木津川、宇治川、桂川の3つの川が一緒になる「三川合流」は石清水八幡宮、男山のある八幡市と、天王山の大山崎町にはさまれて狭まった地にあります。かつて、天下分け目の戦いが行われた地にも近いです。その木津川―宇治川の合流ポイントに向けて延びているのが背割堤です。桜の名所です。
英会話のお仲間と、お花見に行きました。阪急・大山崎から歩いて1時間半ほどでした。背割り堤の先端まで歩いて、昼飯のお弁当を開けました。
きょうは、わたしもコンビニ調達ではなく、奥さまに作ってもらいました。
おにぎりを、別に持ってきたのりでくるみました。パリパリののりがおいしいです。
湯をわかして、インスタントの味噌汁もつくりました。
食後のコーヒーをふるまうのが、わたしの役目です。お菓子が回ってきました。
向こうに天王山が望める見晴らしの良い地点です。
ゆっくりと食事して、背割堤を戻り始めました。その時です。大変なことに気づきました。ない! わたしのパンツの背のポケットに入れていた財布がなくなってました。あわてて弁当を開けたあたりに戻りました。でもありませんでした。
河川事務所や観光案内所で問い合わせましが、拾得物はなし。対岸の京阪・八幡駅前にある派出所まで歩いて、遺失物届を提出しました。
帰りは、トボトボと独り、もと来た道を。ひょっとして落ちてないかという期待もむなしかったです。
自宅に戻り、財布に入れていたクレジットカードの使用停止の措置を電話でしていると、「ピンポーン」とチャイム。近くに住むご婦人が、財布を拾ったと持参してくださいました。免許証で住所がわかったそうです。
ニッポンって、ほんとに素晴らしい国ですね。落とした財布が、そのまま返ってくるのです。しかも自宅にまで。これがスペインやヨーロッパだと、ま、その時点であきらめていたでしょう。
背割り堤の桜は曇天でイマイチでしたが、心は一気に「曇りのち晴れ、快晴」となりました。