洛陽巡礼 自転車に乗って

 ゴールデンウイークの最後の1日は、自転車で巡礼に出かけました。「洛陽三十三所」を巡ります。
 自転車で走った前回の「DAHON de ポタリング」は2007年6月でしたから、実に4年ぶりです。
 「四国88~お遍路になる」は、歩きへんろを続けています。「発心の道場」阿波路は札所の間隔が比較的短く、「遍路ころがし」の山道も多いので歩くのに最適です。
 ところが、次の土佐路は、室戸、足摺の2つの岬をもち、その海岸線の長いこと。だから「修行の道場」なんですが、フルタイム勤務の身にはここを歩ききるほどの時間的余裕がありません。そこで、「チャリへんろ」を思いついたわけです。きょうはその予行演習でした。


 JR島本駅から「輪行」します。自転車を袋に収納すると、電車に乗ることができます。
 ここから輪行するのは初めてです。4年前には島本駅は開業しておらず、お隣の山崎駅まで走ってました。

 走行速度や距離を測るサイクルコンピューターは、電池切れでした。途中のコンビニでボタン電池を購入し、ホームのベンチで入れ替えました。でも初期設定の仕方がわからなかったので、この日の測定結果は正確かどうかわかりません。

 JR京都駅で自転車を組み立てました。といっても、2つ折になっているのを、パタンと開けるだけです。輪行袋を片付け終わるまで5分とかかりません。

 20分ほど走って、紅葉で有名な東福寺に近い21番札所「法性寺」にやって来ました。

 インターフォンを押して「納経」を頼みました。「ゆっくりしていってください」といわれましたが、お参りするほどのところはありません。国宝の「厄除観音」は拝めませんでした。

 まだポツリ、ポツリの状態でした。

 門の前は、「京街道を上る 其の七 伏見宿から京・五条」で歩いた伏見街道です。
 向こうから京阪特急がやってきました。

 法性寺

 九条烏丸の東北に22番札所「城興寺」はありました。平安の昔、ここに藤原家の九条殿があったそうです。

 本堂から読経が聞こえてきました。

 城興寺

 23番札所「東寺」までやってきました。
 高さ55メートルと、木造建築物としては日本一のの高さを誇る五重塔がそびえます。

 東寺です。弘法大師(空海)が開いた寺です。それを忘れてました。
 「身は高野、心は東寺に納めおく」というご詠歌があるそうです。 
 「四国八十八カ所」を巡礼するには、ここで出発のあいさつをして、旅立つのがしきたりなのです。そんなことも知りませんでした。四国の納経帳も持ってきてません。すでに十九番まで歩いてしまいましたが、もう一度、やってきます。

 「御影堂(大師堂)」にお参りしました。

 食堂(じきどう)には、十一面観音菩薩像がありました。観音霊場になっているいわれです。
 洛陽の納経だけををすませました。

 東寺

 東寺を出たのは正午前。まだ1時間40分しかたってません。ちょっと西に走れば西国街道の起点の羅城門です。そのまま西国街道沿いのわが家まで走ることにしました。
 ところがポツリ、ポツリと雨粒が。吉祥院あたりまで来ると、真っ暗になってきたので「イオン洛南店」に駆け込み、レストラン街で昼飯にしました。飯を食い終わって外に出ると、またからりと晴れてます。桂川沿いの「京都八幡木津自転車道」を淀まで走り、そのまま西国街道に戻って帰宅しました。
 水無瀬のわが家到着は2時すぎ。計20数キロの久しぶりのポタリングでした。

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