「京七口」のひとつが鞍馬口です。ここから都を出て、鞍馬街道を通って鞍馬寺に参拝したのです。後白河法皇も、出家して大原・寂光院で過ごす建礼門院徳子のもとを訪れる「大原御幸」の際に通ったとされます。
五月晴れとなった22日、鞍馬寺から鞍馬口まで新緑の中を約10キロを歩きました。
11:04=スタートは洛北・鞍馬寺です。好天に恵まれ、観光客もやってきています。
11:00=JR-京都地下鉄と乗り継いで宝ヶ池国際会議場まで。そこから10分ほど歩いた叡山電鉄・岩倉駅からパノラマ車両の「きらら」に乗車して鞍馬にやってきました。
11:02=鞍馬駅前では、大きな鞍馬天狗が出迎えてくれます。
11:09=鞍馬の町から観光客とは逆に歩き始めました。由岐神社の前を通り過ぎます。「鞍馬の火祭り」で有名な例祭の舞台になります。
11:19=貴船口駅がみえるところまでやってきました。絵になるポイントですが、電車が来る気配がないので歩き始めましたが・・・。
11:20=間もなく鞍馬発出町柳行きの電車が下ってきました。
11:22=左に行くと貴船神社です。右の道を歩いてきました。
11:30=シトロエンの「2CV」がとまっています。白くきれいに塗装されてます。京都一周トレイルで同じ道を歩いたことがありますが、そのときはシトロエンBXがとまっていた駐車場のはずです。
11:39=二ノ瀬駅の下流に鉄橋がかかっています。今度は橋の下で休憩して、電車がやってくるのを待ちました。
11:40=二ノ瀬-静市間は、叡電は木々のトンネルをくぐります。向こうを電車が通過します。
11:49=静市までやってきました。田舎ののんびりとした駅の風情です。
11:51=静市駅のホーム端には、2体のお地蔵が祀られてます。
11:58=川島織物の工場が見えてきました。祇園祭の山鉾で使われる緞帳などを多数、作ってきた織物メーカーです。
12:00=小野寺の前を通り過ぎました。ここも小野小町ゆかりの寺で、「老衰像」があります。
そういえば、先日のNHK「街道てくてく旅」の熊野古道でも、和歌山県の寺に小野小町の老衰像が保存されているのが放映されていました。
京都・山科の小野・随心院にも小町老衰像はありました。あちこちに小町ゆかりの地はあるようですが、美貌の女性の晩年の像が残っているのが興味深いです。
12:12=鞍馬街道は左に曲がります。まっすぐ行くと京都産業大学の前を通って上賀茂神社に至ります。そこから賀茂街道が鞍馬口まで通じています。
12:12=見上げれば「鞍馬街道」の文字が。
12:20=「地球研(総合地球環境学研究所)」の横を通る。瓦葺きの環境を配慮した大きな研究棟があります。
12:39=「円通寺」までやってきました。比叡山を借景にした庭が有名な寺です。久しぶりでしたが、門前で休憩しただけで歩き続けました。
12:47=新しい築地の脇から比叡山を眺めました。
13:02=深泥が池のかすめて通り過ぎます。小学生だったころ、よく釣りにやってきたところです。
13:12=北山通りは、いつものようににぎわっています。
13:17= 「天使のダイニング」で昼食にしました。
14:20=ゆっくりと昼食を食べ、京都府立総合資料館前を通過します。左奥は京都コンサートホイール。
15:51=京都府立大学から東に5分ほどのところにある実家に立ち寄りました。時計が進んでいます。
15:56=下鴨中通が北大路通と交差します。
15:58=昔の公設市場は名を変えて存在しました、周辺の商店街は店を閉じているところが多いです。
16:05=東鞍馬口通と交差します。左を向けば向こうに下鴨神社の糺す森(ただすのもり)が見えています。
16:10=加茂川にかかる出雲路橋を渡ります。向こうの山並みが鞍馬方面です。
16:12=出雲路橋の西詰あたりに鞍馬口はありました。石柱がその存在を記録しています。
16:20=鞍馬口通を進むと鞍馬口町があります。その表記を探しているうちに、京都市交響楽団の立派な練習場に出くわしました。
16:26=烏丸鞍馬口で本日のゴール。鞍馬口通は金閣寺近くまで続いています。
16:37=地下鉄・鞍馬口駅。ここが、鞍馬寺へ参る道と勘違いして下車する観光客もいるらしいです。地下鉄の案内アナウンスには「貴船、鞍馬方面は国際会議場駅まで」と流れます。
kuramaguchiをクリックしますと、アナウンスが聞こえます。