4月の「月例ポンポン山」です。
カタクリの花が咲いている小塩山を越えて北東稜からポンポン山に登るつもりでスタートしました。ところがカタクリの花は思いのほかきれいで、カメラを構えてあれこれと撮影。3か所ある群生(保護)地を回っていると、あっという間に時間がたちました。小塩山の頂上にある淳和天皇陵に参って、金蔵寺を回って、出発地と同じ南春日町のバス停に戻ってきました。
気持ちよく晴れた1日でした。ちょっと寒い朝でしたが、すっかり汗をかいて、心地よいウォーキングとなりました。
菜の花の向こうがこれから登る小塩山です。それにしても良い天気です。
【9:07】
早朝の地震で、JRは止まってました。阪急はダイヤこそ乱れてましたが、運転していたので水無瀬から東向日へ。
駅を出てびっくりしました。南春日町行の阪急バスは、ハイカーで長蛇の列です。みなさん、カタクリの花がお目当てのはずです。
【9:33】
この路線のバスで初めて立ちっぱなしでした。
南春日町で下車。いつものように「NEXUS7」のアプリを起動させて出発です。
【9:41】
大原野神社の鳥居を横目にします。桜のシーズンは大にぎわいだったはずです。
【9:44】
花の寺への山門です。小塩山へのメーンコースはここを通っていきます。でも、あまりにハイカーが多かったので、小塩山へまっすぐに登る左の「淳和天皇陵」への道へ進みました。
工事中の京都縦貫自動車道をくぐります。今月21日の開業を前に、「フリーウォーキング」が行われていて、4000人もの人たちが歩いたそうです。
沓掛-大山崎JCT間が開通すると、舞鶴にある妻の実家への行き来の時間がぐっと短縮されます。
【9:56】
カタクリの花を撮影しに行くという男性と歩きます。
【10:10】
砂防ダムに突き当たってしまいました。おかしいので戻ると、右に曲がる道を見落としてました。
【10:29】
だいぶ上がってきました。京都市内が見渡せます。手前が洛西ニュータウン、向こうは比叡山です。
汗をかきながら急坂を上ります。
【11:00】
最初のカタクリ群生地「炭の谷」に着きました。
北向きの斜面に、カタクリが見事に咲いています。
ミヤマカタバミの白い花も可憐です。
【12:06】
頂上直下の広場で昼飯にしました。
日清どん兵衛のミニとおにぎり2個です。阪急・東向日駅前のコンビニで調達するつもりでしたが、電車はダイヤが乱れていて、着いたのはバスの発車直前。あわてて駅の小さなコンビニに飛び込みましたが、おむすびなどはほとんどが品切れ直前で、選択の余地はありませんでした。
インスタントコーヒーもいれて、ゆっくりとしました。
広場は食事をとるご同輩でいっぱいでした。
【12:26】
2つ目のかたくり群生地、「Nの谷」です。
群生(保護)地は、ネットで覆われています。これをしないとカタクリの芽を野生のシカが食い尽くしてしまうのです。
【13:07】
小塩山の頂上には、淳和天皇陵があります。淳和天皇大原野西嶺上陵(じゅんなてんのう おおはらののにしのみねのえのみささぎ)というのが正式名称です。
ちなみにわたしの出生地(産院の所在地)は京都市右京区西院淳和院町だったはずです。淳和天皇との関係までは知りません。
【13:13】
淳和天皇陵の北にあるカタクリ群生地「御陵の谷」です。
斜面の中央を観察路が横断しているので、カメラを構えるのに最適なポジションが取れます。
山頂付近に戻ってきました。
ギフチョウ採取禁止の立て看板です。ギフチョウは、カタクリの花粉を雌しべに受粉させる大きな役目を担っています。
そのギフチョウにも出会いました。
保護員がカメラを構えているので、ゆっくりと近づくと、その先にギフチョウがいました。残念ながらカメラにはマクロレンズが装着されていて、望遠ではなかったのでうまくは写せませんでした。それでも、ギフチョウに遭遇してラッキーでした。
【13:52】
小塩山を越えて、大原野森林公園からポンポン山に登るつもりでした。ところが、カタクリの花の撮影に夢中になっているうちに時がたってました。4月の「月例ポンポン山」は、機会があれば再挑戦することにして、金蔵寺経由で下山しました。
【14:05】
金蔵寺まで下ってきました。
境内には名残の桜が咲いています。
【14:10】
東海自然歩道に沿って花の寺を目指して下山します。
【14:49】
南春日町のバス停まで戻ってきました。
この後、どっと団体さんが下山してきて、臨時バスが出るほどでした。
ちょっと小腹が減ってましたが、阪急・東向日駅からすぐに普通に乗車。水無瀬駅前のコンビニで缶ビールとあてを買って帰宅。シャワーを浴びて、ゆっくりと飲みました。いい1日でした。
(1)が「炭の谷」、(2)が「Nの谷」、(3)が「御陵の谷」です。
今回は、初めて昭文社の電子版エリアルマップ「京都西山」もインストールして、歩いた経路をトレースしました。線が太すぎますが、これは設定で直せるかもしれません。現在地が、マップ上で表示されるのは便利です。