京都でちょっと遅い昼飯となりました。ランチ営業が終わってなくて、駐車場があってー。そんな条件でヒットした「中華のサカイ本店」です。いや「冷麺のサカイ」かと思っていたほど、シーズンを通して冷麺で人気の店です。
町の中華らしいメニューが並びます。わたしは「麻婆丼 スープ付」です。ちょっとピリ辛で、醤油味が強い麻婆豆腐がかかっています。
奥さまは、看板の「冷めん(ハム入り)」です。太めですがくったりとした麺が、辛子のきいた甘酸っぱいタレをまとっています。ちょっといただきましたが、これだけを食べにくる値打ちがある麺です。
ランチタイムは過ぎていたので、ガラガラでした。
京都 中華のサカイ本店
京都市北区紫野上門前町92
075-492-5004
昭和14年創業という店です。上賀茂尾神社に近い「みその橋 サカイ」は、こちらから独立したようです。
新大宮通りに沿って連なる新大宮商店街は、昔はもっともっとにぎわっていました。歩道が拡張されてきれいになってますが、人影はまばらでした。ちょっと歩いてみました。
「ごまごま」は、看板通りにゴマにこだわったカフェのようです。
銭湯が健在です。「門前」は当然ながら大徳寺の門前でしょう。いや今宮神社でしょうか。どちらもすぐ近くです。
老舗のお茶屋さん、「茶匠六兵衛」です。創業は文政元年(1818)と200年超えです。それなのに店の前にも中にも「開店祝い」のような胡蝶蘭が所狭しと並んでいました。
南の端の北大路通までやって来ました。西側のこの辺りに運動具店があったはずです。シャッターで閉ざされた元店舗が3軒並んでいました。そのうちのどれかだったはずです。
わたしが小学生だったときに、友だち数人とクラスを代表して学級用のドッジボールを買いにきたことがあります。下鴨から歩いてきたのでしょうか。そのあたりの記憶は、あいまいです。
550円の定食です。そんな時代がここには残っています。
味のある店です。スパゲッティとあります。パスタではありません。お味はどんなかと、気になります。
雑穀って、何でしょうか?
立派な玄関には、「表具師」の看板がかかります。
「イズミ楽房」と看板がかかった店です。店内でご主人とおぼしき人が、なにやら製作中でした。
改めてネット検索すると、「日本のピート・シーガ- 古川豪」というページがでてきました。いやビックりです。
FaceBookの古川豪さんのページはコチラです。
京漬物の店のメーンは奈良漬です。
「大徳寺 さいき家」は、デパートにも並ぶ京弁当の仕出し屋です。
「楽歩(らっぽ)京都」の暖簾には、「マグ用注ぎ口 森の雫」と染められています。
なんとアウトドアでコーヒーを入れるために、熱湯のマグカップの縁につけて、湯をゆっくりと滴らせるための注ぎ口の店でした。
アウトドア派でコーヒー大好きの婿さんは知っているかな?
「昔はここの市場が大繁盛してたの」と、この近くで学生時代から過ごした奥さまの思い出です。
店内から昼飲み客の声が聞こえてきました。うらやましい!
「千成餅食堂」は廃業しています。京都には「千成餅」とか「力餅」といった麺類・丼物一式の定食屋があちこちにありました。
「ここは煮込みうどんの店だったはず」と奥さま。「おばちゃん独りでやってたけど、もう生きておられないかな」
大徳寺近くには、竹が玄関にぶらだがった家があります。昔と同じ風景でした。
看板はまだない、新しそうな店です。大きなカウンターにボトルが並んでいました。ショットバーのようです。客がいました。現代も息づいています。
「京豆腐 小川」です。母親に頼まれて買いに来たことを思いだしました。
水に浸かった絹ごしをすくい揚げてもらい、飛竜頭も買いました。がんもどき(雁擬き)のことですが、京都とでは「ひろうす」です。さっそく今夜の食卓に登場しました。