阪神最高峰・大野山 紫陽花と岩めぐり

 阪神地域の最高峰という大野山(おおやさん、753m)に登りました。
 3日前に登った北摂の最高峰、深山(790.5m)よりは低いですが、高低差はコチラが勝ってます。登山道は木陰だったとはいえ、急登に汗がしたたりました。
 山頂からは360度のパノラマが広がっていました。向こうの山並みのポツリと飛び出しているのが、深山頂上の雨量観測所です。

 頂上には猪名川天文台がありました。
 頂上一帯の大野アルプスランドは道路工事などで休園中です。天文台も閉まってましたが、その周りは青い紫陽花が満開でした。

 きょうのわたしの昼飯は、自宅近くの水無瀬にある「パオ」で買ってきたパンでした。こう暑くては、食欲もわきません。これくらいでちょうどよいです。

 頂上から西に延びる尾根に沿って、太古の時代の火山活動の名残である「凝灰角レキ岩」という大岩が散在しています。
 ちょっと頂上辺りの散策のつもりでスタートした「岩めぐり」ですが、これが本格的ともいうべき山のルート。「神楽座」という岩までやって来たときは、帰りの登り返しが気になるほどでした。

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京都・車折神社の茅の輪くぐり 中村軒のみな月

 新しい疫病に振り回された半年でした。
 京都・嵯峨の車折(くるまざき)神社に参り、夏越祓(なごしはらえ)で茅の輪を潜りました。半年間に溜まった病と穢れを落とし残りの半年を無事に過ごせることを願うという儀式です。
 8の字を描くように左回りから3回潜るのが作法のようです。「京都人の密かな愉しみ」でも、ヒースロー教授がていねに回っていたシーンがありました。
 ここは、鳥居の周りにあまりスペースはなく、茅の輪で身を浄め、人形(ひとがた)を納めると、6月30日の大祓式(おおはらいしき)で神主がお焚き上げしてくださるそうです。

 わたしも人形に名前、年齢、男女の別を書き込み、息を3回吹きかけて納めました。
 お焚上料は100円でした。

 参道から、朱色が鮮やかです。 

 車折神社の境内社の芸能神社は芸能、芸術の祈願をする有名人も多いです。
 壁一面に奉納された玉垣です。

 土屋太鳳や石橋貴明といったタレントの名前を探すのも楽しいです。

 お札の返納所には、舞扇が納められていました。芸の上達を祈願するのでしょうが、「バレーシューズはお断り」と注意書きがありました。

 裏参道を出ると、目の前が嵐電(京福電鉄)の車折神社です。

 鳥居の向こうにやってきた嵐電を動画で撮影しました。

 ホームの反対側から振り返りました。

 車折神社
 075-861-0039
 京都市右京区嵯峨朝日町23

 帰り道に桂離宮の横にある和菓子の中村軒に寄りました。夏越祓といえば、水無月も欠かせません。
 「みな月」を2つ、買って帰りました。

 夕食後にさっそくいただきました。もっちりとした、甘さ控えめの上品な味です。

 中村軒
 075-381-2650
 京都市西京区桂浅原町61

北摂最高峰・深山をハイキング

 北摂最高峰という深山(みやま)にハイキングに出かけました。標高は790.5 mあり、360度の眺望が楽しめる山でした。
 大阪・能勢町と京都・南丹市に接しており、兵庫・丹波篠山市にも近い山です。わたしは京都側のるり渓から登りました。
 標高の割りには、登山口からの高低差はたいしたことはないので、奥さまを誘いました。深山宮が祀られている頂上での珍しいツーショットです。

 【2020/06/21 10:26】
 るり渓温泉の無料駐車場に車を止めてスタートしました。

 車道をしばらく歩いて登山口です。

 コースはよく整備されています。

 るり渓GCの横を抜けます。

 登り坂もありますが、比較的なだらかな道が続きます。階段がないのがなによりです。

 【11:23】
 樹林帯を抜けて、気持ちの良い尾根筋に出ました。

 視界が開けて気持ち良いです。

 尾根筋には3つの前峰があります。コブのようで高低差はしれてますが、これを越えていきます。

 先ほど、抜かされた若者のグループは、もう向こうのピークに達しています。

 ゴルフボールを載せたようなドームが見えてきました。あそこが深山の頂上です。

 振り返ると北摂の山々が広がります。
 思っていたほどカンカン照りにはならず、気温も上がりませんでした。気持ちよい風が吹き抜けて、快適に歩くことができました。

 ルートは平たんになり、もうすぐです。

 ちょっとお疲れの表情でがんばります。

 「建設省近畿地方建設局深山レーダ雨量観測所」とプレートが掲げられていました。

 【12:09】
 深山に着きました。 
 山頂には、深山宮(しんざんぐう)が鎮座していています。山自体が御神体で御祭神は、高皇産霊神(たかみむすびのかみ)です。
 山頂に祠が祀られいるのは珍しくありませんが、頂上に大きな石が祀られているのは初めてです。

 とりあえず昼飯にしました。
 途中の亀岡市街で京都縦貫道を降り、国道9号沿いにある道の駅「ガレリアかめおか」で買ってきました。
 一緒に買ったお茶は、「明智光秀」ブランドです。

 「鶏ごぼう飯」(350円)は、甘く炊いた鶏とゴボウが載ってます。この値段で、この味。いいですね。

 「巻きずし」(350円)も、手作り感一杯です。巻きずしが太くて、食べ応えがありました。

 「ガレリア朝市」は、採れっての地場野菜を目当てにした買い物客で、ちょっとした3密状態でした。

 ガレリアかめおか
 亀岡市余部町宝久保1-1
 0771-29-2700

 ゆっくりと食事を済ませて、周りの山々に目をやります。
 向こうにポンポン山が見えている! ようです。案内板に書かれていますが、霞んでいて、どれか確定しかねます。

 向こうの稜線の右側のコブは、愛宕山です。

 こちらは丹波方面です。
 山の仲間のホームグラウンドである羽束山や有馬富士が臨めます。

 さて深山の頂上はと思いましたが。最高地点は神域のようです。

 行きと同じルートを下山しました。
 残念ながらこれといった花は咲いていませんでした。まつぼっくりが膨らんでいます。

 こちらは赤ちゃん? まだ紫色です。初めて見ました。

父の日の一献 「ORVAL」と「山崎原種樽熟成ブレンド」

 ベルギー・ビール、「ORVAL」をオリジナルグラスに注ぎました。オルヴァル修道院で醸造されるトラピスト・ビールの最高峰だそうです。
 2014年にブリュッセルを旅したときに、王宮近くにある楽器博物館の階上レストランで飲んだ思い出の味です。
 父の日のプレゼントでした。ちょっと濃い目のほろ苦い味を、ゆっくりと堪能しました。

 お相手としてはどうかとも思いますが、珉珉にも王将にも足が遠のいているいま、テークアウトして自宅で食べられる最高の餃子が「ミスターギョーザ」です。
 これを焼くのはわたしの役目です。慣れたもので、パリッと香ばしく焼き上がりました。

 ミスターギョーザは京都の羅生門近くにあります。昔は、ここで食べるか、店先で買うしかありませんでした。
 それが、いつの日からか大丸京都店の店頭に並ぶようになり、今では高島屋京都店でも人気商品です。
 いつも2ケース、買ってきて、1個は冷凍保存しています。

 ミスター・ギョーザ
 075-691-1991
 京都市南区唐橋高田町42

 いつもの「一番搾り」も開けました。レンコンのキンピラは好物です。

 「ピンポーン!」とチャイムが鳴り、宅配便が到着しました。こちらはサントリーのプレミアム・モルツ「山崎原種樽熟成ブレンド」でした。
 わが子からは、「ビールさえ飲ませておけば上機嫌」と思われているようです。ごちそうさまです。

自分でつくる たっぷりねぎとお揚げの和風オイルパスタ

 きょうもパスタですませました。
 お揚げ(うすあげ)が冷蔵庫にありました。「パスタ+お揚げ」でネット検索したところ、「たっぷりねぎとお揚げの和風オイルパスタ」というレシピがヒットしました。
 醤油ベースの和風ですから、華やかな色彩はありません。でも味はばっちり。固く焼けた揚げが、いい食べ応えです。

 オリーブオイルがごま油に代わり、ネギのうま味と塩昆布、だし醤油が味の決め手です。

今夜の一献 緑のワインと冷しゃぶ

 ポルトガルを何度も旅した知り合いから、「家の近くの酒店で見かけたので」とワインをいただきました。ありがとうございます。
 緑のワインとも呼ばれる「ヴィーニョ・ヴェルデ」です。もちろん、ポルトガル産です。
 今夜のメーンは、冷しゃぶでした。サヤエンドウや大葉、ミョウガ、タマネギ、キュウリなんかののスライスを豚肉にはさんんで、ゴマダレをかけていただきました。
 あっさりとしていて、ワインのアテとしてもぴったりです。

 微発泡です。グラスにツブツブがついています。アルコール度数も低めのようです。
 すっきりとした味わいで、飲みやすいです。よく冷やしていただきました。

 ブランドの「ガタオ」は大ネコの意味だそです。どおりでかわいいネコが描かれています。ポルトガル北部ミーニョ地方のガタオ村で作り始められたワインです。
 緑のワインと呼ばれますが、ワインの色が緑色ではありません。
 ヴィーニョ・ヴェルデに使用されるブドウは、完熟する1~2カ月前の青いのが収穫されるそうです。そのため、発酵途中で発生する気泡がワインに残っていて、飲みやすくしているのです。
 コロナがなければ、先週はリスボンを旅していました。現地でバカリャウ(タラ)とともにこのワインを飲みたかったです。

嵐山3山縦走 「ブルーオニオン」のカツサンド

 京都の嵐山といえば、今は人影もまばらですが渡月橋あたりの観光地を想像してしまいます。でも「嵐山」というれっきとした山は存在します。タモリさんがお好きな断層の上です。
 梅雨の隙間の晴れた1日、その嵐山と松尾山、烏ケ岳の3山を巡りました。
 昼飯は、スタート地の松尾大社近くにある喫茶「ブルーオニオン」でテークアウトしてきた「カツサンド」(962円)です。ちょっと奮発しただけのことはありました。大口を開けないとほおばれません。厚さ4センチ・オーバーのカツがはさまってます。それが柔らかくてジューシーです。レモンを搾ると、これまたひと味、深くなります。

 昼飯を食べたのは、3山を縦走したあとのロータリーと呼ばれるポイントで、あとは林道を下るだけでした。というわけで、プシュー!! 大汗をかいた後だけに、たまりません。

 最初のピークは松尾山です。

 ここが嵐山です。かつては、城も築かれていたようです。

 3座目の烏ケ岳です。ここまでやって来たのは初めてです。
 どれも300~400mほどのピークですが、それなりに歩き応えはありました。

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きょうの昼飯 簡単、絶品の「とうふ丼」

 おいしい京とうふがあります。「とうふ丼」にしました。超簡単ですが、お味は絶品です。
 温かいご飯に絹ごしをかぶせ、トッピングは残り物の焼きサケ、けずりこんぶ、大葉、刻みノリ、梅干しに温泉たまごです。ま、このあたりは適当に何でもありでしょう。味付けは醤油の代わりにおとうふのたれです。
 柔らかい豆腐が、口の中で崩れます。味付けは、スプーンですくった部分によってさまざまです。

 温泉たまごがトロリと流れて、まったりとします。

 長岡京市にある「にがりや」はマイブームで、車で買いに行きます。
 あたり前ながらも大豆の味が濃厚な豆腐です。
 一緒に買ったけずりこんぶは、冷奴にかけるとこれまたピッタリです。

 豆腐ドーナッツのありました。おやつにします。

 京豆富 にがりや
 075-954-3982
 長岡京市井ノ内横ヶ端6-15

宇治 「ロバ」の初夏のランチ

 2カ月半ぶりの外食となりました。
 わがマンションは午前中、下水工事で一切の排水は規制され、トイレも使えませんでした。雨も上がったことだしと、藤森神社に紫陽花を見に行きました。その続きで宇治の気になていた店をのぞいた後は、ちょっと腹が空いたねとなりました。
 「ロバ」は春のお彼岸にも来ています。客が少ないことを確認して、座敷に上りました。先客には、ご婦人二人連れが2組おられただけで、室内はゆったりとしていました。
 「初夏のランチ」(1500円)は、国産牛の肉じゃががメーンです。うす味ですが、しっかりとおいしいです。

 うすいえんどうの冷製スープです。さっぱりとしています。底には実が沈んでました。
 生姜ご飯もいい香りです。

 毎週、金曜日には酒かす酵母でパンを焼いています。
 アンパンなんかを買って帰りましたが、懐かしい手作りあんがたっぷりと入ってました。

 宇治橋通り商店街では、いろんな店が「崖っぷち弁当」を売り出しています。観光客が来なくなって、お気の毒にも崖っぷちのようです。

 これまでのロバ

 ロバ
 0774-24-5966
 宇治市宇治壱番83

京都・深草 藤森神社の紫陽花

 藤森神社で紫陽花を楽しみました。
 京都洛南の深草に、平安遷都以前から祀られている古社です。
 2か所の紫陽花苑に、赤や青の紫陽花が咲き競ってました。

 前日来の雨を浴びて、紫陽花は気持ちよさそうです。

 延べ1500坪の広い紫陽花苑に、3500株の紫陽花が花をつけています。

 淡いグラデュエーションが素晴らしいです。

 花の先端が、カーネーションのようにギザギザになっているのもあります。

 本当の花は、この一つ一つです。

 紫陽花のシーズンのご朱印をいただきました。

 馬の神さまです。室町時代から走り馬が行われ、駆馬神事として受け継がれています。競馬関係者や勝を祈願するファンの参拝も多いそうです。

 藤森神社
 075-641-1045
 京都市伏見区深草鳥居崎町609

 駐車場には、シトロエンのBXが止まってました。車体が沈み込んで、カッコいいです。わたしのC4を並べて止めました。