DAHONで走る 橋本の遊郭跡から山田池公園のショウブ

 折り畳みの小径自転車、DAHONで走りました。
 このところ、京都北山を一緒によく歩いているCさんに誘われました。DAHONを2台並べてのサイクリングでした。木津川、宇治川、桂川の川が合流するあたりの背割り堤でちょっと休憩です。桜並木の名所ですが、静かでした。
 コースは、阪急・水無瀬から時計回りに大山崎-八幡-橋本-牧野-山田池公園-宮之阪-枚方-枚方大橋-水無瀬と全長38.9kmに達していました。山田池公園のショウブが満開でした。

 京阪の線路わきにある橋本遊郭の歌舞練場(?)だった立派な2階建てです。ツタに覆われて朽ちようとしています。
 学生時代は、京阪特急で通学してました。毎日、ここを通ってましたが、知りませんでした。

 橋本遊郭の当時の建物が残っています。玄関に立派な浮彫の欄間がかかっていました。

 これが「飾り窓」です。きれいどころが嬌声を振りまいたのでしょう。窓の覆いは後世のものでしょうか。

 【2018/06/14 08:25】
 阪急水無瀬で待ち合わせました。

 裏道を名神・大山崎JCT辺りまで走ってきました。よい天気です。

 背割り堤で休憩して、タイヤの空気圧を調整。八幡から京街道を走りました。

 【10:23】
 橋本で、ちょっとかわった石碑を教えてもらいました。
 「湯沢山茶九蓮寺」と彫られています。西遊寺の門前です。
 山崎の合戦の折、立ち寄った羽柴秀吉が茶を所望したところ、洞ヶ峠を決め込んだ寺は、湯だけを提供したそうです。そこで秀吉の命名です。「ゆ たくさん、ちゃ くれん 寺」。

 橋本の遊郭が名残を留めていました。

 ひさしには証拠の電灯照明の跡が残っています。

 谷崎潤一郎の「蘆刈」は、島本町側から淀川を渡って橋本にやって来る道中が舞台でした。

 こちらの欄間には、淀川を行きかった三十石船が描かれています。遊郭は昔の話ですが、今もどなたかが住まわれています。

 ノウゼンカヅラで覆われた建物から、鍾馗さんがのぞいていました。

 現在も営業しているようです。

 銭湯でしょうか。鬼瓦が趣があります。

 【11:24】
 京阪の線路わきの児童公園でちょっと休憩しました。

 【12:00】
 牧野から京街道を離れて穂谷川に沿って山田池公園まで走りました。
 菖蒲池は、満開のショウブでした。

 公園の管理人女性が、枯れた花を摘み取っていました。

 広い山田池公園の緑の下を走りました。

 【13:01】
 百済王の祖霊を祭る百済王神社までやって来ました。

 国指定特別史跡の百済寺跡には、立派な寺の伽藍の礎石が残っていました。

 【13:58】
 昼飯を食べて枚方市街を通過。京街道の枚方宿本陣を通り過ぎたところに枚方の遊郭跡と思われる建物が残っていました。

 こちらの建物も立派です。
 

 枚方宿のあたりは、「水・面・廻・廊」として整備されていました。

 ここから枚方大橋を渡り、淀川右岸の堤防上を走って帰宅しました。