京都北山の雲ケ畑・足谷までヤマシャクヤク(山芍薬)に会いに行きました。ちょっと盛りは過ぎていました。すでに花弁を落としたのも混じりましたが、わたしを待っていてくれたのも。
ノーブルな純白の花弁の内に、雄しべが放射状に並んでいます。
飽きることなくシャッターを切りました。
のぞき込んでしまいます。
花の命は短いです。
つぼみもあります。
恥じらいの表情です。
日本在来種のヤマシャクヤクは、茎頂に1つの花をつけます。
ボタやシャクヤクは茎頂と腋芽に花をつけるそうです。
親子のように。
そ知らぬふりして。
クリンソウとコラボも。
わかりにくいですが、あちこちに咲いています。
ヤマシャクヤクなどの保護活動をしている「雲ケ畑・足谷 人と自然の会」が発刊しているガイドブックです。
ページをくると、ボタン科ボタン属の項で、ヤマシャクヤクとベニハナヤマシャクヤクの違いが説明されています。
雲ケ畑での明確な違いは開花時期です、ヤマシャクヤクは5月初旬、ベニハナヤマシャクヤクは6月初旬に咲きます。
2年前の6月にもやって来たことがあります。
その時に見たのはベニハナヤマシャクヤク(上)でした。ヤマシャクヤク(下)と並べましたが、違いがわかりません。
京都・雲ケ畑 足谷でベニバナヤマシャクと会う
【2023/05/02 10:47】
雲ケ畑岩屋橋からさらに林道を進むと、道路わきに足谷小屋が立っています。人と自然の会のベースでもあります。
京都市内を車で抜けて、1時間半ほどかかりました。
入山には許可が必要です。わたしは前日にメールで届けていました。
小屋におられたメンバーの方にあいさつしました。わずかですが活動にカンパしたお礼としてガイドブックをいただきました。
谷を詰めるように林道(作業道路)が延びています。
スギ林の中を気持ちよく進みます。
青空の良い天気です。
谷水が滝のように流れ落ちています。
クリンソウの群生地がある九芍亭近くまでやってきました。
小川を埋めるようにクリンソウが群生しています。
まだ咲き初めで、九輪(くりん)に一段目です。
ツリーハウスのような休憩施設の九芍亭です。「きゅうしゃく」は、クリンソウとシャクヤクですか。
テーブルをかりて昼飯にしました。
上賀茂神社近くのスーパーで買ってきた「ご馳走巻」と「だし素麺」です。
レジで「お箸いりますか?」と聞かれました。「お願いします」と返答したはずなのに、ありませんでした。
まだ冷たさがのこる素麺がおいしかったです。ザックの中を探して見つけたスプーンでいただきました。