
親切だった婦人は、自転車ととも乗ってました。丘の上に住む人たちの日常の移動手段のようです。
丘の道を町を見下ろしながら歩きました。坂を下ると貯水池のようなところに出ました。
晴天とはいえ、ちょっと寒いと感じる天候なのに、ちょっとした日差しを惜しむように池では泳いでいる人が。芝生では、甲羅干しの人も。
白い窓に緑色の雨戸、赤い花。ため息がでます。どうしてこんなコントラストになるんでしょう。