金沢・近江町市場 「あまつぼ」の金沢おでん定食

 金沢に着いたのは2日の昼前でした。予約していたホテルの駐車場に車を預けて近江町市場に行きました。
 なにはともあれ昼飯でした。新鮮な魚介がずらりと並ぶ市場です。刺し身や海鮮丼の店が並びます。わたしは魚は夜に置いておくことにして、食べてみたかった「金沢おでん定食」(1000円)にしました。ガイドブックにものっていた「市場めし あまつぼ」の暖簾をくぐりました。
 圧倒的迫力で迫ってくるくるま麩です。意外と薄味です。練り物が中心です。ダイコンもバカでかいのが柔らかくなってました。
 みそ汁は、ちょっと甘くて癖のない味です。

 市場めし あまつぼ
 076-208-3571
 金沢市下堤町38-1

 食べてみたい魚類が並んでいました。


 
 どじょうは1串、つまんでみました。甘くて骨っぽかったです。
 のどぐろも所狭しと並んでいました。

 観光客でいっぱいです。京都の錦市場とよく似た雰囲気です。
 金沢市民の台所としてもうすぐ300年という市場です。

 近江町市場
 金沢市上近江町50

金沢蓄音器舘 ドリス・デイを聴く

 金沢では兼六園はともかく、ここだけは訪ねようと思っていた「金沢蓄音器舘」です。3階建てのフロアーに各時代の蓄音器がずらりと展示されています。

 現役で音を奏でる10台の効き比べ演奏がありました。
 クラシックからジャズ、三橋美智也までアナログの音に聞き惚れました。
 先日、亡くなったドリス・デイのSPも聴きました。これほどつややかな声をしていたのかと感動しました。

 ラッパがひと際大きな蓄音器です。英国製で、特徴的なラッパはロンドンの電話帳を溶かして作られているそうです。

 エジソンが発明した、蝋管式の蓄音器です。

 SPもズラリと並んでいました。

 自動ピアノの演奏もありました。

 蓄音器店を営んでいた初代館長の八日市屋浩志氏が、昭和50年代に無造作に捨てられている蓄音器を見つけ、「直せばまだ鳴る」と収集をはじめたのがきっかけ。蓄音器540台、SPレコード2万枚ものコレクションとなり、金沢市が譲り受けて2001年に金沢蓄音器館として開館したそうです。

 金沢蓄音器舘
 金沢市尾張町2-11-21 
 076-232-3066

立山・室堂 みくりが池温泉の白エビコロッケ定食

 立山・室堂で3日に食べた昼飯です。
 室堂バスターミナルの大混雑から逃れてみくりが池まで歩きました。庶民的な温泉旅館で山小屋でもあるみくりが池温泉には食堂がありました。空いていたので、ここで昼飯にしました。
 メニューはそれほど多くはありません。唯一のご飯もの定食だった「白エビコロッケ定食」(1000円)にしました。
 白エビは、このシーズンの富山湾の名物のようです。たっぷりと詰まってました。ソースをかけたので、その味を殺してしまったようです。

 奥さまは富山うどんでした。こぶに覆われていて、ボリュームもあったようです。

 

 山小屋の大食堂そのものでした。

 日本一高いところにある天然温泉です。
 
 みくりが池温泉
  富山県中新川郡立山町室堂平

 

立山・室堂 雪の大谷と残雪の室堂平

 立山の山腹に広がる立山黒部アルペンルートの中継地点、室堂です。このシーズンは、室堂バスターミナル近くの雪で覆われた道が除雪されて、垂直に切り立った「雪の大谷」ができます。
 室堂には、剣岳登山やアルペンルートの通過点として何度も来ていますが、残雪は初めてでした。

 現在の壁の高さは11メートルでした。1か月前のルート開通直後の半分になってますが、そそり立つ壁には圧倒されます。

 チャイニーズやいろんな言葉が飛び交い、日本語は確実に少数派でした。

 防寒は十分にしていきました。しかし、快晴の青空に気温も10度と、ダウンジャケットでは暑いくらいでした。

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金沢の夜 カミーノ仲間との再会と満腹

 スペインのサンティアゴ巡礼路800キロを独り歩いたのは、3年も前のことです。その時、同じ道を歩いていた「リタイア3人組」のひとり、Kさんが実家のある金沢のひがし茶屋街に近い祖母宅をリニューアルして始めた「カフェくわじま」を訪ねました。
 なつかしカミーノの思い出で盛り上がりました。
 「くわじまスペシャル」ともいうべき手料理の数々でもてなしていただきました。
 金沢では「ガンド」と呼ぶ、ブリの幼魚の分厚い刺身です。石川、富山地方では「コゾクラ(ツバイソ)→フクラギ→ガンド→ブリ」と成長すそうです。関西ではメジロ、関東ではワラサです。脂がたっぷりとのっていました。

 バイ貝は、昼に訪れた近江町市場にたくさん並んでいました。

 シコシコといい味です。

 ノドグロは、日本海を代表する人気の魚になったようです。

 これがこの日のコースメニューです。カフェは午後は休業して、これだけを独りで用意してくださいました。

 ドジョウの蒲焼きからメギスのフライ、えびすと呼ぶ卵を寒天で固めたデザートまで、もう満腹です。
 途中で、わたしのカメラがバッテリー切れして、以後はスマホで撮影しました。いくつかの料理は撮り忘れていました。

 6月2日のことです。クルマで金沢に向かい、昼前に到着しました。予約していたホテルの駐車場に車を預けて、近江町市場や主計町などをブラブラしました。
 東山にあるカフェくわじまは、FaceBookで開設以来、おなじみになっているたたずまいでした。

 「人生の楽園」というテレビ番組にも登場しました。
 リタイア後の男の生き方のモデルでのようで、真似はできませんが、うらやましくもあります。

 カミーノの看板がかかっています。
 似顔絵を描くのがうまく、歓迎の絵が出てました。わが奥さまは想像で描かれていて、「ちょっと髪の毛が長いですね!」。

 古い民家がきれいに残っています。
 「花嫁のれん」は、おねえさんのものです。嫁入りするときは、加賀友禅のこの暖簾をくぐって家を出たそうです。

 少し前まで米国人夫婦がコーヒーを飲んでいた居間でくつろぎました。

 蓄音機が飾られていました。

 わたしはコミックのことはわかりません。つげ義春って、マニアにはたまらないようです。

 おじいさんの古時計が、ちょっと遅れた時を刻んでいました。

 iPodでサラサラと似顔絵を描くのがお上手です。
 スペイン以来、二度目の似顔を描いてもらいました。

 ああ、もう一度、サンティアゴ巡礼を旅したい。そんな思いを強くした、ビールもワインもおいしい夜でした。

 カフェ くわじま
 金沢市東山1-21-3

大阪・島本 「喫茶処 離」のカレー コーヒー付き

 JR島本の西側は、駅前に田畑が残っています。その向こうにカフェができたと聞いて、やって来ました。「喫茶処 離」です。
 コーヒーは、おとうさんブレンド、がっつりブレンド、あっさりブレンドなどとこだわりのようです。わたしは昼飯に「カレー コーヒー付き」(800円)にしました。大好物の「卵かけご飯」はまたの機会にします。
 煮込まれたタマネギの甘さがひきたつカレーです。固形物はほとんどありません。後から程よい辛さが追いかけてきました。 

 ピクルスです。黄色い方はたくあんそのもので、箸でいただきました。

 ヨーグルトが口直しにぴったりです。

 令和となった今月1日にオープンしたそうです。
 奥さまの実家の離れを改装して、そこが「離」になったそうです。

 窓からは田畑の向こうのJR京都線が見えます。特急サンダーバードが島本駅を走り抜けました。

 喫茶処 離 (HaNaRe)
 080-4810-3892
 大阪府三島郡島本町桜井3-12-7

自分でつくる ウインナーとピーマンのパスタ

 素麺でも作るかとキッチンに立ちましたが、勝手知ったるパスタとなりました。冷蔵庫を開けたら、ウインナー・ソーセージが残っていたからです。
 いつものようにチャチャと運びました。ところが口に入れると、ちょっと塩辛いでした。
 パスタを茹でる湯の量が少なかったようです。塩の量は変わらなかったはずですが、塩分濃度が濃くなりすぎたのでしょう。あわてて熱湯を追加しましたが、後の祭りでした。 
 よく冷えた缶でも開けたいところですが、ミント水でガマンしました。

 ピーマンと赤いパプリカも加えたので、彩は申し分ありません。

高槻 ジャンジャンブルの野菜のトマト煮込みオムライス

 かねてから食べてみたいと思っていたオムライス専門の名店、ジャンジャンブル(Gin Gem Bre)まで歩きました。
 「野菜のトマト煮込みオムライス」(1200円)です。運ばれてきた皿を見て、びっくりしました。2人前はあろうかという大きなオムライスが、あふれんばかりのトマトソースに覆われていました。
 フワリとした絶妙のたまごです。バターライスは柔らかく、ほどよくマッチングしています。とはいえトマトスープに圧倒されて、トマトの酸っぱさが口いっぱい。オムライスのほんとうのおいしさを味わえなかったのが、ちょっと残念でした。

 メニューのビジュアルとも大違いでした。 
 サイズはどれも無印とS、SSの3種類。何も考えずに「普通」と頼みましたが、これも大失敗。Sで十分でした。

 ビールを頼むと、「缶ですが」。出てきたのは珍しくもロング缶でした。これは大歓迎でした。

 右が阪急の高架。向こうが高槻市駅です。

 ジャンジャンブル(Gin Gem Bre)
 072-674-1919
 高槻市松原町7-4

京都一周トレイル 大原から鞍馬、貴船へ

 まだ5月だというのに真夏日となった1日、京都一周トレイルの大原から鞍馬寺、貴船神社までをいつもの山仲間と歩きました。
 記念撮影は山頂で撮るのが恒例ですが、きょうは鞍馬寺の本堂でした。

 北山杉の小風に吹かれる気持ちの良い区間もありました。でもこれはわずかでした。 

 静原では、なんじゃもんじゃの白い花が満開でした。

 「鞍馬の火祭」の舞台となる由岐神社です。拝殿をくぐって石段を登りました。鞍馬寺の辺りは、石段の連続で、山道とは違って疲れました。

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京都・下鴨 「しもがも担々麺」の本日のランチ!!

 わたしの本籍地の京都・左京区役所に行きました。用件を済ませた後は、昼飯は何を食べようかと北大路通りをのんびりと歩いていると、向こうから知り合いがやってきました。しばし立ち話となりました。ここが故郷なんだと実感しました。
 さらに下鴨本通りを一本松まで歩いて「しもがも担々麺」にしました。「本日のランチ!!」(1000円)です。
 細くてパリッと筋が通った麺です。

 まろやかで繊細なスープです。ゴマの香りにつられて続けてすすっていると、辛さが追いかけてきました。それでも飲み進みました。

 セットになっている「あんかけ炒飯」です。飯は柔らかくなっていて、ちょっと堅めのおかゆを食べているようです。辛味味噌がうまさを引き立てています。

 暑い一日でした。よく冷えたこれは昼飯にも必須です。

 しもがも担々麺
 075-702-0575
 京都市左京区下鴨松ノ木町32-2