熊野古道が、2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部としてユネスコの世界遺産に登録されて10年がすぎました。参詣ブームは去ったようにも思えますが、春になると人気ルートの「中辺路(なかへち)」へのバスツアーが企画されます。04年夏に、大阪から歩き始めて、わずか1回で挫折した経験があります。その雪辱も込めて、とりあえず格安料金に設定されている初回だけでもと参加してみました。
阪急交通社の「語り部と行く! 熊野古道を歩く旅」です。ツアーは日帰り7回と、1泊2日が2回で、滝尻王子から発心門王子を経て熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社にお参りします。
第1回は、滝尻王子から高原熊野神社までの3.7キロでした。
ゴールとなった高原熊野神社の社殿は春日造りで、熊野古道では最も古い神社建造物です。
コースは、しょっぱなから急坂でした。でも、これくらいの距離なら、余裕で歩くことができました。