今夜の一献 筍と蕗で春を味わう

 筍(タケノコ)のシーズンです。京都・西山あたりの産地は出荷の最盛期を迎えています。2日前にポンポン山に登ったときも、善峯寺への道の途中、何軒も農家が朝掘りタケノコを売っていました。でも、帰りにはみんな売り切れてました。
 昨日、別の店で買ったタケノコが、今夜の一献のお相手となりました。
 柔らかいです。わずかに残るエグみがなくなったら、水煮缶と同じです。どこがおいしいと聞かれても、タケノコにはたいした味はありませんが、その食感も出汁とのハーモニーも、すべが大好物です。

 引き立て役は、はるばるスペインからやってきたテンプラリーニョの赤です。オーガニックワインとありますが、ワンコイン以下です。ちょっと酸味があって、なかなかいけます。 

 フキの葉は、ジャコと炒めて箸休めの一品に化けてます。

 雨が降って、ちょっと涼しくなった1日でした。湯豆腐で温まります。

 今朝の産経新聞で出ていた「新タマネギと豚肉、梅干し炒め」です。

 いただいた家庭菜園のタマネギが、トロリと甘くていくらでも食べられます。

 サンショウが根付いたようです。昨年買った鉢です。ベランダで越年して、葉を茂らせています。
 これを摘まみました。さすがに香りが素晴らしいです。

 タケノコは大きな鍋で茹でました。朝掘りですが、ヌカも入れました。
 それほどアクは出ませんでした。
 ひと晩、水につけておきました。
 一緒に煮るフキの皮(筋?)は、わたしが剝きました。
 薄味のいい出来具合です。ほとんどが奥さまの作です。

 大枝、物集女、大原野、塚原と京都西山の筍の名産地産がずらりと並んでいました。

 フキといっしょに、こちらで買いました。

 桂川街道 産直ひろば
 075-393-1010
 京都市西京区牛ヶ瀬奥の防町18

バギンボックスから飲む 「エル トキ メルロー」

 「バギンボックス」という言葉を初めて知りました。毎晩飲むにはリーズナブルと知り合いに教わりました。
 餃子とワインという組み合わせも、なかなかイケます。
 というか、この冬は何でも赤ワインです。おかげで空き瓶を処理するのがたいへんでした。

 で、バギンボックスです。バッグ・イン・ボックスが縮まった表現ですが、ボックス・ワインとか箱ワインとも呼ばれています。
 大きな酒売り場で見かけたことがありました。買ったのは初めてです。
 紙箱の内部に真空状態の袋で入っているので、開栓後も長持ち。保管は省スペースでエコ。何よりもコスパが魅力です。
 「エル トキ メルロー」は、チリ産のメルローです。高槻の酒量販店で2リットル880円+税でした。750ml入りのビンとは比較になりません。

 コックがついているので、グラスに注ぐこともできます。

 どれだけ飲んだのかがわからなくなっては困ります。
 素敵なデキャンタがあればいいですが、とりあえずは空きビンに取り分けました。ハーフボトルが適量です。空っぽになりました。飲みやすいワインです。
 スペインのサンティアゴ巡礼で毎晩食べた巡礼定食には、このハーフボトルが必ずついていました。ワインの酔いとともに、懐かしさがこみ上げます。

 餃子は、京都・九条のミスター・ギョーザのテークアウトです。
 これを焼くのは、わたしの担当です。底はカリッと焼き上がりました。

百均グッズでつくる 燻製チーズ 

 おいしい燻製のチーズが食べたくなりました。
 昔は、大きな木の箱をつくって、鶏のもも肉を燻製するのを年末の恒例にしていたこともあります。そこまで大げさにしなくても、チーズくらいなら百均で手に入れたグッズでつくることができました。
 手間暇省いた簡易製にしては、本格的なお味です。ケースで買った最後のワインが空いてしまいました。

 ちょっと燻煙の量が多かったかもしれません。ペラペラの6Pチーズだったこともあるでしょう。

 朝から高槻のイオンモールにある百均のセリアに行って仕入れてきました。
 直径18㎝のボールが2個と、落としブタ、燻製用チップです。合わせて440円です。
 チーズは、ブロックのプロセスチーズを探しましたが、ありませんでした。6Pチーズでガマンしました。

 チップが百均に並んでいるのが驚きです。キャンプのブームで、燻製を楽しむ人が増えているのでしょうか。

 メスティンの調理道具の登板です。アルコールストーブを熱源にしました。
 作業はべランダで行いました。
 ボールにアルミホイルを敷き、チップを入れます。
 落としブタにチーズを並べます、穴をふさがないよう、割りばしをはさみました。
 もう一つのボールで蓋をしてアルコールストーブで熱すると、1分ほどで煙が出てきます。
 それから3分ほどいぶし、フタを開けずにそのまま8分ほど放置すれば完成です。
 粗熱をとった後、1個づつアルミホイルに包んで冷蔵庫に保存しました。

 いい色になりました。300円ほどの6Pチーズが、まるで別物に変身しました。
 できたては、燻煙の刺激臭が残っています。しばらく放置しておくと、落ち着いた味になります。

今夜の一献 大根ステーキとちくわペペロンチーノ

 大根ステーキでスペイン産テンプラニーリョの赤を開けました。自分でつくりました。満足の一献です。
 分厚い大根を電子レンジで10分ほど加熱、柔らかくして、ニンニクと塩コショウで下味をつけてオリーブオイルで焼きました。バターに醤油を垂らしたソースで照り焼きしてソースにしました。九条ネギのトッピングです。
 付け合わせは、そのフライパンでチンゲン菜を炒めただけです。ネットで調べたレシピです。

 これが大根かという出来栄えです。おでんも好きですが、別物の味です。

 ちくわペペロンチーノです。こちらが本命のハズでした。
 旨いですが、ちょっと焦がしてしまいました。1人で同時進行で2つの料理を作るのは、わたしには至難の業です。2皿に盛りつけ、バケットを切り、ワインのコルク栓を抜いていると、肝心のちくわが油をすって小さく縮んでしまいました。
 とはいえチーズをふって、乾燥バジルを振りかけて、アテにはぴったりの一品となりました。

 ちくわを刻み、スキレットでオリーブオイルでニンニク、タカノツメを炒めるパスタと同じいつものスタートです。でもオイルが多すぎたのが、最初の失敗のようです。
 ちょっと目を離しているすきに、火力が強かったこともあって、あっという間に黒焦げになってました。
 でも旨いことに変わりはありません。真っ黒になったのだけはよけて、パクつきました。

 渋みはほどほどで、あっさりとしたワインです。スペインのサンティアゴ巡礼で毎夜のごとくハーフボトルを空けていたワインの味を思い出しました。

 テンプラニーリョというブドウでつくられています。巡礼で通ったラ・リオハ州などで栽培されているスペインを代表するブドウ品種です。
 このワインは、マドリード南東のラ・ローダという町の産でした。

 ワインを箱買いしました。
 ネット通販で格安ワイン12本のセットです。スペイン、イタリア、フランス産の赤ばかりです。こんな大人買いしたのは初めてです。しばらくは楽しめます。

今夜の一献 美味なるもの三品と

 焼酎の湯割りがおいしい日々が巡ってきました。
 鹿児島の芋焼酎「黒霧島」です。鉄瓶でふつふつと沸かした湯で割ると、ことさら美味です。
 西舞鶴の魚店で昨日、買ってきた鯛のあらを奥さまが煮てくれました。プロが3枚におろしたあとの骨ですので、身はそれほど残ってませんが、その骨の隙間に残った身が大好物です。
 シーズン・インしたタグ付きのズワイガニには目もくれず、いや横目にしながら買った一皿500円の鯛のあら身が、すばらしい一品となりました。

 朴葉味噌に挑戦しました。こちらは先日、京北の滝又の滝を歩いたときに拾ってきた朴の葉です。乾燥させていました。
 味噌にキノコを混ぜ、みりん、砂糖で味付けしたのを、ガス台で焼きました。

 ちょっと目を離していると、乾燥した葉の周辺に火が回って燃え上がりました。あわてて吹き消して、味噌がぐつぐつとしてきたのででき上がりとしました。

 残念ながら朴の香りはイマイチです。まあ、遊び心の一品ということで・・・。

 安定のお味は、地元・水無瀬の手作り豆腐屋さん「いちまる」のひろうすです。がんもや飛竜頭とも呼ばれます。

 今夜はほんのちょっと醤油辛かったですが、食べなれた奥さまの味付けです。ごちそうさまでした。

今夜の一献 おいしいワインとアンチョビ・ポテト

 おいしいワインをいただきました。さっそくコルク栓を開けました。
 芳醇な香りが広がりました。しっとりとした味わいです。わが家で常用のワンコインとは、格が違います。
 おいしいワインさえあれば、あとは・・・。というわけでアンチョビ・ポテトをつくりました。冷凍のイカの一夜干しを戻して、同じフライパンでちょっと炒めました。
 ミネストローネとサラダがあったので、これで十分です。

 自家製アンチョビは、ポテトに十分に熱を加えた最後にいれます。これで適度にパリッとした、塩味も素敵なポテトとマッチングします。

 京都・丹後の天橋立にある天橋立ワインです。地元産ブドウで醸造されています。

 天橋立ワイン
 0772-27-2222
 宮津市国分123

 本社は、また行ってみたい大好きな寿司がいただける「雪舟庵」の近くです。Sさん、ありがとうございます。今度は、ご一緒しましょう。

 

今夜の一献 きゅうりの水漬け

 ポリポリといくらでも食べられる「きゅうりの水漬け」です。良く冷えたビールのアテにぴったりです。
 ネットでたどり着いたレシピです。薄い食塩水に漬けただけです。半日でいいお味でした。

 きゅうりは2本半でやってみました。

 ポイントは、きゅうりとほぼ同量の水に、その合計の重さの2%の食塩を加えるというところです。
 356gのきゅうりに400ccの水を加えました。(356+400)×0.02=15.12→15 ということで必要な食塩は15gとなります。
 梅干しと、ニンニク、タカノツメを加えました。

 参考にしたレシピはコチラです。

 2袋のジップロックに入れて、冷蔵庫に保管しておきました。
 簡単、簡単。あっという間の作業でした。

今夜の一献 トマトのマリネ

 トマトのマリネをつくりました。またまた、自家農園のおいしいトマトをたくさんいただきました。ありがとうございます。
 お相手は、ギンギンに冷やしたフランス産のシャルドネです。とはいえ1コインほどで、お味もそこそこでした。あれこれ手を出さずに、1コインはアレと決めておけばいいのですが、売り場の前に立つと、ついつい手がでます。
 トマトの方は安定して、今回もいい味です。

 メーンは、生協宅配の味付け豚肉の炒めでした。レタスに巻いていただきました。

 トマトは、ミニと呼ぶにはちょっと大きく成長してました。真っ赤とオレンジがかったのと2種類あります。
 ヘタを取り、頭に十字の切込みを入れて、熱湯に15秒ほど。冷水に取りだします。
 ツルリと皮がむけました。何だか最近、この作業が多いです。
 ジップロックに、マリネ液とともに入れて冷蔵庫で保存しました。

 ジップロックには、オリーブオイル、ワインビネガー、ハチミツ、塩、コショウを。薄切りして水にさらしたタマネギも入れました。

父の日の一献 「ORVAL」と「山崎原種樽熟成ブレンド」

 ベルギー・ビール、「ORVAL」をオリジナルグラスに注ぎました。オルヴァル修道院で醸造されるトラピスト・ビールの最高峰だそうです。
 2014年にブリュッセルを旅したときに、王宮近くにある楽器博物館の階上レストランで飲んだ思い出の味です。
 父の日のプレゼントでした。ちょっと濃い目のほろ苦い味を、ゆっくりと堪能しました。

 お相手としてはどうかとも思いますが、珉珉にも王将にも足が遠のいているいま、テークアウトして自宅で食べられる最高の餃子が「ミスターギョーザ」です。
 これを焼くのはわたしの役目です。慣れたもので、パリッと香ばしく焼き上がりました。

 ミスターギョーザは京都の羅生門近くにあります。昔は、ここで食べるか、店先で買うしかありませんでした。
 それが、いつの日からか大丸京都店の店頭に並ぶようになり、今では高島屋京都店でも人気商品です。
 いつも2ケース、買ってきて、1個は冷凍保存しています。

 ミスター・ギョーザ
 075-691-1991
 京都市南区唐橋高田町42

 いつもの「一番搾り」も開けました。レンコンのキンピラは好物です。

 「ピンポーン!」とチャイムが鳴り、宅配便が到着しました。こちらはサントリーのプレミアム・モルツ「山崎原種樽熟成ブレンド」でした。
 わが子からは、「ビールさえ飲ませておけば上機嫌」と思われているようです。ごちそうさまです。

今夜の一献 緑のワインと冷しゃぶ

 ポルトガルを何度も旅した知り合いから、「家の近くの酒店で見かけたので」とワインをいただきました。ありがとうございます。
 緑のワインとも呼ばれる「ヴィーニョ・ヴェルデ」です。もちろん、ポルトガル産です。
 今夜のメーンは、冷しゃぶでした。サヤエンドウや大葉、ミョウガ、タマネギ、キュウリなんかののスライスを豚肉にはさんんで、ゴマダレをかけていただきました。
 あっさりとしていて、ワインのアテとしてもぴったりです。

 微発泡です。グラスにツブツブがついています。アルコール度数も低めのようです。
 すっきりとした味わいで、飲みやすいです。よく冷やしていただきました。

 ブランドの「ガタオ」は大ネコの意味だそです。どおりでかわいいネコが描かれています。ポルトガル北部ミーニョ地方のガタオ村で作り始められたワインです。
 緑のワインと呼ばれますが、ワインの色が緑色ではありません。
 ヴィーニョ・ヴェルデに使用されるブドウは、完熟する1~2カ月前の青いのが収穫されるそうです。そのため、発酵途中で発生する気泡がワインに残っていて、飲みやすくしているのです。
 コロナがなければ、先週はリスボンを旅していました。現地でバカリャウ(タラ)とともにこのワインを飲みたかったです。