京都・下鴨 「自家製酵母のパンの店 はちはち」のライ麦パン

 京都・下鴨の路地にある「自家製酵母のパンの店 はちはち」で買てきたライ麦パンで夕食にしました。ライ麦75%、小麦25%という重たいタイプのドイツパンです。薄くスライスして、軽くくトーストしました。
 噛むほどにもっちりとした粉の味が広がります。1コンン以下の白ワインといただきました。 

 店主お薦めのブルーチーズを延ばしました。ちょっとクセのあるチーズですが、個性の強いパンにはマッチングするようです。

 その夜のメーンは、豚肉の麹漬けを焼きました。チンゲン菜やパプリカが甘いです。

 休日前日の午後の「はちはち」です。もうパンがあまり残っていませんでした。

 棚は空っぽでした。

 床几にもパンが並ぶそうです。

 西陣にあった人気の「はちはちインフィニティカフェ」を閉店して、2年前に下鴨に移ってきたそうです。

 路地の古民家の格子戸をくぐった玄関先が店舗になり、奥が製パンスペースになっています。
 ここは、わたしの中学時代の通学路の近くでした。この突き当りにも、1本南の筋にも友だちの家がありました。当時と同じ風情を残しています。

 店の前は、いまどき珍しい舗装なしの土の道です。

 自家製酵母のパンの店 はちはち
 075-706-7886
 京都市左京区下鴨膳部町8-12

今夜の一献 なすのオイル漬けタパス、トルティーヤ

 なすのオイル漬けがおいしそうにでき上がりました。漬けてから10日目です。
 バケットを薄切りにした上に載せて、スペイン風にタパスにしていただきました。よく冷やした白ワインでいきたいところですが、猛暑続きの毎日です。ビールでグイッという選択でした。
 なすは、ワインビネガーをちょと減らしたので、酸っぱさもほどほど。いい味です。

 タパスは3種。パプリカのアンチョビ焼きとオリーブ&トマトです。

 これまたお手製のアンチョビが、いい塩梅です。

 トルティーヤはスペイン風オムレツです。卵を4個も使いました。
 片面をちょっと焦がしてしまい、上下が逆になってます。もう少しふんわりと焼ければよかったのですが、初めてにしては上出来としておきましょう。

今夜の一献 長岡京「にがりや」のおぼろとうふ

 長岡京にあるとうふ工房「京豆富 にがりや 」で買ってきた「おぼろとうふ」(税抜き210円)を、そのままいただきました。芳醇な豆の味が広がりました。
 いっしょに買ってきた「京つけもの 竹膳」の「刻みすぐき」をトッピングしてみました。うまい。塩分もほどほどで自然でまろやかなすぐきとの相性も抜群です。
 よく冷えたビールが、今夜もおいしくいただけました。

 生姜醤油でも楽しみました。こんな風にあたり前にするのは、もったいないほどです。でもこれもいいです。

 夏野菜の揚げびたしも、さっぱりとしています。
 メーンは、写ってませんがピーマンの肉詰めでした。

 暑い1日でした。エアコンを効かせた部屋でのんびりとしていました。夕刻になって、ちょっと気分転換にドライブしました。その途中で立ち寄りました。小倉山荘の向かいです。

 京豆富 にがりや
 075-954-3982
 長岡京市井ノ内横ヶ端6-15

 京つけもの 竹膳
 075-954-4707
 長岡京市西の京3-10

今夜の一献 カタシモワイン「利果園」とクリスピーピザ

 わたしの記念日の簡単な前夜祭(?)をしました。娘夫婦からプレゼントされたおいしいワインを開けただけです。
 急に思い立ってのことで、冷蔵庫に眠っていた春巻きの皮を使って「アンチョビー・ポテトのクリスピーピザ」を焼きました。
 ピザほど重たくありません。自家製アンチョビの塩加減もぴったりで、カリッと焼けたポテトがワインにぴったりです。

 「大阪産(もん)」のワインです。大阪・柏原にあるカタシモワインフードが自社栽培のブドウで醸造しています。大正元年の創業です。
 「利果園」の2017年は、限定1060本です。フルーティーで深い味わいに、「やっぱりワンコインとは違う」と納得です。
 口当たりの良さに機嫌よく飲み進んしまい、ちょっと酔っぱらいました。 

 タコとアボガド、トマトのサラダと、おいしい季節になった枝豆、ヒジキの煮ものとともにいただきました。

 小さなジャガイモを、皮をむかずによく洗い、小さく切って電子レンジで柔らかくしました。
 フライパンで炒め、ニンニクと自家製アンチョビで味付け。レシピでは塩、コショウとありましたが、不要でした。
 春巻きの皮3枚を、オリーブオイルを塗って重ねて薄い台にします。ピザ用チーズはなかったのでモッツァレラチーズで代用しました。
 アンチョビポテトは、これだけでおいしく食べられます。トッピングして、トースターでカリッと焼きました。

 カタシモワインフード株式会社
 大阪府柏原市太平寺2-9-14
 072-971-6334
 

大阪・梅田 「BAR MAR」のたっぷり魚介のパエリア

 某日。大阪・梅田で奥さまと待ち合わせて食事をしました。西梅田のスペイン・バル「BAR MAR」です。
 最後に頼んだ「たっぷり魚介のパエリア」です。ムール貝にアサリ、海老、イカと魚介たっぷりです。しっかりとした味付けでした。
 出来立てを運んできたウェイトレスが、食べやすくスプーンを入れてくれました。 

 スタートはMAHOU(マオー)です。スペイン巡礼で、何度も飲んだ懐かしいセルヴェッサ(ビール)です。

 前菜の盛り合わせです。タパスのあれこれが並んでいます。向こう側でよく見えませんが、ニシンの酢漬けがおいしいでした。
 でも、こんな風に盛り合わせるのはニッポン。スペインではひと皿づつだった気がします。
 両端が尖っている楊枝は、スペインです。

 ハモン(生ハム)は外せません。塩分も効いて、うまいです。

 マッシュルームのアヒージョです。これは熱々です。
 ログローニョのバルで食べたシャンピニオン(マッシュルーム)のピンチョスが忘れられません。もう一度、食べたい!!

 ヴィーノ・ブランコ(ハウスワインの白)を500ccのデキャンターで頼みました。ひとりでおいしく飲み干しましたが、流石に回りました。

 若いカップルやグループでいっぱいでした。
 スペイン巡礼路を同じ時期に歩いた「リタイア3人組」のひとりと昨年、ここで飲んだことがあります。


 
 移転前の昔の勤務地のすぐ近くです。当時はなかったはずです。

 BAR MAR(バルマル)西梅田本店
 050-5890-2362
 大阪市北区梅田2-1-14 梅田2丁目阪神ビル 2F

大阪・水無瀬 「しょうへいの焼売」の焼売と酢豚

 音楽会に奥さまは出かけました。夕飯は独り、真空パックの焼売でも戻して食べようかと思っていると、「焼売屋さんができて、行列ができているよ」と奥さまからのメールがありました。
 わたしものぞきに行きました。わがマンションを出てすぐの楠公通(島本町のメーンストリート)に「しょうへいの焼売」という、テークアウトの中華総菜店がオープンしていました。本日開店でした。物は試しと、看板の「焼売」(@70円)と酢豚(500円)を買って帰り。ビールといただきました。
 具がたっぷりと詰まった焼売です。なかなかうまいです。

 酢豚は、前の人とオーダーが重なったので、2人分の作りたてです。タマネギがシャキッとしたいい火加減です。もう一度、電子レンジに入れても良かったです。

 焼売は3個しか頼んでません。2個は開店サービスでした。

 夫婦らしき2人でやっています。花輪には、地元高校のラグビー部有志のものもありました。ご主人の友だちが応援しているのでしょう。
 ブログを検索してみると、「あそこのしょうへいって、同級生のしょうへいやでって教えてもらった。ホテルで中華の料理人30年近くして帰って来たらしい」と、早くも書き込みがありました。

 長い行列ができていました。調理、接客なんかが不慣れなようで時間がかかっているせいもあります。でも、通りがかりの人が、並んでいる知り合いと話す光景が何度もありました。
 ローカルな話題です。

 しょうへいの焼売
 大阪府三島郡島本町水無瀬2-3-6
 

 

今夜の一献 檀流クッキング「イカのスペイン風」

 「このイカで何か作って」というのが、奥さまから出されたお題でした。コーラスの練習に続いてピアノ・レッスンとお疲れのご様子でした。
 冷凍ながら、立派なスルメイカでした。ゲソと胴を引き抜くと、立派なワタが出てきました。これは塩辛にしたいくらいです。
 檀一雄の「檀流クッキング」(中公文庫)の「春から夏へ」の項に「イカスペイン風」は登場します。スペインを食べ歩いた壇が、現地で食べ、学んだレシピです。ずっと昔に作ったことがあります。わたしのブログを検索して、レシピを確認しました。
 ニンニクも効いて、綿のうま味が際立ちました。ああ、ヴィーノ・ティント(赤ワイン)が欲しかったです。

 右下の皿は、サラダ風のキンピラです。ちょっと醤油が多すぎて、辛すぎました。色もインスタ映えには程遠く、まさにピンボケです。

 小さなひろうすと残っていたハチクの煮ものもつくりました。いい薄味で炊きあがりました。
 ちなみに、ひろうす、あるいは飛竜頭と呼ぶのは関西、関東ではがんもどきです。さっき、見ていたテレビでやってました。

 なんとか色彩があったのは、キュウリと人参の漬物です。
 奥さまもご満足の夕飯でした。

今夜の一献 日野菜の漬物

 ちょっと居酒屋風に並びました。肌寒いような1日だったので、そば焼酎のロックにしました。満足の一献です。
 日野菜は、滋賀・日野町が原産の伝統野菜でカブの一種です。自分で漬けました。これで飲むのを楽しみにしていました。格別です。

 メーンは肉じゃがです。

 トッピー(トビウオ)の干物も、身離れ抜群でおいしくいただきました。

 サンショウが効いたフキと破竹の煮物は、このところ欠かせません。

ソラマメも旬の味です。
 日野菜以外は奥さま作です。念のため。

 滋賀・湖北の赤坂山に登った帰り道。高島市の道の駅「藤樹の里 あどがわ」に寄りました。そこに並んでいのが日野菜でした。
 1束160円でした。
 水でよく洗い、茎と根を切り刻み、塩をまぶしてあく抜きをしました。熱湯を注ぎ、すぐに冷水に揚げて、漬け込みました。

 冷蔵庫で寝かせること3日。いい色に漬かりました。
 ネットで調べたレシピは、塩の量が多くて気になってました。案の定、辛いので、水にさらして塩抜きしました。最後に味りんとレシピにはなかったコンブを加えて完成しました。

今夜の一献 山菜の王様、うどぶきを奈川そば焼酎で食す

 山菜の王様と呼ばれるうどぶきです。
 安曇野の山麓線にある安曇・穂高の新鮮な農産物販売センター「vif穂高」に寄りました。3年前に松本一本ネギを買ったショップです。松本一本ネギはシーズンが違って、苗しかありませんでした。そのとき、タクシーで買い物に来ていた老婦人を案内していたドライバーに「これ、絶対にお値打ちですよ」と強く薦められたのがうどぶきでした。最後の1杷を買って帰りました。
 ネットでレシピを調べました。一番簡単に湯がいただけです。フキの香りがプーンとします。これが安曇野に住む人々の春の感触なんですね。

 最初は何もかけず、続いて少量の醤油を。酒のアテにぴったりです。

 葉や柔らかい茎は、オリーブオイルに塩だけで炒めました。香りはちょっと飛びましたが、これはこれで食べ進みました。

 今夜のメーンは豚肉の炒め物でした。

 安曇野で買ってきた1玉80円のレタスに包んでいただきました。

 15日の夜に泊まったのは、奈川でした。翌朝、上高地に行くために車を止める沢渡駐車場に近いと選んだところでした。寝酒を準備しようと町の酒屋で買って、そのまま持ち帰ってきた「奈川産玄そば100%」の焼酎です。そばらしく、あっさりとした癖のない味でした。

 笹井酒造
 0263-47-0762
 松本市島内3682
 
 

 

今夜の一献 「徳永屋本店」のさつま揚げ

 さつま揚げをいただきました。鹿児島の名店、徳永屋本店のものてす。シンプルな練りだけのものから、ニンジンやゴボウなんかの野菜いりまでの詰め合わせでした。
 鹿児島らしく甘口ですが、お相手は焼酎でしょう。黒霧島をロックにしました。いい組み合わせです。

 丸に十の字の島津家の御紋のもあります。

 徳永屋本店
 鹿児島市東千石町4番23号
 099-225-1726

 こちらは別の方が自家栽培された採れたてのコマツナです。和え物にしました。スーバーで買ってくるものよりアクが強くて、コマツナと主張するようなおいしさでした。

 きょうのメーンは、大好物のいなり寿司でし。色合いといい、さつま揚げとちょっとかぶりましたが、好きなものは好きです。