大阪・千日前 「若狭家」の荒磯丼

若狭屋1

 なんばウオークから千日前に上がりました。久しぶりに「○座」のラーメンでも食べるかと歩いていると、ちょっと手前で目にとまりました。「荒磯丼 1960円→980円」の手書き黒板が出ていた「若狭家 難波店」です。
 数えてみると、確かに10種の海鮮がのっています。ウニもイクラも…。980円かと思えば、これは立派なモノです。でも1960円で登場することはないような。敵の術中にはまったような気もしますが、とりあえずおいしくごちそうさまでした。
 醤油が、そのままの醤油とわさびを溶かし込んだ醤油の2種類があるのが、ちょっとかわってました。

若狭屋2

 

若狭家4

 
 10種類とは、ウニ、いくら、ネギトロ、まぐろ、サーモン、ロコ貝、帆立、かつおのタタキ、イカ、ボタン海老-です。

若狭屋3

 「Hot Pepper」のプリントアウトを持っていくとソフトドリンクがサービスのようです。

神戸・南京町 「劉家荘」Part2 焼鶏 

焼鶏1

 神戸南京町の劉家荘の名物は本場中国のローストチキン「焼鶏(ショウケイ)」のようでした。
 「当店の『焼鶏』は、中国の長い伝統から生まれた昔ながらの調理方法に当店独自のスパイスを加え新鮮な若鶏を一羽ずつまる一日かけて念入りに手造り致しました高級家庭料理の自信作です」
 これは食べなくては-と半羽(1350円)を持ち帰りました。半羽といってもかなりのボリュームで、皿に盛っているのはその半分くらいです。

焼鶏2

 今夜のわが家のメーンになりました、あとはタコとトマトのマリネ、ビールのあてに最高の枝豆です。
 焼鶏の味は、調味料の味がしっかりきいていて、なかでも山椒(?)が、おいしくいただきました。

焼鶏3

大阪・難波 満州屋の辛し高菜ラーメン

満州屋1

 久留米ラーメンの「久留米とんこつしぼり 満州屋が一番」です。南海通を入ったところに、先日、開店しました。どんな味かと探検しました。店の前の自動販売機で食券を買う、最近のスタイルです。あまり考えていなかったので、とりあえず押しやすい端っこのボタンにあって目についた「辛し高菜ラーメン」です。
 こってりとしたとんこつ味です。「天下一品」にも似たような味ですが、そのうち高菜の辛さが全体に広がったせいか、スープのおいしさがわからなくなってしまいました。おかげで、汁をすすることもなく、器の文字も半分くらいしか顔をみせてくれませんでした。これは選択を誤ったようです。
 次は自慢の餃子を食べにくることにしましょう。よく冷えた生ビールとともに。

満州屋2

満州屋3

大阪・空堀 冨紗家のとんとん焼

冨紗家1

 大阪・谷九(谷町九丁目)近くで昼になりました。どこで食べるかと空堀(からほり)商店街を歩いていると、「●▲■焼」の看板に出くわしました。新聞か雑誌に紹介されたのを読んだ記憶がありました。
 「創作お好み焼料理」の冨紗家空堀本店です。「○△□焼」は、まんだらやきと読むそうです。
 一品目は「キムチ焼そば」です。野菜炒めのようにキャベツたっぷりの焼きそばに白菜とニラのキムチがはいって、ピリッとした変わった味です。
 

冨紗家2

 二品目は、名物の「とんとん焼」です。小麦粉は使わず、山芋を衣にして豚肉とキャベツを焼き、オムレツのように玉子でくるんでます。ソースは甘めで、柔らかい口当たりが何ともいえません。

冨紗家3

冨紗家4

 空堀商店街は、日曜日なので閉まっている店が多かったです。でも、「ええ、こんなとこで買い物する人、いるの?」と、ちょっと楽しくなるような時代を超越した店もありました。

初夏を味わう日本料理

初夏の味1

 6月の料理教室・野菜料理の会は「初夏を味わう日本料理」でした。

初夏の味2

 「米なすの変わり田楽」です。米なすをくりぬき、まず外側だけをオーブンで焼きます。詰め物は、くり抜いたなすとシメジ、さやいんげん、鶏もも肉を田楽みそとともに炒めたものです。

初夏の味3

 「きぬた巻き」は、うりをかつらむきして、大葉、長いも、おくら、かに肉を巻いてます。合わせ酢で味付けしてます。

初夏の味4

 「ししとうのゆかり炒め」です。ししとうをごま油で炒め、みりんとしょうゆで味付けし、ゆかりを加えています。簡単ですが、かなり気に入りました。これは家でも作るでしょう。

初夏の味5

 「冷やし茶碗蒸し じゅんさいあんかけ」です。具のはいっていない茶碗蒸しに、じゅんさいを浮かした出汁をかけてます。どちらも冷やしています。生わさびがアクセントになって、涼しい汁になってます。

初夏の味6

 「枝豆と新しょうがののごはん」です。こんぶと酒をいれて炊いたごはんに、新しょうがと枝豆を混ぜているだけです。
 これで日本料理の一汁三菜ができあがりました。

千日前いづもやのまむし

いづもや2

 柳吉はうまい物に掛けると眼がなくて、「うまいもん屋」へしばしば蝶子を連れて行った。彼にいわせると、北にはうまいもんを食わせる店がなく、うまいもんは何といっても南に限るそうで、それも一流の店は駄目や、汚いことを言うようだが銭を捨てるだけの話、本真にうまいもん食いたかったら、「一ぺん俺の後へ随いて……」行くと、無論一流の店へははいらず、よくて高津の湯豆腐屋、下は夜店のドテ焼、粕饅頭から、戎橋筋そごう横「しる市」のどじょう汁と皮鯨汁、道頓堀相合橋東詰「出雲屋」のまむし、日本橋「たこ梅」のたこ、法善寺境内「正弁丹吾亭」の関東煮、千日前常盤座横「寿司捨」の鉄火巻と鯛の皮の酢味噌、その向い「だるまや」のかやく飯と粕じるなどで、いずれも銭のかからぬいわば下手もの料理ばかりであった。
 新世界に二軒、千日前に一軒、道頓堀に中座の向いと、相合橋東詰にそれぞれ一軒ずつある都合五軒の出雲屋の中でまむしのうまいのは相合橋東詰の奴や、ご飯にたっぷりしみこませただしの味が「なんしょ、酒しょが良う利いとおる」のをフーフー口とがらせて食べ、仲良く腹がふくれてから…

いづもや1

 織田作之助の「夫婦善哉」にも登場する「まむし」のいづもやです。「うまいのは相合橋東詰の奴」という店はなく、「千日前の一軒」です。
 腹開きしたウナギの蒲焼きが、ご飯に「まむし」てあります。
 当たり前の町の食堂の風情です。まむしは蒲焼きが2切れは「並」(750円)、3切れだと「上」(1050円)、4切れだと「特」(1400円)。「ご飯の量は一緒やし」と。
 で「上」と肝吸いを頼むと、「はい、1250円」とその場で支払い。待つ間もなく、蒲焼きがご飯に隠れたまむしが登場しました。まあ、「夫婦善哉」のイメージがありすぎたのか、お味の方はそこそこ。ウナギは、ご飯の水分を吸ったためか、ちょっとデレーッとしてました。

いづもや3

いづもや4

 千日前いづもやは、千日前と南海通の角にあります。

大阪・千日前 天丼の店の天丼

天丼の店1

 「天丼の店」が屋号です。あるのは天丼(550円)だけ。あとは赤だし(50円)をつけるかどうかの選択肢しかない、このシンプルなこと。さっくり揚がった海老天2匹とノリが、あたたかなご飯にのっているだけの天丼も、きわめてシンプルだ。
 カウンター5席だけの小さな店だが、いつもいっぱいになっている。

天丼の店2

 「五百五十円」の文字は、何度か書き換えられた形跡が残っている、初めて食べたときは、いくらだったのか。もちろん、忘れてしまった。

天丼の店3

ニューライトのBセットランチ

ニューライト1

 Bセットランチです。煮込みハンバーグです。ちょっと小ぶりですが、ソースもおいしいです。フライは鮭でした。こちらも厚くはありませんが、パリッと揚げたてです。

ニューライト2

 ラーメンです。というか、なつかしい中華ソバといった味です。さっぱりとした汁も素敵です。

ニューライト3

 上の2皿とご飯をつけてセットのランチ(800円)です。このボリュームはたまりません。もちろん味も。
 後から入ってきた学生が頼んだカレーはなんと450円です。Aランチも450円。トンカツ+ラーメンのAランチは680円です。今どき、この価格は注目です。
 名物は「セイロンライス」(これも450円)らしいです。でも、頼んでいる人はなく、どんなものか不明でした。

ニューライト4

 四つ橋線のなんばからアメリカ村にはいったところにあります。お世辞にもきれいとはいえません。いや、ちょっとびっくりするくらいの外観です。内部もその印象を裏切りませんが、味と価格がすべてを補ってくれます。

京都・岡崎 六盛の手をけ弁当

六盛1

 京都・岡崎の六盛(ろくせい)です。「手をけ弁当」は登録商標だそうです。その手をけ弁当(3150円)です。京都の料理らしく、ちまちまといろいろ入ってます。
 
 鰆の塩焼き、海老、玉子豆腐、蓮根、紅葉麩、椎茸、筍、小芋、蕨、莢隠元、南瓜、蒲鉾、雲丹のクラゲ和え、麩饅頭、葡萄、こんなものでしょうか。いや、魚の卵をいれたような練り製品もありました。

六盛2

 季節のご飯がついてきます。きょうは生姜ご飯でした。
 赤だしには湯葉が浮いてます。

六盛3

 胡麻豆腐が付きだしでした。

六盛4

 

六盛5

 六盛 京都市左京区岡崎西天王町71 
 女房の母校、「堀音」(今はなき京都市立堀川高校音楽科)の前にあります。

鯖街道・栃生 まる姫の鯖寿司

鯖寿司1

 鯖街道の2回目を歩きました。保坂から朽木の宿を越え、安曇川沿いに坊村まで。途中で雨が降りだし、早々の退散となりました。
 昼食は今回も鯖寿司です。「まる姫」という店です。生の鯖寿司と焼き鯖寿司がセットになっています。鯖の身の分厚いこと。身とご飯との間に紅生姜がはさまり、胡麻が散らしてあるのは、初めての体験です。
 鯖は脂もうまく回っています。いかにも手作りといった雰囲気ですが、おいしいです。

鯖寿司2

 鯖寿司とうどんがせっとになってます(980円)。うどんにのっている揚げの厚さにびっくりしました。厚揚げというほどではありませんが、食感はそれに近いほどです。

鯖寿司3

 うれしいことに生ビールがありました。結構、結構…。

鯖寿司4

 ここの鯖寿司は、他と比べて安めです。

鯖寿司5

 朽木村(現在は高島市)栃生(とちゅう)の国道沿いに、何軒かの鯖寿司屋が並んでました。
 京は遠ても十八里 その2はHP版をこらんください。