【8月23日=ブルージオ】
「大興奮のベルニナ急行」で紹介したレイテェッシュ鉄道のベルニナ線ブルージオにあるオープン・ループ橋のコマ写真です。
360度回転することによって高度を調整するのがループ線です。鉄道では、トンネル内に設けられることはあるようですが、このようなオープン陸橋は珍しいようです。
オープン陸橋の全体は、Rhaetisch Bahn/レーティッシュ鉄道のHPをご覧ください。
【8月23日=ブルージオ】
「大興奮のベルニナ急行」で紹介したレイテェッシュ鉄道のベルニナ線ブルージオにあるオープン・ループ橋のコマ写真です。
360度回転することによって高度を調整するのがループ線です。鉄道では、トンネル内に設けられることはあるようですが、このようなオープン陸橋は珍しいようです。
オープン陸橋の全体は、Rhaetisch Bahn/レーティッシュ鉄道のHPをご覧ください。
【LIVE】
旅の3日目は、イタリアはコモ湖沿いに北上して、スイス国境の町、ティラーノへ。ここからあこがれのベルニナ急行に乗車です。
真っ赤なベルニナ急行がとまってます。予約した列車には間があったので、1本前の普通にのりました。1等は貸し切り状態。左右の窓を開けて、右に左にレンズを向けながら、我ながら興奮状態です。
ブルージオのループ橋は、すぐにやってきました。ビデオやネットで見たルール橋が迫ります。まず橋をくぐり、左に急カーブして1回転。これで高度をかせぎます。
この後、アルプグリュム駅で途中下車して、駅のホームの野外レストランで昼食にしました。これまでに食べたなかで最高においいしいスパゲティ、アーリオ・オーリオでした。
サンモリッツに着くまでに写した写真は600カットを超えました。1日の最高記録です。
ネットの調子が悪く、思うようにつなtがりません。2日前の記録です。
【8月23日=ティラノ】
イタリア-スイス国境の町、Tirano/ティラノです。空の色が青くなったような気がします。
駅前のレストランは、スイスからやって来て、再びスイスに戻る観光客でにぎわってます。
私たちは、ミラノからイタリア国鉄でやってきました。コモ湖沿いに北上して2時間30分の旅でした。
町を貫く幹線道です。向こうがスイスです。
スイス・レイティッシュ鉄道のティラノ駅です。この駅構内はスイスです。昔は、パスポート・コントロールが行われていたそうですが、今はフリーパスです。
箱根登山鉄道が寄贈した「ティラノ」の銘板です。
ベルニナ線のホームに停車するサンモリッツ行き列車です。赤色が素敵です。
サンモリッツに向けて発車しました。ティラノの町中の道路を走ります。
いよいよスイスの旅が始まりました。
【8月23日=ミラノ】
Milano/ミラノで1日を過ごし、St.Moritz/サン・モリッツに向けて出発する朝です。ミラノ中央駅からは、ヨーロッパ各地へ向かう列車が出発します。
わたしが乗ったのはTirano/ティラノ行きのRegionale/ローカル線普通です。隣のホームには、ドイツからやってきたDB=Deutsche Bahn/ドイツ国鉄のピカピカのnacht zug/寝台車が客を降ろして止まっています。
こちら、FS/イタリア国鉄のローカル列車の汚さといったらありません。窓枠は落書きし放題の跡が残り、ガラスは半透明です。
1等を奮発しましたが、座席はほこりだらけ。たまらず同行者は濡れティッシュを取り出して「お掃除おばさん」に変身しました。
あまりのほこりっぽさに、同行者はマスクを離せず、ハウスダストが苦手にわたしは鼻炎が出て鼻ズルズルになりました。
イタリア国鉄の名誉のために言っておけば、幹線を走ってスイスに向かうチザルピーノなんかは、かのジウジアーロ・デザインの素敵な車両です。
乗車券は、日本国内から手配するより、現地で買うの方が安いです。ただし、ミラノ中央駅の窓口は長蛇の列。発券までに30分はかかりました。
客は列車ダイヤをいちいち駅員に相談します。駅員は、気長にそれに応じます。勤務交代時間がくると、いくら客が待っていようと、よくいえばきっちりと自分が売った乗車券と受け取った紙幣から硬貨までを確認します。代わってやってきた係員、これまた慎重に自分が受け取った乗車券と紙幣、硬貨をなんかを確認します。しびれをきらして列を離れる客がいても、そんなことおかまいなしです。参りました。
わたしは出発前日に並びましたので、時間に余裕がありました。当日の発車間際なら、イライラしたことでしょう。それなのに乗車券なしで乗車したら、有無をいわせず罰金だそうです。
行き止まりのターミナルです。
映画「終着駅」の舞台はローマですが、同じ雰囲気があふれます。
美術館かと思わせるかのような立派なミラノ中央駅です。
ファシズム建築の名建築です。
この建物の立派さとは対照的に、駅周辺はスリの出没する名所でもあります。治安はあまりよくないようで、警戒して歩きました。行かれる方は、ご注意を。
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【8月22日=ミラノ】
ミラノにあるオペラの殿堂、スカラ座です。今にもマリア・カラスの歌声が聞こえてきそうな気がします。
残念ながら劇場は夏休み。秋のシーズンに向けて舞台セットの準備をしていました。
劇場付属のMuseo Teatrale Alla Scala/スカラ座美術館に入ると、ルートの一部が、客席を通っています。
「天井桟敷」という言葉が、一目瞭然で理解できます。
それにしても桟敷のコンパートメントが貴族の1等席で、平土間は庶民の席だったことがよくわかります。
コンパートメントには、向かい合わせて背もたれつき椅子が2客、後ろにストールのようなのが4客並べられるようです。
廊下に出ると大指揮者、「アルトゥーロ・トスカニーニ」の文字がありました。意味はわかりません。、
矢印の方に行くと、トスカニーニの胸像がありました。
美術館は撮影禁止です。パバロッティーが演じた「アイーダ」の舞台衣裳、パブロ・ピカソがデザインした衣裳など、ゆかりの作曲家、ヴェルディ以来の数々の資料が展示されていました。もちろん、マリア・カラスのポートレイトも掲げられていました。
みやげに買ったマグネットと、美術館の入場券(1人=5ユーロ)です。
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【8月22日=ミラノ】
Milan/ミラノです。トラム(路面電車)に乗りました。窓の外が見えるので大好きです。
後ろはダ・ヴィンチの「最後の晩餐」が残っているサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会です。反対向きのトラムがやってきました。ちょっと待ちましょう。
ドゥオモ(大聖堂)行きのトラムがやってきました。これにのれば、町を眺めながら移動できます。
車内はいつもゆったりとしています。
「フェルマータ」なんて響き、学校の音楽の授業以来です。エエーっつと、「休止」ですね。ということは「停車」ですね。
新型の低床式車両も走ってます。
昼食を食べたレストランの脇をする抜けるトラムです。後部は、急カーブを曲がるために大胆にカットされています。
「1日乗車券」(3ユーロ)を、ミラノ中央駅のたばこ屋で買いました。これさえあれば、地下鉄もトラムも乗り放題。気が楽です。
地下鉄は、目的地間を短時間で移動してくれます。でも外が見えないので、知らない地では目的地で下車するまで緊張します。
車内は日本とよく似ています。違うところは、犬が乗ってくることでしょうか。そういえば、つり革ってありませんね。
【8月22日=ミラノ】
アーケードといっても天神橋筋商店街とはちょっと違います。商店街といっても、なんばウォークといった地下街とは違います。
Galleria Vittorio Emanuele Ⅱ/ガッレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世という長い名前がついた優雅な十字型アーケードです。
元々、同じ高さのビルが連なっていたところに、鉄の骨組みのガラスドームをのせたようです。1867年の完成ですから、歴史が違います。
有名ブランド店が軒を連ねています。十字路の角は左がプラダ、右がルイ・ヴィトンです。手前右も世界的に有名なブランドです。そうですマクドマナルドです。おなじみの赤い原色は使わず、周囲に調和してますが。
床はきれいなモザイクで覆われています。中心部の雄牛の局部にかかとをのせて一回転すると、願い事が叶うそうです。
ドゥオーモ広場に面するガッレリアの入り口です。
ドゥオーモ広場には、ヴィットリオ・エマヌエーレ2世の騎馬像が立っています。
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【8月22日=ミラノ】
ゴシック様式としては世界で2番目の規模を誇るDuomo/ドゥオーモです。ちなみに世界一はケルン大聖堂です。
教会への富の集中のすごさにあきれかえります。現代では、再現は不可能でしょう。1386年から500年かけ作られましした。
大きな広がりの空間に身を置くと、我が身のちっぽけさを実感します。それに比しての神ということになるのでしょう。信仰のないものでも畏敬の念を抱きます。
祭壇の左右にパイプオルガンがあります。こんなのがステレオで鳴り響けば、まさに神の声と聞こえるでしょう。今も音がでるのかどうかは不明です。
窓という窓は、数え切れないステンドグラスで彩られています。
天に延びる尖塔は135本。壁面は3500体の彫像で覆われています。
もっとも高い108.5mの中央尖塔の上から、黄金のマリア像がミラノの町を見下ろしています。
ミラノの中心にあり、大勢の観光客が訪れていました。
夕食後に訪れたたそがれのドゥオーモです。
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【8月22日=ミラノ】
旅のスタートは、ミラノでの「最後の晩餐」の鑑賞でした。レオナルド・ダ・ヴィンチの名画です。
その壁画はBasilica di Santa Maria delle Grazie/サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会付属のドメニコ派修道院の食堂にあります。近年の改修で、フレスコ画は制作当時に近く蘇ったそうです。
建物の妻側の壁面上部に描かれています。想像以上に大きな、そして立派な絵でした。遠近法が用いられいて奥行きのあります。
「あなたがたのうちのひとりが、わたしを裏切ろうとしている」と話すキリストと、それを聞く金貨を握ったユダや弟子たちの表情のリアルさにびっくりしました。
バッハの「ヨハネ受難曲」にも「過越しの祭り」が登場しますが、こういう場面のことだったのかと理解しました。
右の立派な建物が教会、左の小さな建物の内部に壁画はあります。
入館は完全予約制で、15分間に25人と決まってます。控え室で待ちます。
音声ガイドを借りました。もちろん日本語です。入館していた15分間、ずーっと説明があり、それはそれでよく理解できましたが、ちょっとうるさい感じも。後半は、何も聞かずにじーっと見とれました。
内部は撮影禁止です。これは購入した絵はがきのコピーです。
入館料は6.5ユーロですが、Enotazione/手数料(?)が1.5ユーロついてます。
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【8月22日=ミラノ】
ミラノでの夕食です。昼に探したお目当てのレストランは3軒続けて休みでした。夕食は、ガイドブックをアテにせず中心部のガッレリアに戻りました。アーケードの中にあったBar兼ジェラテリア、Il Gabbiano/イル・ガッピアーノです。
イタリア料理は、メニューを見ただけでたいたい想像がつきます。この夜、選んだのは鶏と野菜のグリル焼きとペンネです。これを2人でシェアです。どちらもアタリでした。
薄いムネ肉を焼いています。安心して食べられる味付けです。ナスとズッキーニもおいしく焼いてあります。
ペンネのトマトソースも、さすが本場の味です。
乾杯のビールです。暑い1日でした。グイグイとのどに流れ込みます。それにしても相方の0.25リットル入りに比べて大きいこと。こんなグラスは、日本ではあまりお目にかかりません。
仕上げはエスプレッソでした。
たまたま訪れたIl Gabbianoは、有名なジェラテリアでした。HPを検索してみたわかりました。そういうことならジェラートを食べてみるのでした。
暗くなったガッレリアです。けばけばしい照明はありません。ネオンなんて皆無です。
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