デジタルを聴く DACをトランス出力に

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 秋月電商キットのUSB-DACを、トランス出力に改造しました。
 キットには付属していないLPF(ロー・パス・フィルター)は、抵抗とコンデンサーで組んで試聴していました。パソコン卓上の小さなスピーカーでは、それなりの音を奏でます。でも、メーンシステムにつなぐと、中高音部が何とも刺激的で耳障りです。
 ネット上には、どんな分野にも博識の先達がおられます。秋月DACに関しては、コチラを参考にしています。そこで使えそうなトランスをゲットしました。さっそく仮配線して音出ししました。
 素晴らしい。高音は鮮明に、中低音がどっしりとして朗々と響くようになりました。

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 使ったのは、今はなきタムラ製作所のライン・トランス、TBS-1です。600Ω:60kΩという巻き線で、使用例にはありません。これで適正な設定になっているかは、検討の余地ありです。まだまだ満足の音ではないです。
 トランスには「73/02」とプリントが入ってます。なんと私は当時、学生でした。データシートともに箱に入った新品です。製造から40年を経て、当時は存在しなかったデジタルデータのアナログ変換のパーツとして初めて現役登板です。

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