AURATONE その1 サランネットを外す

 AURATONE(オーラトーン)5C Super Sound Cube という小型スピーカーをヤフオクで落札しました。
 1970~80年代のレコーディング・スタジオに必ずといっていいほど置かれていたモニター・スピーカーです。
 根強い人気があり、中古でもそこそこの値がついています。このスピーカーは、サランネットの辺りがオリジナルではなさそうなのが不人気だったのか、競り合う相手はなく一発落札でした。

 米・カリフォルニアで生産されています。JBLやアルティックと同じウェストコーストの音がするはずです。
 正規輸入品であるラベルも張られています。

 さっそく音出しをしました。パソコンの音源を中華デジタルアンプから出しました。
 いい音です、と絶賛したいところです。ところが低音はまるで出ません。高音もあまり伸びてません。米国で、カーラジオから出る音を再現するために作られてものだと知れば、納得です。
 でも、中音ははっとするほど美しいです。なかでも人の声が。

 サランネットの枠は、ヒノキ角材を張り付けたような感じです。
 思い切ってカッターナイフで切込みを入れてはがしてみました。
 予想的中で、前オーナーが細工していたようです。

 オリジナルのバッフルが現れました。
 シリアル(製造番号)は、ちょっと離れていますが、これくらいならペアといえるでしょう。

 エッジも予想以上にしっかりとしています。

 スピーカー・ユニットには大きなマグネットがついています。

 張られていた木目模様のビニールシートがはがれています。
 300Bアンプを作った時に入手した名木の突板シートが残っているので、張り替えることにします。

パソコンをリニューアル

 孫たちの帰省もなく、静かなお盆です。
 毎日、テレビよりずーっと長い時間、向き合っているパソコンです。4年ほど前に購入したBTO(Built to Order)のデスクトップです。
 このところ、起動が不調で、何回も電源スイッチを押さないとスタートしない不具合が出ていました。完全に起動しなくなる前に、心臓部のCPUと動脈のようなマザーボードをリニューアルしました。これで、また数年は生き延びることができるでしょう。

 何でもネット通販で簡単に手に入ります。
 CPUは、INTELのCore i5-10400Fです。第10世代で、コストパフォーマンスが良いと好評です。これまで使っていた第6世代のi5-6500よりはかなり高性能になりました。
 マザーボードは、CPUにあわせたASRockのB460M-PRO4です。
 あわせて2.5万円ほどでした。中級ですがゲームはしませんので、このくらいの性能で十分です。

 これまで使ってきたパソコンの内部です。
 メモリーやSSD、HDD、GPU、BDドライブはもとよりケースもそのまま使用します。

 ほこりをかぶったマザーボードを取り外しました。

 新しいマザーボードです。基板の大きさが若干、異なります。奥行きが3センチほど長くなっているので、うまく納まるかちょっと心配でした。

 内部がちょっと窮屈になりましたが、同じネジ穴で固定できました。
 CPUを取り付けます。

 ここでトラブル発生です。
 CPUの発熱を冷却ファンに逃がすために熱伝導率の高いグリスをはさみます。持っていたグリスは、注射器のようなポンプを押しても出てきませんでした。
 あわてて高槻市内のパソコン・ショップまで車を走らせて、新しいグリスを買ってきました。

 慎重に配線をつないで、いいよ緊張のスタートとなりました。
 電源スイッチをオンにすると、ファンは回り始めました。ところが、ディスプレーは反応がありません。ちょっと焦りました。メモリーをいったん外してもう一度、カチッと音がするまでしっかりと挿入すると、今度はOKでした。
 Windows10のいつもの画面が、何事もなかったように立ち上がりました。

 リニューアルしたパソコンは、順調に動いています。このブログ投稿が、初仕事です。
 ブログ作成くらいなら違いはわかりません。それでもベンチマークというソフトで性能を比較すると、格段にアップしています。安心しました。

 定位置におさまって、リニューアル工事は完了です。

そばの実の収穫

 蕎麦屋でいただいてきたそばの種を蒔いて2カ月近くがたちました。ベランダの小さなポットに、白い花が咲き、濃い茶色の実が成りました。
 収穫です。といっても一枝の先をもぎ取っただけです。

 硬い4つの実がついていました。

 脱穀(?)の仕方がわかりません。生姜卸の上で潰してみましたが、うまくいきません。
 一粒、口に入れました。硬い皮は破れましたが、さして味はしませんでした。

 京都・久我にある「蕎麦工房 膳」でみやげにいただいたそばの種です。
つぼみが膨らみ白い花が咲きました
ベランダをにぎわせてくれています。

JR・ICOCA大回り乗車 北近畿ルートの3食

 JR西日本のICカード、ICOCAの利用可能駅が今春、拡大されました。北近畿エリアでは、山陰線の園部-城崎温泉、姫新線の和田山-寺前間の主要駅です。
 これまでは大阪近郊区間に限られていた大回りルートが、ICOCA利用だと京都-和田山-姫路と回るループが可能となりました。
 青春18きっぷのシーズンですが、5回分を使い切る気力もなく手が出ません。お手軽に、北近畿をぐるーっと回って片道160円ぽっきりというICOCA大回りを楽しみました。
 駅弁もいただきました。和田山のホーム・ベンチで昼飯にしたのは京都で買ってきた「京風だし巻と牛すき重」です。目の前に止まっている気動車、キハ40のガラガラというディーゼルエンジンのサウンドをバックに、風に吹かれていただきました。

 京都では、ホームの立ち食い、麺家の「朝定食」をいただきました。現役時代には、東京出張の折によく食べた思いでの味です。

 姫路での足跡は、これしかありません。ホームにある「まねき」の「えきそば」です。黄そば(中華そば)と和風だしが、絶妙のマッチングです。

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憧れの 300Bシングル・アンプの製作 番外編 「紫電改」敗れる

 憧れの300Bシングル・アンプは、機嫌よく鳴っています。
 1世紀ほど前に発売された米ウエスタンエレクトリック(WE)のトーキー用アンプ#91B型を参考にした回路となっています。6SJ7-300Bのシンプルな2段構成です。このうち初段(ドライバー)球の6SJ7は、米RCAのメタルチューブを使っています。黒い2本です。真ん中のGT管も同じ6SJ7ですが、将来の増設に備えたダミーで動作はしていません。
 そのルックスがちょっと気になってきました。真ん中の球が格好いいです。で、3本とも同じスタイルの球に変更しました。

 ヤフオクで、4本1000円で落札したすべて中古の6SJ7です。左から、TEN、TEN、NEC、NATIONALとメーカーはバラバラです。

 古い球です。おそらく製造から半世紀は過ぎているでしょう。薄っすらと「TEN」と印刷されています。 
 TENは、神戸工業のブランドでした。その後、富士通テンとなり、現在はデンソー・テンとして存続しています。
 前身は、戦前の川西機械製作所という機械製造メーカーでした。飛行機、繊維機械、衡器、真空管の製造を行い、真空管技術は最高水準との高い評価を得ていたそうです。ここから独立した川西航空機(現在の新明和)は、あの二式大艇や紫電改を誕生させました。こじつければ「兄弟」というわけです。

 RCAの6SJ7は、ガラスではなくメタル(金属)で覆われています。軍用に強固にしていたのです。
 

 さて、日米の6SJ7を聴き比べました。
 結果は、あっさりと決しました。モーツァルトのディベルティメントK136のLPに針を落とすと、その差は歴然としていました。弦楽器がスーッツと延びる音がまるで違うのです。
 ルックスでは、断然勝っていたのですが、仕方ありません。古い球だったので、TENの真価は発揮されなかったのかもしれません。元の状態に戻しました。

 

憧れの 300Bシングル・アンプの製作 その2 魅惑の音出し

 憧れの3極管真空管、300Bを使ったステレオ出力アンプが、ほぼ完成しました。
 パソコンの前の机での作業です。ネットラジオのRadio Swiss JAZZが、小型のモニタースピーカーから心地よく流れます。
 春から部品集めを始めました。ベースにしようとヤフオクで競り落とした製作途中のアンプは、搬送事故でシャーシがグニャリと折れ曲がっていました。おかげで、一番の力仕事のシャーシ製作から始める羽目になりました。時間がかかりましたが、ヤフオクから補償金が受け取れて結果オーライでした。
 最初に音出ししたときは、「ブーン」とお決まりのハム雑音が響きました。これも手直しして、実用上は問題ない程度にまで改善させることができました。
 昨日は、70ウン歳の誕生日でした。自分自身へのバースデー・プレゼントとなりました。 

 アルミ製の無加工のシャーシに穴を開け、トランスやソケットなどのパーツを取り付けました。

 抵抗やコンデンサーの部品は、ベークライト製のラグ板に配線して、ユニット化しました。

 時代物のハムバランサー(可変抵抗器)があったので使いました。昭和30~40年代のシロモノではないでしょうか。

 ハンダ付けは好きな作業です。すべての配線が終わりました。
 中学生の時に、真空管2球のラジオを紙箱の上に組み立てたのが最初です。以来、アマチュア無線、オーディオを通しての長い付き合いです。

 恐る恐る電源を入れましたが、異常はありません。
 テスターでポイントごとの電圧を測定しました。
 「ブーン」とうハム雑音が気になります。大雑把だった配線を手直ししたり、一部のパーツを追加してかなり改善させました。

 リビングのオーディオ装置としてデビューしました。
 LPをあれこれと聴きました。CDをあれこれと鳴らしました。
 モーツァルトのディベルティメントK136が、「このレコード、こんなに音良かった」と思わず声を上げるほどでした。すっきりとしたクリアーな音です。輪郭がシャープです。
 まずは大成功です。

 メーンアンプの定位置は、300Bアンプにとって代わられます。
 左下が、引退間近の2A3PPアンプです。

 憧れの 300Bシングル・アンプの製作 その1 シャーシの加工

そばの白い花が咲く

 そばの白い花が咲きました。
 ベランダのポットに蒔いて、まだ1カ月が過ぎてません。驚くべき成長力です。

 花弁の大きさは、直径7~8mmといったところでしょうか。
 次は、種をつけてくれるかがどうかが楽しみです。

ヨハネ受難曲を聴く 久しぶりの大阪、~の音楽会、~のマクド。

 久しぶりの大阪でした。わたしは大阪府下には住んでますが、大阪市内は1年数か月ぶりでした。それでも梅田辺りの雑踏は敬遠して、車での直行、直帰でした。
 OBPのいずみホールです。ここでの音楽会は、1昨年の秋にモーツァルトのレクイエムを聴いて以来です。2回目のワクチン接種から2週間が過ぎ、そろそろ抗体もできたはずです。
 大阪バッハ合唱団の演奏するJ.S.バッハのヨハネ受難曲でした。コーラスなのに、そろいのワインレッドのマスク着用です。最初の音が発せられたときは、そのくぐもった声にびっくりしました。高音がまるで冴えません。でもそんな音に慣れるにしたがって、バッハのハーモニーがぐんぐんと迫ってきました。やはり生は素晴らしいです。コーラスやソロのみなさんの、久しぶりに歌えた喜びが伝わってくる熱演でした。

 感染対策は万全でした。
 観客もマスク着用は当然、「ブラボー!」禁止、ゾーンごとの退出、チケット半券への名前、連絡先の記入などなど。わたしはオランダ・バッハ協会の黒マスクをしていました。
 入場者は定員の50%未満。指定席はひとつ置きで、わたしの列は偶数席だけ。前後の列は奇数席だけとなってました。

 早めに行って簡単に昼飯にしました。松下IMPビルのマクドナルドで「ビッグマック」をいただきました。

 マクドで食べるのは、2年前のオーストリア以来です。グラーツからウィーンに戻るとき、駅のマクドで4.8EURの「1st set」を買って列車に乗り込みました。味も価格も似たようなものです。

 ビジネス街の土曜日ということか、店内はガラーンとしていました。

 マクドナルド アイ・エム・ピービル店
 大阪市中央区城見1-3-7
 06-6920-1218

 きょうはカメラをもっていなかったので、スマホで撮影しました。そこそこに写るものです。

憧れの 300Bシングル・アンプの製作 その1 シャーシの加工

 憧れの3極管真空管、300Bを使ったステレオ出力アンプの製作を始めました。真空管やトランスなどのパーツを仮置きしてみました。
 春ごろから、ぼつぼつとパーツを集めてきました。
 昔なら京都・寺町や大阪・日本橋の電気店に出かけたところですが、今やそんなパーツ店はほとんどが姿を消しました。おまけにコロナで外出自粛とあって、みんな宅配でした。
 ヤフオクのお世話にもなりました。自宅で眠っていたパーツも引っ張り出してきました。

 シャーシといって、重たいトランスや真空管を載せる土台を作りました。これが一番の力仕事で、たいへんでした。
 アルミ製で、350×200×50mmの大きさの箱です。方眼紙にパーツを並べて、真空管ソケットが入る丸穴、トランスの角穴、ビス穴などの設計図を描きます。方眼紙をシャーシに張り付けてプロットします。
 電動ドリルでの穴あけは騒音を発します。だれもいない公園に行って、木陰で作業しました。

 直径30mmの丸穴は、シャーシ・パンチという専用工具で開けます。直径が50mmの2カ所の穴は、ハンド・ニブラーを使いました。どちらも高校生のころに入手した時代ものです。

 ひと握りで1mmほど進みます。根気よく切り続けるのですが、握力が足りません。
 アルミは柔らかいとはいえ、厚さ1.5mmは限界です。もう一方の手を添えてやっと切れます。続けて90度ほど切り進むのがせいぜいで、何回にも分けて作業しました。

 左の大穴は、まだ半周です。

 シャーシの表面をサンドペーパーで磨き、サーフェーサーという下塗り塗料をスプレー。さらにアルミカラーのスプレー塗料を吹き付けて、シャースはでき上がりました。

 使用する中国製真空管、PSVANE-300Bです。
 昔は、映画館の拡声アンプなどにも使われていた大型出力管です。ウェスタン・エレクトリック(WE)製のWE-300Bが、オーディオ・マニアの間では絶大な人気を誇っています。でも高価です。新品は存在せず、たまにヤフオクに登場しても2本で20ウン万円もします。とても手が出ません。
 真空管は、20世紀末までに西側諸国では生産がストップしました。今もロシアや中国などでは、マニア用が作られています。
 農薬たっぷりのmade in Chinaは敬遠してますが、真空管なら耳に悪影響を及ぼすこともないでしょう。

 PSVANE(プスバン、中国名ブランドは「貴族之声」)の真空管は、現在使っている出力アンプにも挿さっています。2A3Cという違った真空管ですが、予想外に良かったので、今回も採用しました。
 ヤフオクでゲットしましたが、1本1万円しませんでした。おかげで、コピー球と承知での上で長い間の憧れだった300Bアンプに挑戦する環境が整いました。

備忘録として使用したアウトプット・トランスも掲載します。

 

 Softoneという横浜にあるガレージメーカーのRW-20です。シングル用ユニバーサル20W出力トランスで、Rコアが使われています。2個で25kほどでした。

 在庫はなく発注から製作にかかったようです。納品まで1カ月ほどかかりました。

 ケースは黒とシルバーがあり、シャーシに合わせてシルバーを選択しました。

 使用しないリード線も多く、ケース内に収容しました。
 絶縁のための端末処理材から結束バンドまでが同梱されているという親切さでした。

 Softone RW-20

 メーンアンプの真空管交換 PSVANE(貴族之声)2A3C

Classic FM を聴きながら ジグソーパズルが完成する

 最後の1ピースは、ハイドンの口元でした。これで完成です。
 英国から放送されているネットラジオ、Classic FMオリジナルの1000ピース・ジグソーパズルです。
 5日前にチャレンジを始めました。リビングのテーブルを占拠していました。Classic FMを聴きながら、テレビを見ながら、ついつい穴埋め作業に没頭の毎日でした。

 ノリで固定してしまうのはもったいので、しばらくはこのままにしておきます。

 Classic FM を聴きながら ジグソーパズルに熱中する