熊野・小辺路の旅のベストショットはこれでしょう。伯母子岳から三浦口に下る途中にある「上西家跡」です。小雨に煙る廃墟に残る大木です。
残念ながらこれを撮影したのは同行の友です。一足先にブログ公開してごめんなさい。
わたしのカメラは、降り続いた雨に耐え切れずリタイア。ザックに収まってました。この日の記録は、ほとんどが防水型タフなカメラをもっていたSくん撮影です。
日本二百名山の伯母子岳山頂です。標高1246メートルは、小辺路の最高地点です。眺望もよく、大峰・奥駆の山々も見えるはずなのですが、視界はほとんどありません。
前日に登った田中陽希さんは、どんな光景を見たのでしょう。テレビ放映が楽しみです。
陽希さんと同宿となった「民宿かわらび荘」の朝食です。おいしいみそ汁と温かなご飯。それだけでうれしいです。
たまごに野菜もあります。
別の場所に泊まっていた陽希さんの撮影スタッフもやってきて、あたりの紅葉を撮影しています。
撮影スタッフは、ヒゲのディレクターやカメラマンら6人。どなたもびっくりするほど控え目で物静かです。陽希さんとの間には打ち合わせなんかはなく、撮影スタッフが影のようにまとわりついているという独特のスタイルでした。
この日のコースは比較的に楽と読んだのか、陽希さんの出発はゆっくり。自販機で清涼飲料水を買って、歩き始めました。宿の支払いも、自分でされてました。
【2015/11/08 08:14】
われわれも、前日のゴールとなった大股橋まで車で送ってもらい、小辺路を往くの再開です。
いまにも降りそうな雲行きで、最初からレインウエアを着用です。
紅葉の中を伯母子岳に向かいます。
【09:25】
急な登り坂を抜けて桧峠まできました。
【10:05】
伯母子岳分岐です。右に行くと伯母子岳、左に行くと山頂は通らずに伯母子峠に抜けられます。もちろん、視界ゼロは承知で、伯母子岳に向かいます。
雨がポツポツと落ちてきます。レインウエアのポケットに入れていたカメラを出しても、レンズが曇っていて、まともに写せません。防水機能もないので、これでは役に立たないどころか、壊れるだけです。ザックに仕舞いました。
【10:11】
喘ぎあえぎ到達した伯母子岳山頂です。何も見えません。
三浦口への道を下ります。途中に上西家跡など目を楽しませてくるスポットもありますが、やけくそに長いルートです。3.8キロという道標から、いくら歩いても距離は縮まらず、最後の0.8キロがこれほど遠いとは・・・。
【13:22】
十津川村五百瀬(いもぜ)にある「農家民宿政所」に到着。ここに泊まりたかったのですが満室のため、紹介された「villaかんのがわ」に泊まりました。
自炊のため、スープカレーなどの食材は、宅配便で送ってました。
コースガイドでは伯母子峠越のコースは15.9キロ、所要時間6時間30分です。
わたしは、5時間15分ほどで歩きました。