芦生の森 トロッコ跡ハイキング

 京都・南丹の美山町芦生(あしゅう)にある芦生の森、正確には京都大学フィールド科学教育研究センター芦生研究林、昔の呼び方では京大演習林にハイキングに行きました。
 これまでの暑さはどこに行ったのか、初秋すら感じさせるすがすがしい1日でした。
 美山川に沿って、演習林の研究用に使われたトロッコの軌道跡が残っています。緑の空気をいっぱいに吸って、リフレッシュしました。

 川面には、対岸の樹々が美しく反射していました。紅葉のシーズンに、またやって来たいです。

 本日のわたしの山メシは素麺でした。前回の炎天下の高御位山登山で、同行者がおいしいそうに食べておられました。さっそく真似をしました。渓流に浸した冷たい素麺が、ツルツルとのどを滑りました。


 【2018/08/18 09:59】
 京都縦貫道の園部インター近くの道の駅で、三田から地道を走ってきた仲間と待ち合わせ、美山かやぶきの里を通って芦生までやって来ました。

 ネットでダウンロードして、あらかじめ書き込んでおいた入林届を提出しました。

 使われなくなって久しいトロッコが止まっています。ここから上流に向け線路は続いています。

 「芦生研究林森林軌道」は近代化産業遺産になっています。

 いつもの6人で歩きました。Oさんの撮影です。

 屋久島のトロッコ軌道を思いだす光景です。

 急なアップダウンはありません。

 木漏れ日に見とれました。

 鏡のように光る澄み切った水面です。ちょっと水浴びしたくなりました。

 苔むした岩です。おサルさんでもいるようなー。

 一条の水が岩肌をしたたり落ちてました。

 【10:33】
 廃村灰野までやって来ました。引き込み線があったのでしょう。ポイントが残ってました。

 かつては集落があったところです。京都方向の佐々里峠への道があるようです。

 神社のかわいい祠に鳥居も残っていました。

 谷筋で線路が流された個所には、仮設道が渡されていました。

 すれ違いのための待避線がありました。

 【11:12】
 フタゴ谷に着きました。
 レールは左に向かって橋を渡っていたようです。その橋がなくなり、レールが垂れ下がっていました。

 橋脚はしっかりと残っていました。

 もう少し先を歩いてみました。
 マムシグサが咲いてました。もうすぐ真っ赤になります。

 【11:31】
 小ヨモギ谷の分岐まで来ました。先に行っても同じような光景のはずと、ここでUターンしました。

 ブナの林がきれいでした。

 【11:42】
 川を渡った水辺まで戻ってきて昼食にしました。

 冷たいコーヒーを準備してました。コンビニで買った氷を保温袋にいれて持ってきました。
 暑さがそれほどでもなかったので、氷のありがたみはちょっと薄かったです。

 湯がいた素麺を容器に入れてきました。渓流を注いで戻しました。
 具は、錦糸卵、刻みねぎ、焼き油揚げ、それにおろしショウガでした。冷たい麺つゆは、小さなポットに入れてきました。
 用意万端、味も満足でした。

 デザートには、ホームメードのブルーベリー・ケーキをいただきました。おいしかったです。

 光線が変わりましたが、やはり美しいです。

 大きな朴の木を見上げました。

 線路はつながっています。

 ポイントもないのに、意味不明のレールです。

 民家近くまで戻ってきました。放し飼いのかわいい犬が、犬好きのM子さんに寄ってきました。

 【13:23】
 研究林の入り口まで戻ってきました。資料館は、残念ながら休館でした。

 【14:08】
 美山自然文化村の河鹿荘までやって来ました。入浴を予定していましたが、さして汗もかかなかったので、パスしました。
 アイスクリームをかじって休憩しました。窓から吹き込む自然の風が心地よかったです。

 【14:38】
 かやぶきの里を散策しました。

 よく晴れた1日でした。さすがに、ちょっと暑くなりました。

 赤いポストもかわいいです。

 かやぶきの里を見渡しました。たくさんのかやぶき家が残っているものです。

 ここで解散。西宮に帰る仲間に京都縦貫道・長岡京ICまで送ってもらい、阪急で帰宅しました。自宅着は4時過ぎでした。美山も近くなったものです。

 同じ道をピストンしました。一部ルートが真っすぐに飛んでます。わたしは飛んでません。