「京都を歩く」はシリーズを重ね、テーマを見つけるのが大変です。そんな折、山友が「京都サークル・ウォーク」をしていました。碁盤の町を丸く歩いて、地図上の軌跡がサークルになったというユニークは発想でした。
地図にコンパスで円を描きました。二条城を中心とした円周には、京都駅、円山公園、平安神宮、下鴨神社、大徳寺、金閣寺と並びました。
わたしもマネして歩きました。とはいえ1周25キロほどの西半円です。西端の蚕ノ社(かいこのやしろ)には、全国にここだけという3本柱の鳥居がとがってました。
地図を何枚にも分けてプリントアウトして、円周に沿った道をマークしました。この地図を片手に歩きました。
スタートは京都駅です。「京都・梅小路 トリビアさんぽ」というモニュメントがありました。
鉄道と京都水族館にまつわる造形が次々に設置されています。
朝から何の行列かと思ったら、レンタルサイクル店でした。
トロッコ列車や新幹線とモニュメントは続きます。
きれいに整備された梅小路公園に入ります。
白梅、紅梅と梅が満開です。
梅の向こうをJR京都線の電車が走り抜けます。
走る人、散歩する人とすれ違います。
最後のモニュメントは、梅小路機関車庫の転車台を模していました。
京都鉄道博物館にはSLのC62や0系新幹線などが並んでいます。
使われなくなったデルタ線の高架が残っています。
デルタ線とは三角形状に敷設された鉄道線路のことです。分岐の先で折り返すことで、長い列車が編成ごと向きを変えることができます。京都-丹波口-西大路間がデルタになっていました。
かわり映えしない町を、右に左に曲がりながら歩きました。
西大路七条まできて、2枚目の地図にバトンタッチしました。
西小路花屋町の1本北にわたしの車のディーラーがありました。
五条通の手前で阪急京都線の高架にぶつかりました。
五条通の先は西京極競技場です。
天神川通を北上します。
三条通と交差する手前を嵐電が通過しました。
嵐電天神川にクラシックな電車が到着します。
蚕養神社(蚕ノ社)に参っていきます。
本殿の左に三柱鳥居があります。
JR嵯峨野線を花園近くで越えて歩きました。左手が双ヶ岡(ならびがおか)です。
妙心寺の北門に出ました。
嵐電北野線の龍安寺です。
立命館大学の衣笠キャンパスにブチ当たりました。
この辺りで、地図を手に走っているランナーとたくさん出会いました。トレランかなにかの大会でも開かれていたのでしょう。
広いキャンパスの中で迷子になりそうでした。スマホのGPSマップで現在地を確認しました。
金閣寺はきょうも外国人観光客らでにぎわっていました。
市バスの金閣寺道でゴールとしました。
赤線がこれまでの「京都を歩く」で踏破したルートです。紫はきょうの軌跡です。ほぼ半円になっていました。