おいしそうな自家製ピーマンをいただきました。今夜もわが家の食卓を彩ってくれました。
向田邦子が残したレシピに「ピーマンと油揚げ」があります。わたしも向田さんに倣ってピーマンを千切りにしました。ちょっと太いですが、まあよしとしましょう。
焼いた揚げとともにだし醤油で和えれば完成です。
「無限ピーマン」というレシピもありますが、よく似たものです。いくらでも食べ進んでしまいます。
説明するまでもありません。
ピーマンを30秒ほど湯通しします。
揚げはフライパンで両面を焼きます。
どちらも細く切って、だし醤油で和えました。
冷奴には、冷蔵庫にあった大葉の醤油漬けを載せました。
もう一品は、牛肉の切り落としをタマネギと炒めました。
味付けは、甘辛くするのや、オイスターソースを使うレシピが多いです。わたしは、火を止める直前にウスターソースをかけただけです。
ウスターソース、いや単純にソースです。ソースと醤油は、昭和の家庭の食卓にはこれしかない調味料でした。味の素も加わったかな。
肉屋で揚げたトンカツやコロッケについてきた千切りキャベツに、ソースをかけて食べるのが、最高のごちそうでした。
わたしの味覚は、そのころの原体験の延長線上にあるのでしょう。