熊野古道・中辺路の2日目は、古道沿いのバス停から竜神バスに乗って半時間ほどの湯の峰温泉で泊まりました。
ネット予約した「伊せや」は、バス停から橋を渡ったすぐにところにありました。「創業安永元年(1772)」という老舗旅館です。源泉かけ流しの素晴らしい温泉です。
湯治場で、素泊まりを基本としています。このために「食事はワンプレート」とうたっています。そのためか、「ほとんどが外人観光客」だそうですが、お気の毒にこの夜の宿泊客は日本人3人きりでした。
夕食(1200円)は、給食弁当のよう。承知してましたから、文句はありません。ちょっと冷めてますが、お味の方はなかなかのものでした。
朝食(800円)も、これで十分です。卵が付いていたので、生卵だろうと割ったら、ゆで卵でした。
部屋もきれいで、独りで泊まるには十分でした。1泊2食7100円は、満足ものでした。
目の前には公衆浴場もあります。
川原では、何人かの人がたむろしています。
柵の中の温泉に卵をつけて、ゆで卵を作っているのでした。
すこし遡ると、「つぼ湯」があります。
30分間貸し切りで入浴できるそうです。
ここが小栗判官のハッピーエンドの地とは知りませんでした。
小栗判官は、熊野九十九王子を歩いた紀州路でも、何度かその名前を聞いていました。