帰宅途中に「お立ち」でちょっと一杯といういことは、ほとんどなくなりました。「もう帰ってきたの」と言われつつ、まっすぐに帰宅する毎日です。
でも、ちょっと一杯だけ飲めるところがあればと思ってました。アテは不要です。そんな店が、あまりありません。
阪急三番街の紀伊国屋前には、ビールの立ち飲みスタンドがあり、「小」は200円です。でもここは、のどが渇いているときにゴクリとすれば、ほんの10秒です。もう少し落ち着けるところが・・・。
JR大阪駅の南北通路の改札内にある「DELI CAFE EXPRESS」のメニューのアルコールの項に1行、「カールスバーグ 450円」とあるのを見つけました。
よく冷えたグラスと、コーラのような瓶に入ったのを手に、窓際の席に。目の下を、乗らなかった快速が発車していきます。
クラブボトルだそうです。
デンマーク産のカールスバーグは、昨秋、バルト海を渡る「渡り鳥ライン」の列車で飲んで以来です。
広げている文庫本は、高千穂遥著「ヒルクライマー」です。自転車に乗り始めたころに同じ著者の「自転車で痩せた人」を読んでましたが、こんなストーリーテラーであることは知りませんでした。おもしろくて一気に読み進んでいます。
このカフェは、快速が遅れて、バスに乗り遅れたときにやってきてます。
DELI CAFE(デリカフェ) EXPRESS
大阪市北区梅田3-1-1
06-6347-8620
高千穂先生は日本SF小説界の重鎮であらせられるのでー。
そうなんですか。あまり縁がない領域なんで、無知をさらけ出しました。
いえいえ。突然自転車に目覚められて、体型はおろか人相まで変わられたので驚きました。しかし、自転車とそれを中心とした生活にも「設定」や「理屈」の整合性を追求していく姿勢には、ハードSFにも通じる何かを感じます。アニメ化もされた代表作『クラッシャージョウ』や『ダーティペア』はスペースオペラですが(笑)。