京都・小塩 十輪寺の紅葉

 十輪寺の紅葉を楽しみました。カタクリの花が咲く小塩山の麓にあります。平安の歌人、在原業平の隠遁の地とされ、「なりひら寺」とも呼ばれます。
 善峯寺に上がるバスや車で門前は何度も通っていますが、お参りしたのは初めてです。この秋は「京城勝覧」で案内されているあちこちを訪ねましたが、知らない名所がたくさんあります。
 日差しがあまりなかったので鮮やかさには欠けます。でも参拝者は少なくて静かな晩秋でした。

 「不惑梵鐘(まよわずのかね)」の鐘楼は、寛文6(1666)年の建立です。

 裏山には、在原業平の墓があります。

 塩竃で、業平が塩焼きの風流を楽しんだと伝えられます。

 境内に咲いていたキクタニギクは京都府の絶滅危惧種です。
 京城勝覧の初日に東山の菊渓(きくたに)を歩きました。ここに咲いていとことからネーミングされたキクです。

 冬桜が花を咲かせていました。

 小塩山 十輪寺
 京都市西京区大原野小塩町481
 075-331-0154