京都・今宮神社の門前にある茶店「いち和」で名物のあぶり餅をいただきました。
竹串に刺したつきての餅を炭火で焦げ目がつくほどにあぶって、甘い白味噌のたれをかけています。
暖かな一日でした。軒先の床几に腰かけて熱いお茶をすすりながら味わいました。
食べた後の青竹まで絵になります。
注文を聞いてから、目の前で焼いてくれます。
きょうは「いち和」こと、一文字屋和輔です。長保2年(ちょうど1000年)創業という老舗です。
向かいには、同じあぶり餅の「かざりや」があります。江戸初期の創業ですが、それでも400年です。どういうわけか、そちらのを食べたことが多いです。
こちらにしたのは、「京都人の密かな愉しみ」(NHK-BS)に登場した「お玉の井」を見たかったのです。番組では、京都の名水(井戸)のあちこちが紹介されました。その一つとして、NHK京都放送局勤務(当時)の井上あさひアナウンサーが訪れてレポートしていました。「ニュースウォッチ9」を降板したときは「あさひロス」と騒がれましたが、結婚が明らかになって、またまたざわざわしています。
この竹垣の下が井戸です。
断りを入れて、井戸に降りました。
「たまに落ちる人もいはるから、気いつけてや」と諭されて。
深い底から清水が湧き出ているようでした。
今宮神社東門からの眺めです。
左がいち和、右がかざりやです。
一文字屋和輔 いち和
京都市北区紫野今宮町69
075-492-6852
これまでのこのブログでの「京都人の密かな愉しみ」