景色も、長さも、日本一 ケーブル延暦寺駅

 久しぶりに比叡山に登ったのには、たくさんの目的がありました。「近畿の駅百選」のケーブル延暦寺駅の踏破、「秘境駅へ行こう!」のケーブルもたて山駅とほうらい丘駅の探訪、さらに世界遺産の延暦寺・根本中堂の撮影でした。

 ケーブル延暦寺駅は、大正14年(1925)に建築された洋風鉄筋2階建てです。同じ年に建築された麓のケーブル坂本駅とともに国の登録有形文化財に登録されています。

 ケーブルは全長2025メートル、11分で上がってきます。

 ケーブル延暦寺駅


 落ち着いた駅舎です。

 下りの改札が始まりました。

 2階のホールです。待合室もそうでしたが、白壁のコーナーは「ビード繰り出し装飾」という陶器で縁取りされています。

 2階のベランダは展望台になっています。

 びわこ琵琶湖大橋か沖の島までが見渡せます。天気がよければ、はるか白山も見えるそうです。

 ケーブルカーにはパンタグラフが付いてますが、集電するのは駅に止まっている間だけ。その間にバッテリーに充電しているようです。

 かつては架線から集電していたことを物語る架線柱の跡も残っています。

 パンタグラフを上げたままケーブルカーは発車します。

 人気ランキング・アップへの応援をお願いします。下のバナーをクリックしていただくと、1票です。