四国88 高知・香南 「小さなお宿 遊庵」のおもてなし その2

【2011/07/17】

 高知といえば、これしかないでしょう。いや、他にもあるかもしれませんが・・・。
 そんな気持ちを察するかのように、2連泊した宿「小さなお宿 遊庵」の奥さんが生のカツオをあぶってくださったたたきです。ボリュームたっぷり。まだ外側は温かいのをニンニクとともにほおばります。
 カンカン照りの下を1日歩いてきた疲れが吹っ飛びました。

 この夜の料理も美しいです。
 よく冷えた豆腐です。ゴマだれをまとい、見事なトッピングです。

 お次は米ナスの揚げびたしです。

 どれも芸術的です。どんなシェフが作ってられるのかと思いますが、「いえ、好きであれこれ真似して作っているだけです」と謙遜される奥さん。
 ご主人から取材すると、デパートでアパレル関係の仕事をしておられ、日本各地を出張した翌日は休日にして、食べ歩き、陶器を買い集められたそうです。ご夫婦ともに退職して、高知市内で「おまかせ定食の店」を開業。香南市に移っても、ファンに請われるままに食事を提供しているうちに、現在の宿になったそうです。

 今夜は、ジャガイモと鮭の煮物でもう満腹。ご飯まで到達しませんでした。ごちそうさまでした。

 料金は、快眠できる素泊まり=4,000円、おいしい和食の夕食=1,200円、日本の心の朝食(コーヒー付)=600円-というへんろ宿の相場と比べたら信じられない安さです。
 「年金生活の夫婦にとって、毎日がいろんな人との出会いが楽しくて」
 うらやましい限りです。

 ちょっとゆったりとした民家の2階の3部屋が客室です。その一番広い部屋に泊まりました。わたしはベッドでした。
 午前5時すぎに目を覚まし、テレビを見ると、なでしこジャパンが最初のゴールを入れられたところでした。でも、それからが、すごい、すごい!!
 

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四国88 高知・香南 「小さなお宿 遊庵」のおもてなし

【2011/07/16】

 四国88ヶ所の区切りお遍路の第4クールです。室戸岬はまだ歩いてませんが、この3連休に高知市周辺の28番大日寺から34番種間寺までを歩きました。土佐路は「修行の道場」と呼ばれます。そのことば通りに最初の2日はカンカン照り、3日目は大雨に痛めつけられました。
 それでも喜びはあります。納経帳の朱印も増えてきましたが、「小さなお宿 遊庵」のおもてなしも深く心に刻まれました。2連泊した宿です。
 まずは、「へんろ宿」ではとても味わうことができない、おいしい料理からー。 

 箸袋から凝ってます。

 冷たいビールとともに出てきたのが、よく冷えた酢の物です。コリコリとした歯触りのウリです。

 揚げたての揚げ出し豆腐です。
 器は、奥さんが趣味で集められたのもです。

 ナスと肉の煮物です。
 ビールを飲みつつの食事ペースにあわせて出てきます。

 ミンチカツも揚げたてでした。パリッとした皮に、フワリとした肉です。

 最後は、おいしいご飯とすましでした。もう満腹です。

 定員5人の小さな宿です。ペンションといった雰囲気です。
 この夜は、女性独りの歩き遍路と、車で回っておられるご夫婦、それに友とわたしでした。アットホームな雰囲気に、宿のご夫婦も加わって、話し込んでしまいました。

 28番大日寺のすぐ近くです。

 小さなお宿 遊庵
 高知県香南市野市町母代寺507
 0887-56-4408 予約専用090-9559-4408

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四国88 お遍路には「ひんやりタオル」

 あす16日から四国88ヶ所のお遍路第4クールに出発します。今回からは「修行の道場」といわれる土佐路ですが、室戸岬あたりはまだ歩いてません。ちょっと中抜きになりますが、高知市周辺を巡ります。

 暑さ対策に「水にぬらすだけ 南極気分」という今夏の話題商品「ひんやりタオル」です。大丸梅田店に入店している「東急ハンズ」に行ってみると、よく目に付くところにコーナーができてました。いろんな商品が並んでました。
 わたしが買ったのは、「ミラクール タオルタイプ」(1344円)で、一番でかい商品でした。名古屋のメーカー製です。

 

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四国88 「ウェルかめ」とヘンロ小屋

 3回目のおへんろで、まだ書いていなかったお話です。

 初日(6月3日)は、JR牟岐線の立江で下車、前回のゴールとなった19番立江寺から歩きました。その日は20番鶴林寺の登山口となる勝浦町の生名(いくな)まで歩きました。
 道の駅「ひなの里かつうら」で休んでいると、女性記者がやって来ました。地元の月刊タウン情報「トクシマ」の記者でした。「どかこらこられたのですか?」「歩き遍路ですか?」「勝浦町の印象は?」とかを質問されました。おまけに友と写真まで撮影されてしまいました。まるでテレビ小説の「ウェルかめ」そのままの世界でした。
 この写真で取材を受けているのは、私たちを迎えにきてくれたその夜の宿「ふれあいの里 さかもと」のご主人です。

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四国88 「お四国さんの宿 山茶花」で元気をつける

11/06/04~05

 2泊目にお世話になったのは、平等寺門前にある「お四国さんの宿 山茶花」です。気さくなお母さんの接待がありがたいです。
 朝食は納豆です。いつもの朝食でご飯を食べることはありませんが、こんな日には格別です。お代わりまでしました。

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四国88 雨の中を23番薬王寺まで

11/06/05

 【12:53】
 今回のわたしのゴールとなった23番薬王寺です。平等寺前の宿から22キロ。雨の中を歩いてきました。
 本堂の向こうに瑜祇塔(ゆぎとう)が霞みます。四方に九輪をもつ高さ29メートルの塔です。

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四国88 3万歩でたどり着いた22番平等寺

11/06/04

 【15:03】
 この日3つめの札所、22番平等寺に着きました。
 団体さんのバスが同時に駐車場に入ってきました。ゆっくりと休憩して本堂に向かうと、団体さんは一列になって急な階段を上がってました。みなさん、手すりを握っているとはいえ、お元気です。

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四国88 20番鶴林寺に舞い降りた「お鶴」

11/06/04

 【08:18】
 麓から約1時間の登りでした。「一に焼山、二にお鶴、三に太龍」と呼ばれ遍路転がしの道です。最後はあえぎながらも到着した「お鶴」です。
 山門前に腰を下ろし、流れる汗をぬぐい、白衣と輪袈裟を着用しました。
 目の前は、すがすがしい光景でした。妙齢の女性が、広い境内を掃き清めています。

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四国88 徳島・勝浦町 「ふれあいの里 さかもと」のおもてなし

11/06/03~04

 徳島・勝浦町の「ふれあいの里 さかもと」に泊まりました。前回のへんろで、「鶴林寺の手前で泊まるのなら、ちょっと離れているけど、よいですよ。遍路道まで迎えに来てくれるから」と教えられました。

 夕食には鮎の塩焼きが登場しました。近くを流れる勝浦川の鮎解禁は6月15日ですから、他の川の産でしょう。でも、そんなこと関係なくおいしいです。

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