中高野街道を往く その1 守口~平野

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 中高野街道は、守口から南に延びて放出、平野、松原を抜け河内長野で東高野街道、西高野街道と合流する30キロ余の参詣道です。
 急に思い立って、この夏空の下、守口から平野まで15キロほどを歩きました。

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 京街道の守口宿がスタートです。

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 きょうのコースで唯一の「中高野街道」の文字に巡り合いました。

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 東大阪の町工場の間を歩きました。ガレージから倉庫、工場まで何でも貸してくれます。

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 まだ昼前でしたが、熱中症になる前に平野の杭全神社でゴールとしました。

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 【07:15】
 涼しいうちに歩こうと、午前6時に大阪・水無瀬の自宅を出発しました。阪急-大阪モノレール-京阪と乗り継いで守口までやって来ました。
 豊臣秀吉が築いた文禄堤の上から歩き始めます。向こうは京阪・守口です。

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 高瀬神社です。古い歴史があります。

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 高瀬川跡です。かつては、こちらが淀川の本流だったそうです。

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 旧街道の面影が残る道を歩きます。
 「高瀬地車保存会」の幟がはためいてます。もうすぐ夏祭りです。

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 みどりの空間が広がってます。花博が開かれた緑地公園につながります。
 この辺りの地名はずばり大阪市鶴見区緑です。

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 「だんじり」で変換キーを押しても、わたしのパソコンは「地車」とは変換してくれません。

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 【08:13】
 通学の学生とすれ違います。わたしはすでに1時間ほど歩いてます。

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 放出大橋で寝屋川を渡ります。街道はもう少し下流を通ってました。
 向こうは京橋方面で、OBPのツインタワーが頭を見せてます。

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 旧街道の面影を残して、道は曲がりくねってます。

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 正因寺に立つ「中高野街道」の碑。
 この辺りはかつて、大和川が流れていて「放手(はなて)の渡し」があったそうです。

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 阿遅速雄神社の境内にそびえるクスの木です。

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 「お蔭灯籠」が残っています。江戸時代にお蔭参りという伊勢参詣の記念に建てられ、大阪市内に残っているのはここだけです。

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 【08:34】
 JR学研都市線を越えます。向こうは放出駅。

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 「梅雨時セール 包丁研ぎ 600円」。梅雨と研ぎの関係はよくわかりません。 

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 諏訪神社にも立派な地車小屋が。

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 諏訪神社の前の細い路地。頑丈な柵は、地車が練り歩くコースにあたっているせいでしょうか。

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 路地が複雑に入り組んでいます。交通標識もこの通り。

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 【08:52】
 阪神高速の下を抜ます。
 あまりの暑さにペットボトルを購入、一気に飲み干しました。

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 「ブランドーリふせ」と名付けられた商店街。やけにシャッターが目についたが、多くの店が「火曜定休」でした。

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 【09:13】
 近鉄布施を横目に通り抜けます。

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 東大阪市のマンホールは、ラグビーのデザイン。ラガーマンのメッカ、花園があります。

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 「TIPNESS」の前には、オープンを待つ会員が。まだ9時半になってません。
 わたしも会員なので、シャワーでも浴びたい気分。

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 街道沿いで目に付いたのは、昔ながらの喫茶店が多いこと。どこもモーニングでにぎわってます。

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 わたしは喫茶店に入ることもなく、2本目のペットボトルでひと息つきました。

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 旧巽村役場跡。ここにも地車小屋が。

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 大峰登山の募集広告。山上講が今も盛んで、昨年も20人近くが参加しています。

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 後ろから自転車のお年寄りに声をかけられました。「そこを曲がると巽神社だよ」と。

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 高さが14メートルもある「乾のエノキ」。
 この辺りは江戸時代は河内国渋川郡乾村で、エノキは平野郷と放出村を結ぶ放出街道(中高野街道の別称)の目印となっていました。

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 パソコンで調べた中高野街道の地図をプリントアウトしてきました。7枚目となり、ようやくゴールが見えてきました。

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 【10:19】
 JR大和路線の踏切を越えます。向こうはJR平野。
 街道はまっすぐ南に延びていますが、本日はここまでと右折します。

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 環濠集落の平野豪。その環濠が残っています。

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 杭全神社に手を合わせる。初めてやってきました。
 杭全(くまた)といえば、放出(はなてん)とともに難読地名です。

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 【10:46】
 JR平野でゴール。3時間半のウォーキングでした。

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 【12:42】
 昼飯を食べ、JR大和路線―環状線外回り-京都線と乗り継いで帰宅。JR島本で下車すると、腕時計の温度計は33.9度を表示しました。午後の日差しの下を歩かなくてよかった。

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