若狭から京を結ぶ鯖街道は、一塩された鯖が都に運ばれました。その鯖が鯖寿司になりました。
鯖街道の小浜-保坂間、24キロを歩きました。3区間くらいに分けて歩く予定ですが、初日からわが家にやってきた若狭の鯖です。
といっても、生でありません。へしこ漬けです。
薄く切って、ビールのあてにしました。この輝く色を見てください。最高です。
「春鯖のへしこ漬け」のできあがるまでが書かれています。
血圧が気になる身には、「塩」は問題です。これまでも「買おう」というと、女房ににらまれてました。今回は、「鬼のいぬま…」の初めての購入です。
国産の鯖をつかったへしこ漬け結構、いい値がします。一番小さいので1523円でした。片身で1500円から1800円といったところです。いまや、幻となった鮒寿司ほどではありませんが。ノルウェー産だと、半値以下でした。
鯖街道の出発点は、福井・小浜市のいづみ町商店街にあります。その商店街にあるのが、「小鯛の笹漬け」などで知られる「田村長」です。「若狭のぐじ」なんかも並んでいます。
私が若い頃に金沢へ転勤して知ったのが「こんか鰯」でした。「こんか」はどうも米糠が訛ったようなのですが、「へしこ」も同じ製法のようで米糠に漬けるんですね。私は食べないのですが、「こんか鰯」と言ったり、「へしこ」と言ってみたり、とにかく家族の者が好きでお茶漬けでよく食べていました。今も目がないようです。私はどうも味わい方がいまだにわからないままです。