さよならスイス

【8月29日=チューリッヒ】

vIMG_1838

 楽しかったスイスともお別れです。
 帰途はチューリッヒ空港からアムステルダムに向かいました。

vIMG_1830

 KLMの子会社が運行する小さな飛行機に乗り込みます。

vDSC_6412

vDSC_6407

vDSC_6402

 最後の夜を過ごしたルツェルンからチューリッヒ空港駅までは、乗り換えなしで1時間ほどでした。
 わたしたちが降りた列車は、そのままSt.Galen/ザンクト・ガレンに向かいました。前回の旅では、これがスタートになりました。

Lu-Zuticket

 ルツェルン-チューリッヒ空港間は、駅窓口で2等乗車券を買いました。
 スイス・パスの1日分を増やすより、しかもこの区間は2等にしたので、ぐっと安上がりでした。すこしでも出費を抑えようと、あれこれ考えた旅でした。

[map lat=”47.44991545640399″ lng=”8.563156127929688″ width=”384px” height=”280px” zoom=”11″ type=”G_NORMAL_MAP”]47.449915,8.563156[/map]

 人気ランキング・アップへの応援をお願いします。下のバナーをクリックしていただくと、1票です。

世界一長いアルプス横断トンネルを走り抜ける

【8月28日=フィスプ~トゥーン】

aDSC_6029

 Zermatt/ツェルマットを下りて首都、Bern/ベルンに向かいました。Visp/フィスプでGornergrat Bahn/ゴルナーグラート鉄道からSBB CFF FFS/スイス国鉄に乗り換えました。
 今回の旅では初めての国鉄です。SBB CFF FFSは、ごていねいにもドイツ語、フランス語、イタリア語(公用語はロマンシュ語を加えた4言語)の略称を並べてます。

 向こうからIC2000型客車が、制御車を頭にして入ってきました。電気機関車は最後尾です。プッシュ・プルという、どちら向きにも走れる日本にはない編成です。

cDSC_6036

 総2階建て客車です。車内販売のワゴンも2階を通ります。

cDSC_6042

 Loetschberg Basistunnel/レッチベルク基底トンネルに入ります。アルプスの下を時速200キロで一気に走り抜けます。
 古いレッチベルク・トンネルの下400メートルに掘られ、2007年から使われている長さ34.6キロという世界一長いトンネルです。
 このトンネルの完成でツェルマットは、国際空港のあるチューリッヒからやってくるのがぐっと便利になりました。

cDSC_6054

 トンネルを抜けるとSpiez/シュピーツです。ここで、2年前に乗ったGPL(Golden Pass Line)と交差します。
 トゥーン湖は、これまでとは違った広々とした風景でした。

[map lat=”46.41892578708076″ lng=”7.745361328125″ width=”384px” height=”280px” zoom=”8″ type=”G_NORMAL_MAP”]46.418926,7.745361[/map]

 人気ランキング・アップへの応援をお願いします。下のバナーをクリックしていただくと、1票です。

ベルンのトラムは真っ赤っか

【8月28日=ベルン】

bDSC_6294

 スイスの首都、Bern/ベルンです。
 時計塔をバックに旧市街のアーケードに向かってくるトラム/路面電車です。古い街並みに真っ赤っかが憎いほど似合います。

bDSC_6082

bDSC_6099

bDSC_6297

bDSC_6302

bDSC_6195

 アーレ川を渡るトラムです。

 人気ランキング・アップへの応援をお願いします。下のバナーをクリックしていただくと、1票です。

絶景の登山鉄道、ゴルナーグラート鉄道

【8月27日=ゴルナーグラート鉄道】

aDSC_5296

 4000メートル峰が29座も連なるゴルナーグラート鉄道の終点、ゴルナーグラートです。
 雲ひとつない青空になりました。最高のコンディションです。

gDSC_5162

 山麓のツェルマット駅です。ホテルで朝一番に朝食をとって、やってきました。午前8時発の2番電車です。最先端に座席を確保しました。

gDSC_5175

 マッターホルンが近づいてきます。

gDSC_5186

 下りの一番電車とすれ違います。

gDSC_5498

 ローテンボーデンから下山中、電車が近づく音を耳に、あわてて丘に揚げって写した1枚です。

gDSC_5516

 Riffelberg/リッフェルブルク駅です。ほとんどが複線で、ラックレールが敷かれています。

gDSC_5354

 いつまでも見ていたかったマッターホルンですが、後ろ髪引かれる思いで下山しました。

 人気ランキング・アップへの応援をお願いします。下のバナーをクリックしていただくと、1票です。

氷河急行の傾いたグラス

【8月26日=氷河急行】

aIMG_1651

 氷河急行に乗りました。St.Moritz/サン・モリッツからZermatt/ツェルマットまで約270Kmを8時間もかけて走ります。平均時速は34Kmにすぎません。
 急坂を上り下りする氷河急行の名物が、この「傾いたグラス」です。ワインがこぼれないような、わざと傾けてあるのです。みやげにと購入し、さっそく持ち込んだ赤ワインを注ぎました。車両の窓枠やビンの傾き、ワインの水平線の具合などから、かなりの坂を走っていることがわかると思います。
 サン・モリッツのCO-OPで買った安物のワインですが、こうして飲むと格別です。
 
aIMG_1648

 現在のパノラマ列車は食堂車を連結せず、座席で食べられるようになっています。これも氷河急行の名物ですが、事前に見たテレビ番組では、いかにも冷凍食品といったニンジンなど、どうもおいしそうではありません。それに予約が必要なうえ、高価です。
 わたしたちは、安上がりにCOOPで仕入れてきたパンにチーズやハムを重ねて食べました。ホテルの朝食の食堂からいただいてきた果物やバターも加わって、おししい昼食でした。

aIMG_1655

aDSC_4908

 食堂車は連結してませんが、隣の車両はサロンカーでした。のんびりとお茶にしました。

xDSC_4820

 隣の乗客が食べていた名物のランチです。実物は、なかなかおいしそうでした。ケチらずに頼んだらよかったかなと、ちょっと心が残りました。

 人気ランキング・アップへの応援をお願いします。下のバナーをクリックしていただくと、1票です。

オーバーアルプ峠を越える氷河急行

【8月26日=氷河急行】

aDSC_4861

 氷河急行がルート最高地点のOberalppass/オーバーアルプ峠(2033m)を越えます。
 St.Moritz/サン・モリッツ(1775m)を出発した列車は、Chur/クール(585m)で最低地点まで下ります。オーバーアルプ峠を越えると、Visp/フィスプ(658m)までもう一度下り、終点のZermatt/ツェルマット(1604m)まで登ります。
 途中のDisentis/ディゼンティス(1130m)までのReatische Bahn/レーティッシュ鉄道は、粘着運転でカーブを繰り返し、ループを描きながら急坂を登ります。
 後半のMatterhorn Gotthard Bahn/マッターホルン・ゴッタルト鉄道区間はラックレースをきしませて、一気に登っていきます。

aDSC_4869

 森林限界を超えているので、荒涼とした土地が広がります。

aDSC_4876

 列車は右に左に急カーブを曲がりながらAndermatt/アンデルマットへと下っていきます。

aDSC_4880

 これから走っていく線路が見えています。

aDSC_4892

  アンデルマットはアルプスの十字路です。ひと休みとなりました。

aDSC_4901

 アンデルマットを発車すると、すぐにトンネルに入りました。フルカ・トンネルです。昔はフルカ峠を越えました。そこから氷河を臨めることができたことから「氷河急行」と名付けられました。

Glacer-map

 人気ランキング・アップへの応援をお願いします。下のバナーをクリックしていただくと、1票です。

氷河急行の見せ場、ランドヴァッサー橋

【8月26日ーランドヴァッサー橋】

aDSC_4751

 氷河急行の最大の見せ場です。ランドヴァッサー橋です。川床からの高さ65mにかかる、ローマの水道橋に似た美しい橋です。
 Filisur/フィリズールの駅を過ぎると、トンネルにはいります。そこを抜けると-
 え、なに? この赤いの…。
 こんな風になっているのは知ってました。架橋100年目にしての大工事中です。日本のようなブルーテントじゃなかったことを感謝すべきでしょうか。

aDSC_4761

 振り返りましたが、シャッターを押す気力が失せてしまいます。
 ちょうど車内検札にやってきた女性車掌は、「どうぞ、先に写真を撮ってください」と愛想よかったのですが。

aDSC_4764

aDSC_4767

aDSC_4771

 いくら振り返っても、やはり赤いです。

l1

 NHKの「世界遺産への招待状」で今夜、放送されていた番組でも、やはり橋は赤かったです。

 人気ランキング・アップへの応援をお願いします。下のバナーをクリックしていただくと、1票です。

氷河急行でツェルマットへ!

【LIVE】

aDSC_4157

 サンモリッツで迎えた3日目の朝です。夜来の雨がしとしとと降っています。窓のすぐ下は、サンモリッツ駅です。

 ホテル・ラマーニャの豪華な朝食を食べて、午前9時過ぎ発の氷河急行でツェルマットへ移動します。8時間のパノラマ列車の旅です。

 写真は、昨日朝のサンモリッツ駅ホームです。氷河急行塗装のELが引く始発電車が出発して行きました。

朝のサンモリッツ駅~レーティッシュ鉄道の電気機関車

【8月25、26日=サンモリッツ】

cDSC_4187

 朝食前にRhaetischen Bahn(RhB)/レーティッシュ鉄道のサン・モリッツ駅を散歩しました。ホテルの目の前です。
 「UNESCO世界遺産塗装」のEL/電気機関車「Ge 4/4 Ⅲ 650」が、氷河急行のパノラマ車両を引っ張って、引き込み線から入線してきました。 

cDSC_4191

 「Ge 4/4 Ⅲ」は、RhBの本線で使用される山岳鉄道用の主力電気機関車です。

cDSC_4213

 「氷河急行塗装」の「651」が、この朝はクール行きの始発として出発していきました。

cDSC_4215

 「COOP塗装」の「641」は、入れ替え作業にあたっていました。

cDSC_4200

 プルマン社製の豪華客車がとまっていました。オリエント急行でも使われいる客車です。
 ツアーの貸し切りとして併結されるようです。

cDSC_4204

aDSC_4711

 「651」の顔は、前後で異なっています。

aDSC_4692

 ホテルの部屋から見下ろすサン・モリッツ駅です。3泊の滞在中、いつでも、いつまでも眺めることができて、幸せでした。

cDSC_4226

 サン・モリッツ駅の駅舎です。時計は目の前でした。

[map lat=”46.49786050275019″ lng=”9.846410751342773″ width=”384px” height=”280px” zoom=”14″ type=”G_NORMAL_MAP”]46.497861,9.846411[/map]

 人気ランキング・アップへの応援をお願いします。下のバナーをクリックしていただくと、1票です。

ベルニナ急行でアルプスを越える

【8月23日=ベルニナ急行】

cDSC_3580

 Alp Gruem/アルプ・グリュムで昼食ととった後、St.Moritz/サン・モリッツ行きのベルニナ急行D972に乗車しました。
 間もなく左手にラーゴ・ビアンゴ(白い湖)が広がりました。氷河の水が貯まった湖で、白く濁っています。湖岸にはハイキングコースがあります。時間があれば、わたしも歩きたかった。

cDSC_3565

 ターンを繰り返しながらアルプ・グリュム駅に上ってくるベルニナ急行です。

aDSC_3570

 ベルニナ急行は、パノラマ車両(全席指定)で運行しています。太陽が降り注ぐ明るい車です。
 すれ違う列車は満席も多かったのに、この列車は1等ということもあってガラガラでした。右に左に、自由に動き回ることができましたが、写真を撮る者には、窓が開かないのがつらい。

cDSC_3590

cDSC_3592

 Ospizio Bernina/オスピッツォ・ベルニナ駅を通過。標高は●●メートル。ラックレールを使わず、車輪と線路の摩擦の力だけで走る粘着方式の鉄道路線駅としてはヨーロッパで最も高い位置にあります。

cDSC_3604

 レイル・ナイル(黒い湖)が見えてきます。左は通り過ぎたラーゴ・ビアンコの堰堤。ここがヨーロッパの分水嶺です。

cDSC_3606

cDSC_3609

 目の前にピッツ・パリュとピッツ・バルナの間から流れてくるパリュ氷河が、大迫力で迫ってきます。

 人気ランキング・アップへの応援をお願いします。下のバナーをクリックしていただくと、1票です。