愛宕山 ケーブル廃線跡を直登する

 京都の西北にそびえる愛宕山。その麓の清滝から山頂に向けて、かつてケーブルカーが走り、山頂にはホテルや飛行塔がそびえる遊園地があったそうです。昭和初めのころです。太平洋戦争末期に鉄供出で廃線になってから、すでに75年ほどの歳月が流れました。今でもコンクリートの軌道敷は残り、いくつものトンネルをくぐるちょっとした「探検ルート」になっていました。
 独りで出かけたものの、怖気づいて途中で引き返したことがありました。今回は、山仲間2人の同行もあって念願の「ケーブル廃線跡を直登」を達成しました。

 廃線ルートには6つのトンネルがあります。2つは通行不能ですが、残りは暗闇を進みました。
 第1トンネルの出口は、土砂が流れ込んでいました。

 路肩が崩れ落ちていて、こわごわ進みました。

 山頂のケーブル愛宕駅が、雑木林の中の広場に取り残されていました。

 愛宕山の山頂からは、遠くの山々がきれいに臨めました。比良連山の蓬莱山から武奈ヶ岳までもくきっりとしていました。

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