【 paso a paso 3 2023/05/28 】
巡礼第11日 スピリチュアルの道を行く
ポンテペドラの町を出ると、ポルトガルに道は平野部をまっすぐに北上して、2日でパドロンです。ところが、そのヴァリエーション・ルートである「スピリチュアルの道」が、最近では人気となっています。山を越え、海を渡りと変化に富んでいます。
2000年の昔、聖ヤコブ(サンティアゴ)の亡骸を載せた小舟が遡ったルートをなぞるという道です。そちらに進みました。
ポンテペドラの町を抜けます。海に近いせいか、人気のない道をカモメが飛んでいました。
この辺りはリアス式海岸になっていて、ポンテペドラは入り江の最奥部ににあります。
しばらく歩くと分かれ道です。
スピリチュアルの道の案内看板です。
1日目は山を越えてアルメンテーラまで。2日目は大西洋に向けて下りヴィラノーバ・デ・アロウサまで。3日目は船でパドロン近くまで渡ります。
詳しくは http://osalnes.com をご覧ください。
セントラル・ルートは、右の高架橋をくぐって行きます、
わたしは少数派の左です。
この日はうす曇りでした。
道を誤ったかなとMAPを調べていると、このおじさんは反対側から歩いてきました。ちょっとわかりにくい区間でした。
病院か何かに使われている立派な施設でした。
カフェが開いていたので、朝食です。お決まりの3点セットです。
降雨を警戒して派手なザックカバーをかぶせていました。
入り江に沿って歩きました。
海に向かったオレオ(高床式倉庫)です。
峠に向かって、一気に登ります。
ドナティボ(寄付)のクーラーボックスが置かれていました。汗をかいたところだったので、ありがたくペットボトルを1本、ちょうだいしました。もちろんお代は支払いました。
登り道は続きました。
道の先はガスっていました。
スパニッシュブルームなんでしょうか。
峠を越えて、谷を下りました。
アルメンテーラ修道院です。クルマでやってくる人が絶えませんでした。
修道院の前のバルです。客は多いですが、ほとんどが礼者ではありません。
とうちゃこビールです。
ここのお通しのヒヨコ豆煮込みもおいしかったです。
この辺りではここだけの宿泊施設である公営アルベルゲです。チェックイン開始を待ちました。
さて、夕食です。15分ほど歩いて修道院近くのレストランへ行きました。
プルポ(タコ)です。
日本のタコワサほどプリプリとはしていません。むしろムッチリですが、これがうまいです。
ヴィーノ・ティント(赤ワイン)は欠かせません。
アルベルゲに居合わせた6人でテーブルを囲みました。
向かい合わせたオーストラリア人男性に、プルポをどうぞと勧めました。「ビーガンだからいらないよ」と、野菜サラダをほおばっていました。