京都・北山 進々堂北山店の「南インドのヴィンダルーカレーパン」

 京都・北山の京都コンサートホールで音楽会でした。
 その前の昼飯でした。地下鉄・北山から上がったところにある「進々堂北山店」のベーカリーショップでパンを買い、2階のイートインスペースでゆっくりといただきました。
 「南インドのヴィンダルーカレーパン」(216円)です。17種類のスパイスやワインビネガー、ニンニクなどが入った自家製カレーです。かぶりついたときは甘いかなと感じましたが、じっくりと辛さがやってきました。
 ハムチーズやメロンパンも、きっちりと焼けていて食べ応えがありました。

 1階のレストランの前には行列ができていました。こちらはゆったりとしたスペースに、客はまばらでした。
 窓の外は、北山通の街路樹。その先は京都府立植物園です。

 この暑さでは、北山通を歩いている人もまばらでした。

 進々堂北山店
 京都市北区上賀茂岩ヶ垣内町93
 075-724-3377

 ころ合いを見はからって会場へ向かいました。
 京都府立総合資料館にはロープが張られて、雑草が茂ってました。京都府立京都学・歴彩館という施設が南側にできて、こちらは閉鎖されていました。
 わたしが高校生だったころの夏休みは、ここの学習室に通って受験勉強をしたものです。歩いて10分ほどのところに住んでいました。

 京都コンサートホールのアンサンブルホールムラタの窓から見た比叡山です。五山の送り火の妙法のうちの「妙」がよく見えました。

 北西の窓からは資料館越しに舟形が臨めました。あまり高くない山肌にあるので、下部まで全容が見える場所は限られています。

 「Kyoto Summer Festival 世界の音楽めぐりシリーズ」という音楽会でした。中国琵琶や尺八という生では初めて聞いた楽器から始まって、ピアノ、バイオリン、コントラバスの演奏でした。

 終演後、ロビーでにこやかなコントラバス奏者の森園康一さんにあいさつしました。奥さまの高校の同級生でした。
 左は、バイオリンの辻井淳さん。チェンバロを弾いていた井幡万友美さんは、FBのお友だちです。

京都・新京極 「京極スタンド」の生ビールセット 

 「六道まいり」をすませて、ぶらぶらと松原通、宮川町から南座の前を通って四条河原町まで戻ってきました。暑いです。さて、どうしたものか?
 おのずと足は新京極を上がったところにある「スタンド」に向かいました。久しぶりです。「生ビールセット 大ジョッキ」です。幅50センチほどの細く、店の奥まで貫く長い大理石のテーブルの向こう側に座っていたお嬢さんが、「大きい!」と。

 料理は高野豆腐など5品ついてます。
 前のお嬢さん2人組は、あれこれ頼んでましたが、わたしは冷たいビールがあれば、これくらいで十分です。

 昔からの伝票です。
 1200と100にチェックをいれて1300円です。

 京極スタンド
 075-221-4156
 京都市中京区新京極通四条上ル中之町546

 河原町のファッションビル「BAL」に、購入後に袖のサイズ直しを頼んでいたジャケットを取に行きました。
 そこですぐ横にある「Ralph’s Coffee」のサービス券をもらいました。さっそく冷たいティーを頼んででひと息つきました。

 東京・表参道に次いで2店目、関西初出店のカフェだそうです。

 ラルフズ コーヒー 京都 BAL
 京都市中京区河原町通三条下ル山崎町251 京都BAL2F
 075-223-0508

京都・東山 六道珍皇寺に「六道まいり」

 「六道まいり」で京都・東山にある六道珍皇寺に参りました。「お精霊(しょうらい)さん迎え」とも呼び、京都では13日から始まり16日の五山の送り火に終る盂蘭盆(うらぼん)を前にして、7日から10日までの4日間に精霊(御魂 みたま)を迎えるために六道珍皇寺に参詣する風習があります。
 わが家にも、初盆を迎える新仏さんがおられます。それほど信心深いわけでもなく、バッハの宗教曲に耳を傾け、スペインのサンティアゴ巡礼に心を寄せる身ですが、初めての参詣でした。

 門をくぐった参道わきに、高野槇(こうやまき)の枝を売る店が並んでいました。
 古来より、精霊は槇の葉に乗って冥土より帰ってくるとされています。 

 一枝、600円でした。

 本堂前で、水塔婆(みずとうば)に父と母の戒名を書いてもらいました。

 「迎え鐘」を打つ順番を待つ行列から見えるところに、六道まいりの手順が説明されていました。

 迎え鐘を打ちました。垂れ下がった綱を引っ張ると、「ゴーン」。鐘は見えません。
 長い行列を覚悟していましたが、朝が早かったせいか、それほど待たなくてもよかったです。

 本堂にロウソクを灯しました。

 本堂にお参りしました。

 線香を灯し、水塔婆を浄めました。
 「仙壽院佳心妙道大姉」というのが、5月に亡くなった母の戒名です。

 地蔵尊宝前で、用意された高野槙で水回向を行ない、水塔婆を納めました。

 六道珍皇寺の裏庭には、平安時代の陰陽師、小野篁(おののたかむら)が夜毎、冥府通いのため使っていたという井戸が残っています。

 この日の京都は、最高気温が38度近くありました。

 名物の「子育飴」です。

 「菱六もやし」のもやしは麹菌のことです。

 あちこちに路地(ろーじ)があります。

 「六道」とは、仏教の教義でいう地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人道・天道の六種の冥界をいい、人は因果応報により、死後はこの六道を輪廻転生といわれています。この六道の分岐点で、いわゆるこの世とあの世の境(接点)の辻が、「六道の辻」です。
 平安京の東の墓所であった鳥辺野に至る道筋にあたり、この地で「野辺の送り」をされたことや、小野篁の冥界への井戸があったことから「冥土への通路」とされたのだそうです。

自分でつくる イカとトマトの冷製パスタ

 暑い毎日です。ここはさっぱりといただこうと、朝食後にトマトとバジルのソースをつくって、冷蔵庫で冷やしておきました。
 トマトは、そのままフォークに突き刺してガスコンロで表面をあぶって冷水につけると、気持ちよく皮がむけました。バジルは、ベランダのプランターで育ちすぎてます。

 昨日、西舞鶴のいつもの魚屋に寄ってタイなんかを買いました。そちらは昨晩の刺身となりましたが、おまけで付けてくれた小さなスルメイカです。茹でてあったので、輪切りにしただけです。

 茹で時間2分のカッペリーニです。これだと、熱いコンロの前に立つ時間が短くてすみます。
 エアコンを効かせた部屋でおいしくいただきました。

舞鶴 松栄館のシチューハンバグと海軍肉じゃが

 ちょっと早いですが、奥さまの実家の墓をきれいにしました。昼飯は、舞鶴の人ならだれでも知っている(わたしは初めて)という「松栄館」でいただきました。
 明治37年開業の旅館の別館として建築され、舞鶴鎮守府初代長官の東郷平八郎をはじめ、旧海軍関係者が多く利用したという海軍御用達の老舗旅館がリニューアルされて、「海軍割烹術参考書」のメニュー・レシピを再現するいレストランになっています。
 「海軍カレー」といった、ネーミングからそそられるメニューが並びます。選んだのは「シチューハンバグ」(セット、1200円)です。煮込みハンバーグですが、ハンバグです。「海軍時代の肉々しさ」を再現しているそうです。
 シチューを泳ぐハンバーグは、なるほど素朴な味です。皿に盛られた押し麦の混ざったご飯の方が、ワイルドでした。 

 皿には、桜と錨の大日本帝国海軍の記章がデザインされています。

 海軍カレーと並ぶ舞鶴発祥のレシピである「海軍肉じゃが」(500円)です。単品で追加しました。

 口に入れると、ごま油の香りがしました。醤油はほどほどに抑えられて、適度な煮込み具合のじゃがいもがホクホクとおいしいです。糸こんにゃくって、当時からあったのでしょうか。

 1階の大広間でいただきました。立派な能舞台がしつらえられていました。

 窓の外は、これまた立派な庭です。

 「海軍割烹術参考書」の復刻版が並んでいました。

 階段の上り口には、おしゃれなステンドグラスがはめ込まれていました。
 断りを入れて2階を見学させていただきました。

 2階は、大小の個室に別れていました。

 どの部屋にも「東郷」とか「平八郎」と揮毫された軸がかかっていました。

 夜になると、裸電球が暖かい光を発するのでしょう。

 玄関には「君が代」の故事にならうオブジェがありました。

 四条冨士通りの角にあります。向こうが舞鶴湾です。
 軍港のあった東舞鶴は、東西の通りは、冨士、八島、敷島、朝日と戦艦名にちなんでます。南北の通りは三条、四条、五条とありますが、「よじょう」です。

 松栄館
 0773-65-5007
 京都府舞鶴市字浜18

大阪・水無瀬 MUKのモーニング

 朝食のパンがありませんでした。「モーニングでも行くか」とクルマで出かけましたが、お目当てのベーカリー&カフェは3店続けてお休み。もう世の中はお盆モード?
 諦めて阪急・水無瀬駅前の「MUK(ムク)」に落ち着きました。こんなことなら歩いてきた方が早かったです。
 モーニングから選んだサンドイッチとのセット(600円)です。柔らかいパンもいいんのです。アメリカンをいただきました。

 MUK(ムク)
 075-962-7800
 大阪府三島郡島本町水無瀬2-4-10

 帰りには、阪急・水無瀬の改札を出たところにある「Pao(パオ)」で食パンを買いました。店名は違いますがMUKのパンを台車で運んできて売ってます。

今夜の一献 賀茂なすの田楽とリースリング

 賀茂なすは京都・上賀茂で古くから作られてきた丸なすの一種です。
 少量の油で両面をゆっくりと揚げて、田楽味噌でいただきます。引き締まった肉(?)がトロリと柔らかっくなて、暑い夏に欠かせない好物の味です。
 ビールもいいですが、よく冷やした「白「でいただきました。

 九条ねぎや聖護院だいこんなどとともに「京の伝統野菜」に認定されています。なすの女王とも呼ばれているそうです。

 メーンの座を奪われた格好のアナゴの一夜干し(冷凍)です。タレをつけてフライパンで焼きました。

 冷奴は、今夜は生醤油でいただきました。

 おばんざいの3品です。
 ぬか漬けの常連に混じって、ゴーヤが初登場でした。なかなかいけます。
 みんな、奥さまの作です。念のために。

 フランス産のリースリングでした。サッパリとして飲みやすかったです。

自分でつくる ドライカレーのリメーク・パスタ

 奥さまが作ったドライカレーが、冷凍庫で凍ってました。ご飯も冷凍庫にあったので、それで当たり前に食べることもできました。それをパスタのソースにしました。
 ケチャップを追加したので、ミートスパゲッティ風です。上々に仕上がりました。

 真ん中にくぼ地を作って生卵を飾りました。ちょっとマイルドになって、これもいいです。

 1食分が冷凍されていたドライカレーを、白ワインをかけて戻しました。ケチャップで味付けしました。

 昨夜の残りのよく冷えたトマトも口直しにぴったりでした。

高槻 京担の冷やし担々麺

 きょうもうだる暑さでした。JR高槻駅前のジムを出ると、線路の反対側ですが、ほとんど直射を浴びなくてもいける担々麺の専門店、「京担 高槻店」行きました。
 期待した通りにメニューには「冷やし担々麺」(750円)というのがありました。「生」はありませんでしたが、「瓶」で喉を潤して待っていると、5分ほどで登場しました。
 まぎれもない担々麺です。予想通りのビジュアルです。白ごまにミンチ、大量の刻みネギで覆われています。おまけにちょっと薄暗いシチュエーションとあっては、難関の被写体でした。

 お味の方は、文句ありません。クリーミーな汁に、酢の酸味が効いてます。細い麺も腰があります。
 辛さはほどほどなので、途中から豆板醤や一味を入れるとひと味変わりました。

 京担 高槻店
 072-655-6221
 高槻市芥川町1-7-9

舞鶴 「トマト&オニオン 創業店」のオニオン尽くしハンバーグ

 チェーン展開しているファミレスの「トマト&オニオン」です。あちこちで見かけた記憶がある、おなじみの看板です。でも、ここはちょっと違います。なんと「創業店」です。それがそのまま現在の店名になっています。
 JR東舞鶴から南に車で5分ほどの住宅地にあります。そうと知っての初訪問でした。 

 「オニオン尽くしハンバーグ」(1025円)です。オリジナルの熱々の鉄板で登場しました。
 フライドオニオンにオニオンペースト、オニオングリルの3段重ねに、底にもタマネギ。それをオニオンソースでいただくという、まさに「尽くし」でした。

 柔らかくて肉汁たっぷりのハンバーグでした。

 ライスなどは別メニューです。「Bセット」(463円)には黒カレーがかけ放題です。これだけでもイケるうまさでした。

 スープバーもあって、コーンスープにコンソメをお代わりしました。

 トマト&オニオン、略してトマオニと呼ぶらしいですが、わたしは看板にはなじみがあっても、食べたことはあまりありません。

 昭和54年にこの地で創業したそうです。最盛期には100店舗ほどにチェーン展開しましたが、その後は創業者は退いて、大手のすかいらーくに経営は引き継がれています。

 向こうの白い建物が義父の主治医だった外科医院です。そこまでは何度も来たことがありました。

 トマト&オニオン 創業店
 0773-64-3450
 舞鶴市丸山口町75-1

 半月ほど前に滋賀・野洲の近江富士(三上山)に登りました。登山口の近くにラーメンの「来来亭」の1号店野洲本店がりました。時間があわずに食べませんでしたが、一度、訪れてみたいものです。
 わたしのなじみの創業店といえば、京都・一乗寺のラーメンの「天下一品総本店」か、「餃子の王将」の四条大宮店でしょうか。