JR京都駅で下車しました。珍しいことです。ホームから直接入れるビックカメラをウロウロし、駅前の元近鉄百貨店(その昔は丸物百貨店)の懐かしいビルが姿を消しているのを目にしました。ここにはヨドバシができるそうです。
昼飯を食べに駅から200メートルほど東の「たかばし」まで行きました。きょうはラーメンの「新福菜館」でも「第一旭本店」でもありません。その筋向かいの「山本」です。食べたのは、もちろん名物の「まんぼ焼」です。
席に着くや、おばさんがせわしなく説明してくれます。「初めて? 雑誌見て来たん? まんぼ焼やろ。トッピングは、全部する? 今年から10円値上がりして、全部で1020円になってん。堪忍やで・・・」。その迫力に、その「全部、のせたん」です。
写真をじっくりと見ていると、ゲソとホルモンの順番が逆のような気もしてきました。
まず鉄板で細切れの肉とゲソを焼きます。
薄い生地に焼いた肉とゲソをのせます。信号のようにカラフルです。赤は紅ショウガ、黄色はタクアン、緑はネギです。目の前で焼いてる人の良いおじさんが教えてくれました。
ソバとキャベツにソースをからめて焼いた濃厚な焼きソバをのせます。トッピングはホルモンでしょう。脂カスはどこで入ったのか確認できませんでした。
生地をかけてひっくり返します。
もう一度ひっくり返して、ソーズをかけます。普通と辛口の2種類です。さらに、真ん中に窪みを作って生玉子をのせます。「自由軒」のカレーを思い出しました。
ネギをトッピングし、鰹節粉を振りかければ、できあがりです。
細めのソバがかなりのボリュームです。ピリッとしたソースが、生玉子でマイルドになります。
「ホルモン焼は別腹よ。常連さんはみんな注文してるよ」というおばさんの誘導で、こちらも頼みました。ホルモンをキャベツと一緒に炒め、醤油と一味で味付けして、ネギがのってます。ピリッと辛く、ビールにぴったりです。
まんぼ焼は、ソバだけでなく、うどんも選択できます。焼きうどんというのは知ってますが、お好み焼きにうどんというのは、初めてです。今度、挑戦してみましょう。
まんぼ焼小=580、ホルモン=100、油カス、イカ、肉=各80
これを合計するとたしかに1020円になります。でも、おばさんは、みんなに、これを食べるのが当然といった感じで勧めてました。みんな、これを食べてました。
山本 地図
陸橋を上がっていくと、下が東海道線です。
昔は、京都駅前を出発した伏見稲荷と中書島行きの市電が走ってました。
京都市下京区塩小路高倉下ル
075-341-8050