A3032の再生その7 入出力ピンジャックの交換

 2年ほど前にヤフオクで手に入れた真空管プリアンプ、LUXKIT A3032をリペアして愛用しています。毎朝のテレビニュースが終わり朝ドラの時間になると、テレビを消してアンプのスイッチをオンにします。ネットラジオの「Classic FM」です。英国からのオンラインで、1昨日から荘厳な音楽ばかりが流れています。
 古いアンプです。あちこちに不具合が見つかります。またもや接触不良で、一方の音が途切れたり、雑音が混じったりするようになりました。
 どこが悪いのかと調べました。でも不良個所は特定できませんでした。残る可能性として、入出力に使われているピンジャックの交換を思いつきました。最初の画像の上が1before、下がafterです。変化にお気づきでしょうか。

 カバーと裏蓋をはずしました。
 カラフルなビニール線(シールド線)でピンジャックに配線されています。

 まずは配線の邪魔になるボリュームを取り外しました。

 実はこのパーツも老朽化しており、接触不良の原因のひとつのようでした。
 1カ月ほど前に、新品のボリュームと交換していました。画像下は、取り外したボリュームです。

 古いピンジャックを取り外します。黒いベークライトの板の上に一体となってカシメつけられています。
 中央の接触部分が、永年の使用で緩んでいる可能性があります。

 右の皿に載っているのが、ジャンク箱で見つけたピンジャックです。これを見ているうちに、全部交換しようと思いたちました。
 個数が足りないので、Amazonで14個セットを買い足しました。正確には、RCA端子といいます。

 ピンジャックを1個づつ固定します。

 半田ごてで配線を復旧させました。なかなか面倒な作業でした。

 ピカリと光るピンジャックです。これは精神安定につながります。
 不要なパーツを取り去った後の穴が開いたままですが、見えない後部なのでそのままです。

 定位置に戻ったプリアンプです。とりあえず接触不良は改善されたようです。
 上はネットラジオ・チューナー、右は自作のメーンアンプです。終段に300Bという真空管を使っています。

 これまでのLUXLIT A3032のリペアの記録