京の三十三食 序にかえて 「ざるそば」とアルコールフリー・ビール

 一気に秋がやって来たかのような気持ちがよい風が吹き抜けます。きょうの昼飯は、ざるそばにしました。
 山芋もすりおろして、とろろそばにもしてみました。
 でも、きょうの主役は、アルコールフリーのビールの方なのです。

 遂にドクター・ストップがかかりました。といっても、肝臓がつぶれたわけではありません。1ヵ月半という期限付き「禁酒」です。
 本日より、晩酌もこちらになります。

 近くのスーパーへ買い出しに行きました。
 あるものです。すべてアルコールフリーで、アルコール0.00度です。
 順番に飲み比べて、その先のためにセレクトします。

 そばはいっしょに買ってきた「更科そば」でした。長野市のメーカーのようです。細めでさらっとした食べやすいそばでした。

 あすから京都の医大病院で33回(33日)の放射線照射を受けます。
 10年前に全摘手術したがんが、予想されたこととして再発しました。体のどこかに腫瘍ができているのが判明したわけではなく、腫瘍マーカー値(PSA)上昇による判定です。「それほど深刻な事態とは思っていません」という医師の診断を信じたいです。
 それにしても9月中旬までの暑い日々、京都への通院に明け暮れます。さらに「禁酒」が追い打ちをかけます。成人して以来、これほどにも長期にわたるアルコール抜き生活は初めてです。

 バッグには、お守りが2つはいっています。ひとつは讃岐・金比羅宮の785段の石段を上った孫娘が、「じーじ、がんばってね」といただいてきてくれました。
 もう一方は、「がん封じ」にご霊験があるという京都・宇治田原の猿丸神社のものです。先日、参りました。

 猿丸神社は、「瘤とりの神 猿丸さん」として知られます。最初の手術の前に義妹夫婦が参って平癒を祈願してくれました。それ以来、わたしも年初めには欠かさずに参っています。
 再発まで10年もかかったのもご利益だと信じて、新たな「封じ」を祈願しました。
 *画像は一部を加工しています

 猿丸神社
 0744-88-3782
 京都府綴喜郡宇治田原町禅定寺粽谷44