バッハの「ヨハネ受難曲」を聴きました。
ペーター・シュライヤー(テノール歌手=舞台中央)が指揮をし、物語を進めるエバンゲリスト(福音史家)を歌う2役でした。さすがに、ずっと昔に聞いた「美しい水車小屋の娘」ほど声にハリはありませんでしたが、すべて暗譜には感心しました。
コーラスは6人×4声で24人。たったこれだけなのに、オルガンのような響きでした。
Rudolfinum(ルドルフィヌム=芸術家の家)にあるドボルザーク・ホールは、本当に素晴らしいホールでした。こんなに音楽的なホールは、たぶん日本にはないでしょう。
19世紀の後半に、約10年をかけて建設されたそうです。現在はプラハ交響楽団の本拠地になっています。 (2005/05/19)
「ヨハネ受難曲」への2件のフィードバック
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羨ましいコンサートに出会われたんですね。ヨハネは10月2日目指して練習しているさなかだけに、一段と聴き応えが合ったことでしょう。私はドボルザークホールではチェコフィルとピエロフラーヴェク指揮のスメタナの「わが祖国」を聴きました。この曲はスメタナホールだけかと思ったのですが、そうでもないようですね。田谷さんおっしゃるように、このホールの右に出るホールは無いように思います。ただ一つあるとすれば、バイロイト祝祭劇場ホールでしょうね。そこでワグナーの「ニーベルンクの指輪」4部作全曲を聴くのが私の生涯の夢です。もう、可能性がかなり無くなりつつありますが。
このコンサートにあわせて旅の日程を組みました。それだけに、一番思い入れの深い夜だったわけです。
これで、「ザルツブルク音楽祭」と「プラハの春」を聴きました。ものの本によりますと、世界3大音楽祭は、上の2つとバイロイトなんですね。
ところが、わたしは、ワーグナーにはさっぱい興味がありません。次は、バッハゆかりのライプチッヒの聖トーマス教会かなと。実はここは一度行ってるんですが。