四国88 四国三郎を越えて十一番藤井寺へ

3月27日

 12:03
 第十一番札所藤井寺への道。四国三郎・吉野川を渡り、歩いてきた川島橋を振り返る。
 宿坊で一緒だった横浜からやってきた兄ちゃんが歩いている。これから5月の連休ごろまでかけて、歩いて通し打ち(一度に巡礼する)という。

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四国88 お遍路さんの鈴の音~阿波路の春

3月27日

 8:21
 宿坊のあった十楽寺から50分ほど歩いて第八番札所熊谷寺(くまだにじ)。まだまだ冬のように寒い朝だが、門前の桜並木は満開である。蜂須賀桜という早咲きの品種という。

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四国88 初めてのお接待

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 お遍路の初日です。第一番の霊山寺から七番の十楽寺まで歩きました。そこの宿坊は、まるでビジネスホテルです。

 途中、初めてのお接待を受けました。トボトボと歩いていると、自転車のおばちゃんが止まって、声をかけてきました。「これで喉を潤して下さい」と、百円硬貨を差し出されたときは、びっくりしました。でもお接待です。ありがたくちょうだいしました。

 写真は、宿坊で喉を潤した焼酎です(自腹です)。なみなみと注がれていました。

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四国88 地図歩きの楽しみ

 東京出張の帰途、八重洲口の八重洲ブックセンターに寄りました。歩き遍路には必携の書といわれている「空海の史跡を尋ねて 四国遍路ひとり歩きの同行二人」(へんろみち保存協力会編)が店頭に並んでいるというからです。ありました、ドサリと平積みで。それだけ需要があるということなのでしょう。手に取ってみると、やはり欲しくなり、「地図編」(2500円)、「解説編」(1000円)のうち、地図編を買ってしまいました。おかげで帰りの新幹線は、退屈しませんでした。
 この地図は、基本的にへんろ道に沿って上から下へ、右から左へ進むように編集されています。ページによって北の方向がまちまちです。これでは全体の道程が把握しづらいです。進行方向がいつも上にある車のカーナビに頼っていると、一度走った道でもまるで覚えられないのと同じです。おまけに縮尺までページによってさまざまとあって、距離感もつかめません。それでも細かな分かれ道を迷わないで歩くには、これも手放せないようです。
 すでに「四国遍路地図1(第一番霊山寺~第三十三番雪蹊寺)」(東海出版、900円)は持ってます。こちらは50000分の1地図で構成されてますので、方位、距離はばっちりです。そのかわり1枚の大きな地図で、へんろ道の詳細まではわかりません。一長一短です。両方に頼ることになりそうです。
 それにしても、旅を前に地図やガイドブック、最近ではネットでも情報を集めるのは、本当に楽しい時間です。

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四国88 「発心」の準備

 還暦を過ぎたら歩いてみたいと思っていた「四国八十八個所巡礼」です。いまもフルタイム勤務の身ですので、「通し打ち」(1番から88番までを続けて一度に巡礼すること)はとても無理ですが、歩きにこだわらずとりあえず「発心」することにしました。学生時代以来の友とふたりでのお遍路の旅に出発します。

 大阪・梅田の阪急イングスにウォーキングシューズと並んで巡礼グッズ売り場があります。とりあえず最低必要な品を買ってきました。菅笠、白衣、輪袈裟、金剛杖、納経札、納経帳です。合わせて9000円ちょっとしました。レシートの細目を見ると、すべて「スポーツ用品雑貨」とプリントされています。さして信仰心があるわけでもなく、スタンプラリーのノリですから、当たっていないとはいえません。それだけに、格好から入ったわけです。

 ネットにはお遍路情報はあふれています。「線香やローソクは、門前の売店では高価。百均で買うべし」というのを読んで、ダイソーで入手しました。線香くらい「鳩居堂製」とまではいわずとも、それほどケチることはなかったかもしれませんが。

 地図やガイドブックを買い込み、ルートをにらめっこです。

 
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