神戸 竹中大工道具館「大工さん展」で木組を楽しむ

 JR新神戸近くにある「竹中大工道具館」を楽しみました。竹中工務店の企業博物館です。「近世職人文化とその伝統」を伝える大工道具などが展示されています。
 わたしが引き込まれたのが「木組」です。
 丸太が縦横下に交差しています。梁と柱です。
 昔の大工は、「手間」かけてこんな緻密な細工を施したのです。組み上がると内部の構造はわかりません。
 ばらしてしまうとこんな具合です。
 順番に再現してみました。


 いろんな継手があります。

 どうしても解体できなかったのがこの「四方鎌継」です。知恵の輪を解くように、あちらこちらとひねりましたが、びくともしません。

 やって来た小学生が、「ぼく、知ってる!」といとも簡単に分解しました。脱帽です。
 斜め45度にずらすのでした。

 実際にこんな複雑な木組が使われていた建築物もあるそうです。
 今では、木工の実技の腕前を調べる課題にもなっているそうです。

 なんだ、このすごい布のような鉋屑は。
 わが家の鰹削り器がうまく削れなくて、今朝も刃物を研いだばかりです。それでもなかなかうまくいきません。ちょっとは見習いたいです。

 名工の切っ先鋭い刃物が並んでいます。

 こんな道具で材木を切り出していたのです。

 さて、クイズ。
 酒瓶を木製の矢が貫通しています。矢じりも矢羽根も瓶の穴より太いです。答えは、驚くべき木の特性にありました。

 静かな休憩室があります。

 たった100円のコーヒーをいただきました。

 山友だちのFさんに招待券(カンナの部分が半券)をいただきました。ありがとうございます。

 3年前にもやってきたことがあります。でも、その日は休館日でした。

 竹中大工道具館
 神戸市中央区熊内町7-5-1
 078-242-0216

神戸・元町 順徳のネギ汁そば、青椒肉絲、炒飯

 何年かぶりの神戸での中華です。といっても、ネットで調べて初めて行った「順徳」は、「ネギ汁そば」(700円)が一番人気と思われるすこぶるリーズナブルな店でした。
 昔、よく行った店は既になく、その横の路地を入ったところです。
 メニューには「葱油麺」と書かれています。なるほど脂が浮いています。でもこの白湯は秀逸です。たっぷりの野菜が煮込まれているのでしょう。あっさりとしていながら、深い味わいに、最後まで飲み尽くしました。


 
 シャキッとしたネギと、トロリとして甘いチンゲン菜が、主役の細麺を引き立てます。

 東京五輪オフィシャル・ビールで料理を待ちました。

 オーダーを考えて出てきた最初の一品です。
 「青椒肉絲」(1500円)です。白ネギや飾り切りしたニンジンが入っています。

 濃厚味です。油もこってりです。うまいです。

 2番目にでてきた「炒飯」(700円)です。こちらも油っ気はそこそこあり、こってり、かつパラパラです。
 少食な奥さまと2人でシェアしました。満足な量でした。

 入る前のちょっと見は、「こんな店で大丈夫?」という外観でした。でも大丈夫。次々と客がやってきて大繁盛でした。

 順徳
 078-331-5320
 神戸市中央区北長狭通3-4-7