神戸・新開地 「グリル一平」のCセットとゴッホ展

 兵庫県立美術館で開かれている「ゴッホ展」を見に行きました。
 昼飯は、奥さまがテレビで見た「あのオムライスを食べたい」ということで、車を走らせて新開地の「グリル一平新開地本店」でいただきました。
 昼営業オーダーストップの寸前に滑り込み、「オムライス」(850円)と「Cセット」(2200円)を頼みました。
 エビとホタテ、白身魚のフライにポークチャップの豪華版です。洋食屋のランチにお決まりのロースハムがついているのもご愛敬です。
 ポークもフライも、どれも平均点にうまいです。庶民の町の洋食屋さんそのものの、安心して食べられる味でした。

 濃厚味のポタージュスープがついています。

 こちらが定番のオムライスです。
 最近、増えてきたフワフワ玉子ではなく、薄焼きの玉子が覆ってます。

 真っ赤なケチャップではなく、デミグラソースがかかっています。

 カウンターの上には、知ったタレントの写真と色紙が並んでいます。

 店を出たときは、「仕込みのため5時から営業」のお知らせが。
 三宮や元町にも店はあります。最初は南京町近くの元町店に行きましたが、近くのコインパーキングは30分300円。これはダメと新開地に転進したら、30分100円でした。

 グリル一平 新開地本店
 078-575-2073
 神戸市兵庫区新開地2-5-5 リオ神戸 2F

 今朝の「日曜美術館」(NHK-Eテレ)は、ゴッホ展でした。その説明で見どころを押さえて出かけました。チケット(主催・産経新聞社など)が1枚あったので、わたしはシニア割引を購入しました。半額でした。

 コロナも騒いでることだしと、タカをくくって出かけると、予想外の大混雑でした。
 ゴッホの作風が、時代とともに変化していくのがよくわかる展示でした。ただ、ゴッホを代表するような自画像やヒマワリといった作品はなく、ちょっとさみしいでした。
 アムステルダムのゴッホ美術館は、2回も前を歩いておきながら、入ったことがありません。残念なことをしたものです。

神戸・三田 ファームサーカス食堂の「季節の農家ごはん」

 「新春バーゲン」といわれても、なんの反応もしなくなって久しいです。それでも欲しいものがあって、神戸三田プレミア・アウトレットに出かけました。新名神高速で1時間かかりません。穏やかな日和のうえ、平日とあってガラガラでした。
 昼飯は、近くにある「道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク大沢」の「ファームサーカス食堂」でいただきました。こちらも空いていました。
 「季節の農家ごはん」(1200円)は、採れたての地元野菜が山盛りです。結構なボリュームですが、どの野菜も自分の味をしっかりともっています。
 本日のメーンは、鶏もも肉の唐揚げでした。隠れてますが、デザートのリンゴまで、きれいに平らげました。

 神戸市北区産のコシヒカリで炊いたご飯や、北神みそのみそ汁は、セルフで食べ放題です。

 明るい店内には、ベーカリーやカフェもあります。

 ファームサーカス食堂 (FARM CIRCUS 食堂)
 078-954-1940
 神戸市北区大沢町上大沢2150 道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク大沢

 神戸フルーツ・フラワーパークのゲートを見上げていると、子供が小さかったころにやってきて、バーベキューをしたことを思いだしました。 

ザンクト・ヴォルフガングの昼下がり

 【Day 5th 2019/09/11】
 「ドレミの歌」のシャーフベルクから登山鉄道で下ってきました。湖岸の村、ザンクト・ヴォルフガングで昼食を食べました。登山鉄道で知り合った一人旅のお嬢さんも誘いました。
 マスなどの淡水魚の3種盛りといった魚料理です。

 こちらはフライです。どれも3等分してシェアしました。

 エビにパスタを巻いて揚げてあります。

 さて、これは何だったでしょうか。グラーシュのようなソースに浸かった肉と、団子状のポテトといった一品です。

 食事とこれとは切り離せません。

 独りで食べるので、いろんな料理に挑戦できなかったというお嬢さんと、楽しく話しながらいただきました。

 湖の遊覧船発着場の前にあるレストラン「ガストホーフ・フランツ・ヨーゼフ」のテラスでいただきました。

Gasthof Franz-Josef
Markt 185, 5360 St. Wolfgang im Salzkammergut,Austria

 登山鉄道の湖岸駅まで下りました。観光場所が走り始めました。

 湖岸から教区教会を眺めます。

 狭い道路の向こうに教区教会がそびえます。

 後期ゴシックの名匠、ミヒャエル・パッハーの祭壇(1481年完成)は立派です。

 ドーム天井につながる祭壇の上部です。

 パイプオルガンも華麗です。

 マリア様は、数珠のようなものを巻いておられます。

インスブルックの味にノックアウト食らう

 実質の旅の初日は、カサを差しながら冷たい雨のインスブルックの旧市街を歩きました。
 昼飯は旧市街の中心にあり、「地球を歩く」にも載っていた「シュティフケラー」に入りました。いくつも部屋がどこも客であふれる人気ケラーでした。
 頼んだのは「土曜定食」です。グリルした若鶏の半分です。思っていた通りの料理が出てきて満足しましたが、わたしには想像を絶するボリュームに圧倒されました。
 いくら食べても、食べても若鶏です。こんなのをペロリと平らげるほどの胃袋は、わたしはもはや持ち合わせていません。

 

 スープも塩辛くて、二口、三口でもういいわ!

 ビールはミュンヘンです。どこで飲んでもうまいですが、この寒さでもビールなんでしょうか。熱燗はないですよね。

 Stiftskeller
 Stiftgasse 1 A-6020 Innsbruck

 旅は最悪のスタートとなりました。でも傘をさしたのはこの日だけでした。

「Zipfer」のビールと帰国しました。

 昼前に、水無瀬の自宅に帰り着きました。あっという間でもあり、長い旅でもありました。大きなトラブルに見舞われることもなく、ほぼ予定したスケジュールがこなせたのがなによりです。
 帰宅途中に自宅近くの生協に寄り、そばを買ってきました。冷蔵庫は空っぽです。醤油の味で日本を感じました。
 JR特急「はるか」に乗っているとき、息子から「いま羽田。これからグラーツに出張します」とメールがありました。遠いこころを、ご苦労なことです。

 好物のいなりです。ウィーンの日本食レストラン「日本橋」で食べたのもおいしかったです。

 ウィーンのスーパーで買いながら飲み残し、スーツケースの隙間にはさまって日本にまでやって来た「Zipfer」です。あちこちで看板を見かけたオーストリアを代表するビールです。

 これから、ぼつぼつと旅の思い出を整理していきます。

アイゼンシュタットで食べる アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ

 ハイドンゆかりのアイゼンシュタットで昼になりました。ハウプトシュトラッセ(中央通り)のテントの下でくつろぎます。
 「アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ」です。流石にイタリア料理店のプロの味です。
 塩気はそれほどではありませんが、オイルが半端ではありません。ニンニクも鷹の爪たっぷり。こってりとした味に仕上がってます。なるほど、こんな風につくるのか。参考になります。

 白と、奥さまはジンジャエールです。

 「どうしようか」と奥さまが迷いながら頼んだ「ワッフル」です。
 カリッと焼いてあります。ベルギー・ワッフルとはちょっと違いますが、甘さもほどほど。わたしも半分、いただきました。

 このテントの下でいただきました。
 一番人気はピザでしたが、大きすぎてわたしには無理そうです。

 Stadtrestaurant ella-italia
 Hauptstraße 25,Eisenstadt

 花がこぼれています。

 観光客は多くはなく、子どもたちがのんびりと遊んでいます。

 ハイドン・ザールでのリハーサルは終わったのか、楽器を肩にしたオーケストラ団員が通り過ぎます。

ウィーン留学中のお嬢さんとのお昼ごはん

 ヴァイオリンの勉強で留学中の知り合いのお嬢さんと会いました。奥さまがピアノ伴奏をしたことがあります。
 すっかりとウィーン生活にも慣れて、出てきた英語メニューは断って、ドイツ語メニューから薦めてくれたのがこちらです。
 ローストされた薄い牛肉がグレービーソースを浴びて、上にはタマネギのフライが高く盛られています。パリッとしたタマネギと、柔らかい肉のハーモニーがいいです。

 ポテトがついてます。マスタードをつけて、これも適量です。

 「Zwie~」とメニューに書かれています。自分でメニューを見ても、これを注文するなんことはできなかったでしょう。

 飲み続けている白ビールです。奥さまは、薦められて「Radler」です。レモンジュース割りの口当たりがよいビールです。
 スペイン巡礼中によく飲んだビールでした。

 一切れがバカでかいケーキが並びます。

 これで5個分です。上部を覆っているクリームの厚さが、冗談のようです。

 Café Diglas
 Wollzeile 10, 1010 Wien

 「地球を歩く」にも「伝統的カフェハウス兼コンディトライ」と掲載されている。そうとは知らずに店名も確認していなかった。
 後日、わざわざ探してモーニングを食べに行ったら、「あれ、この店、来たことある」というオチがつきました。

 お嬢さんとシュテファン大聖堂まで歩きました。

グラーツ 時計塔の「Tuna tataki」

 「ランチなら時計塔のレストランかな」と、息子が薦めてくれました。グラーツの町を一望できるシュロースベルク(城山)には山を縦に貫通するエレベーターで上り、そのレストランに直行しました。
 「Tuna tataki」。メニューをみて、即座にこれにきめました。ツナ(マグロ)にアボカド、ワサビにワカメ。全部、理解できます。
 大きな皿で登場です。まぎれもなく薄切りのマグロです。下の白いクリーム状のが、ワサビが効いたパテでした。ゴマ油がプーンとして、ふうん、なるほどおいしいです。ワカメも甘くて、きれいに平らげました。
 メニューではスターターの一品です。これだけでいいのかと、ウェイターの兄ちゃんは怪訝そう。パンはいらないのかと。

 ビーフスープ、パンケーキ添えです。
 コンソメスープにスライスしたというか、千切り状のパンケーキが泳いでいます。まるでウドンを食べているようです。

 Strumは赤です。

 グラーツの旧市街を見下ろします。

 どこかに息子が勤める自動車エンジン関連企業の本社があるはずです。息子は、大きな看板があると言ってましたが、わかりませんでした。わたしたちと入れ替わるように、来週には出張してくるそうです。

ウィーン美術史美術館の「世界一きれいなカフェ」

 フェルメールにベラスケス、ブリューゲルなどと大好きな名画が目白押しの美術史美術館。併設のカフェも「世界一きれい」との折り紙つきです。
 昼飯はここと決めて入りました。街にはチャイニーズがあふれてますが、ここにくるとわたしたちと同じ日本人の老夫婦がやけに目立ちます。
 「ローストビーフ・サンドイッチ」を頼みました。かたいパンを二つに切って、ローストビーフなんかが挟まっています。ばらけなきようにナイフがグサリと刺さってます。
 スペイン巡礼で毎日のように昼飯に食べていたボガティージョを思い出す、懐かしい味です。 
 

 奥さまのジョッキは0.2L。「これなら飲み干せる」というかわいさです。

 大きなドームの下にあります。

 見上げればこの通り。

 正面玄関から階段を上がると、グスタフ・クリムトが意匠を仕上げた壁があります。その向こうがカフェです。

 フェルメールの「絵画芸術」が、あまたの絵の1枚として当たり前に飾られています。「マルガリータ王女」とも再会しました。購入した絵はがきです。

インスブルック マルクト・ハレのマルガリータ

 インスブルックでの「きょうの昼飯」です。
 マルクト・ハレは新鮮な食材が並ぶ屋内市場です。真っ赤なトマトやザクロの実ではないかと思える小粒の赤い粒、旬を迎えるボルチーニ茸なんかが並んでいました。画像は改めてー。
 市場の一角で焼き立てのマルガリータをいただきました。2人で1枚で十分でした。「シェアする」というと、初めから2枚に切ってサーブしてくれました。トマトソースがちょっと塩辛いですが、パリッと焼けた皮がうまかったです。

 お決まりのビールは「ノーマルビル」と頼んだ「Radler/sauer」でした。サーブしてくれた兄ちゃんを見ていると、ビンから注いだビールを炭酸水かなにかで割っているようでした。さっぱりとした口当たりで飲みやすかったですが、アルコール分は薄めでした。

 La Piccolaというマルクト・ハレの一角にあるピザの店でした。

 マルクト・ハレを歩いていて、最初に足を止めたのはこちらでした。
「Sturm」は、ウィーンのホイリゲでこの時期にしか出回わらないワインになる前のブドウ・ジュースのようなものです。口当たりはいいですが、それなりに回ります。

 ゴクリと奥さまもご満悦でした。

 1リットル瓶も並んでましたが、さすがにこれをホテルに持ち帰ることはありませんでした。