近鉄の「橿原神宮前駅」です。駅名に「駅」が含まれてますので、他の駅名のように呼ぶと「橿原神宮前駅駅」です。
橿原線の電車を降りて、下の地図の赤矢印のように前方を撮影しました。1本のレールがまっすぐに延びて、左カーブして吉野に続きます。
右手前にある南大阪・吉野線の橿原神宮前駅を出発した吉野行きの電車が走り去ります。
え、え、え・・・。
ちょっと位置をずらして、もう一度、南を撮影しました。
ゲージ(軌間)が違うのです。大阪電気軌道(広軌)が現在の橿原線、吉野鉄道(狭軌)が吉野線という歴史を、いまだに引き継いでいます。そのため、京都発吉野神宮行きの特急というのは、今も存在しないのです。
改めて特急がいる留置線をみると、左端の線路とはつながってません。当然です。
「地上駅で2面4線のホームが2つある。西側の4~7番のりばは狭軌の南大阪線・吉野線、東側の1~3番のりばは標準軌の橿原線である。1番のりばと同一ホームの向かい側にある8番のりばは狭軌となっており、天皇皇后や皇太子の行幸啓や、団体輸送での乗換を便利にするために、南大阪線・吉野線の貸切列車が入線することがある[1]。8番のりばの東側の51番線にはトラバーサなどの設備庫があり、南大阪・吉野線の車両が検査のため五位堂検修車庫へ回送する際に狭軌と標準軌の台車履替を行っている。」
ちょっと長いWikipediaからの引用です。
これがすべてを説明してます。
そんなことなら設備庫の写真は必撮でしたが、後の祭りです。
中央口駅舎は建築家の村野藤吾の設計です。駅前の広い道が橿原神宮に向かってます。
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