京都・西山古道 柳谷観音から善峯寺

 気持ちの良い秋晴れでした。「ちょっと歩いてくる」と、阪急・水無瀬近くの自宅から歩き始めました。まず目指したのは柳谷観音(楊谷寺)です。
 手水鉢(ちょうずばち)に季節の花を浮かべた「花手水」が格好の被写体となります。秋桜(こすもす)が、文字通りに秋を感じさせてくれます。
 書院から眺める名勝庭園、浄土苑が色づくのは、もう少し先のようです。

 西山古道を西国札所の善峯寺まで歩きました。こちらも紅葉はまだ先で、ひっそりとしていました。

 メスティンを使ってペペロンチーノを作りまし。「秋味」もうまくて、ひとり満足のランチです。


 【2020/10/27 09:22】
 自宅マンションの4階から見た、これから歩く山です。

 柳谷観音までは舗装された車道を歩きます。尺代という集落を過ぎると、車はほとんどやってきません。

 長岡京市に入りました。
 この間、対向車が1台下ってきたのと、自転車2台と出会っただけです。

 トラノオみたいな紫の花が咲いています。フジウツギでしょうか?

 セイタカアワダチソウがあちこちに咲いています。

 この黄色い花は?
 ネットで調べてみました。オニタビラコ(鬼田平子)でしょう。道端や公園の草地などどこにでも生える1~2年草です。

 【10:51】
 柳谷観音に到着です。ノンストップで1時間半かかりました。
 龍手水には、きょうは花は浮かんでいません。

 苔手水には、真っ赤と緑のカエデの葉がペアで。

 恋手水にも秋桜がありました。
 花手水はあちこちにあり、トップの秋桜は庭手水、それに恋、龍、苔と、さらに水琴窟の横には琴手水とそれぞれがネーミングされています。

 書院の床の間には花水盆が。ハートになってます。

 ここが色づくのはまだ先です。

 【11:21】 
 獣除けネットをくぐって、いよいよ西山古道です。「熊出没注意」の文字が、ことしはことのほか気になります。

 クマ鈴をセットして、チリンチリンと鳴らして歩きました。

 コスモスが風に揺れます。

 善峯寺まで3.8キロです。反対に行けばこれまた紅葉の名所の光明寺です。西山古道ははこの3寺を結んでいます。

 いったん急坂を谷間まで下り、登り返します。

 尾根まで上がると、気持ちの良い道が続いています。

 見晴らしがよい展望台です。京都市街の向こうに比叡山がそびえます。

 ベニーCCの横を通ります。池に近い木は、はやくも真っ赤です。

 京青の森近くの十字路です。釈迦岳への登山ルートもあります。ここで昼飯としました。

 立派なテーブルを独り占めです。

 メスティンを使い、ガスバーナーで調理しました。
 アルコールバーナーは軽くていいですが、こちらの方が火力が強くて安心です。

 ぺペロンチーノのレシピはご覧の通りです。

 ちょっと油っぽいですが、上々の出来です。
 バジルを振りかけるのを忘れてました。

 インスタントコーヒーもいれてくつろぎました。

 【13:14】
 クリンソウの群生地です。1株くらいシーズンを間違えて咲いてないかと見まわしましたが、株ばかりです。

 2年前の台風で倒れたままです。

 京青の森(京都青年なんとかという名前だったはずです)の小屋も朽ちたままです。

 善峯寺に向けて、気持ちよく下ります。

 善峯寺の全景が臨めます。まだ赤色はわずかです。

 【13:51】
 西山古道のスタート地点です。逆向きに歩いてきました。

 秋の行楽シーズンには、西国札所の巡礼者でにぎわいを取り戻せるのでしょうか。

 1時間に1本の阪急バスを待ち、阪急東向日から帰りました。