手作りの椅子 再塗装する

 わが家のダイニングテーブルの5脚目の補助椅子です。はるか昔に手作りしました。
 透明の木材保護着色材がしみ込ませてありましたが、歳月とともに油気はなくなり、座面に大きなシミができていました。
 他の家具とも合わせるためにも、ちょっと濃い目のブラウンに再塗装しました。画像で見ると、濃淡のムラもよくわかりますが、あまり気にしないことにしておきます。
 

 醤油でもこぼしたのでしょうか。気になってました。
 「N.T. ’04」と彫り込んであります。わたしのイニシャルと、制作年です。この椅子は、2004年のGWに、飛騨・清見村にあるオーク・ヴィレッジの木工教室でつくりました。2泊3日の教室でした。
 まだブログを始める前のHPの記録が残ています。「椅子をつくる ~飛騨・清見村、Oak Village(オークビレッジ)にて」です。懐かしいです。

 最初は電動のサンダーで磨きました。ところが、座面には微妙な凹凸があって、騒音のわりにはうまく削れません。結局、サンドペーパーを使って手で削りました。

 塗料は、手持ちのワトコオイルを使いました。
 筆で縫ったはしから、ぼろ切れで拭きとって油分を木にしみ込ませます。ニスやペンキのように筆目を心配しなくてもよくて、素人にも楽です。
 塗装はベランダで行いました。使い捨てのビニール手袋をしての一気の作業で、カメラを構える余裕はありませんでした。

 自己満足ながら、いい色に仕上がりました。
 シンプルに中央に縦線が入るだけのデザインです。苦労して細工した象嵌(ぞうがん)が、くっきりと浮かび上がりました。

 正月は、2人の孫娘も帰省してきません。この椅子も残念ながら出番はありません。早く、みんなで集まれる日がやって来ることを願っています。