京都の嵐山といえば、今は人影もまばらですが渡月橋あたりの観光地を想像してしまいます。でも「嵐山」というれっきとした山は存在します。タモリさんがお好きな断層の上です。
梅雨の隙間の晴れた1日、その嵐山と松尾山、烏ケ岳の3山を巡りました。
昼飯は、スタート地の松尾大社近くにある喫茶「ブルーオニオン」でテークアウトしてきた「カツサンド」(962円)です。ちょっと奮発しただけのことはありました。大口を開けないとほおばれません。厚さ4センチ・オーバーのカツがはさまってます。それが柔らかくてジューシーです。レモンを搾ると、これまたひと味、深くなります。
昼飯を食べたのは、3山を縦走したあとのロータリーと呼ばれるポイントで、あとは林道を下るだけでした。というわけで、プシュー!! 大汗をかいた後だけに、たまりません。
最初のピークは松尾山です。
ここが嵐山です。かつては、城も築かれていたようです。
3座目の烏ケ岳です。ここまでやって来たのは初めてです。
どれも300~400mほどのピークですが、それなりに歩き応えはありました。
【2020/06/16 09:56】
「ブルーオニオン」に寄るために、わざわざ阪急で嵐山のひとつ手前の松尾大社で下車しました。
注文してからカツを揚げてくれたので、10分ほどかかりました。涼しい店内で、冷たい水をいただきながら待ちました。
後ろに見えるのが松尾山です。
ブルーオニオン (BLUE ONION)
075-882-8050
京都市西京区嵐山朝月町53-3 ハウスくらもと 1F
西行法師の旧邸という寺の前を通りました。
京都一周トレイルのルートではないことはわかってましたが、地図上には道があったので、ここから登りました。
ほとんど踏み跡状態の急坂となって、ひと汗かきました。
間もなく一周トレイルの正規ルートと合流しました。おなじみのトレイルの道標が立っていました。
木漏れ日の下を気持ちよく登ります。
【10:34】
尾根筋の分岐点まで上がってきました。
ループ状のルートを時計回りにたどって松尾山のピークです。三角点もあります。
眼の下は嵯峨から双ヶ岡。はるか右後ろに比叡山がかすんでいます。
松尾山からは、そのまま北に降りればよかったのですが、勘違いからもときたルートを下って大回りしました。
心地よい風が吹き抜ける尾根を北に向けてたどります。
こんな岩も出現します。
ルートはよく整備されています。
串団子のような、わかりやすい道標です。同じデザインで、現在地だけ違うのが何か所かに設置されていました。
【11:25】
嵐山に到着です。
スタート地の松尾大社のちょっと上手辺りが見えているようです。
尾根を進むと。愛宕山が見えてきました。
【12:01】
烏ケ岳への分岐を見落として、ピークを右に巻く尾根道を進んでしまいました。おかしいと思っていると北側の分岐まで来てしまったので、そちら側から登りました。
残念ながら眺望はありません。
どこで間違えたのだろうと、南側の分岐まで戻りました。
気づかないはずです。テープが巻いてあるだけでした。
左から下ってきて振り返りました。Uターンすると「17号橋へ」という案内がありました。
そろそろ林道に下って戻るかとも思いましたが、そのまま進みました。
【12:57】
「北松尾ロータリー10」と書かれたポイントまで下ってきました。西芳寺谷林道の終点で、車が方向転換できるロータリーになっています。
ここで昼飯にしました。
たまには自撮りをと、切り株にカメラを置いてパチリ。缶を片手に至福の時間です。
半時間ほど休憩して林道を下ります。
右手に愛宕山が臨めます。谷底には、保津峡を走るJRの鉄橋が見えます。
整備された林道です。隣は唐櫃越(からとごえ)につづく峰です。はるか先はポンポン山でしょうか。
唐櫃越への分岐です。向こうに山の神が祀られています。
意味深長なオブジェも祀られています。
林道のコンクリート橋には、順に番号が振られています。
17号橋の手前に、川を渡って続くルートがありました。尾根にあった分岐からここに降りてくるのでしょう。
せせらぎから始まった川が、水量を増してきました。水音が絶えずに、心地よいです。
親子連れが水遊びをしています。ゴールが近いのでしょう。
西芳寺谷線は、6.4キロほどありました。
【14:45】
京都一周トレイルの松尾山から続く西山コースのゴールです。ここから何度か登ったことがあります。
山の神が祀られています。
西芳寺(苔寺)は、いつも閉まっています。拝観したことはありません。
【15:06】
阪急・上桂をゴールとしました。
阪急は、行きも帰りの空いていて、ソーシャルディタンスは十分でした。
15.4キロと、久しぶりのロングトレイルとなりました。
スマホのバッテリーが少なくなったせいか、最後の辺りで軌跡がワープしています。