青春18 姫路ー敦賀 224.8kmを新快速で

 「青春18きっぷ」の旅の2回目は、JR西の新快速を始発から終着まで乗り通しました。
  最長距離を走る新快速は、敦賀から播州赤穂まで北陸-琵琶湖線経由で275.5kmあります。ところが、このロングラン新快速は夜に1本しかなく、青春きっぷ1回分のその日のうちには帰宅できません。
 姫路でえきそば、敦賀でソースカツ丼を食べることを考えて、姫路発湖西線経由の敦賀行きに乗りました。224.8kmと、ちょっと短くなりました。
  新快速の「B」は、湖西線経由の記号です。

 島本の駅は、この日も有人でした。検印を受けました。

 平日の朝です。通勤客で混雑する高槻で、姫路行き新快速に乗り継ぎました。幸いにも座ることができました。

 姫路のホームです。まだ腹は空いてませんでしたが、えきそばを食べて新快速を待ちました。

 10時11分に新快速は発車しました。同時刻に新幹線のひかり504号も発車しました。新大阪でのぞみ340号に乗り継いで、13時24分に664.3km先の東京に着きます。
 わたしが乗った新快速の敦賀着は13時15分でした。所要時間はほぼ同じで、これだけの距離差が生じます。

 スタート地点の島本を、ノンストップで通過しました。

 神戸、大阪、京都と府県庁所在地の駅に停車して、4つ目は湖西線で滋賀に入った大津京です。大津は東海道線です。

 車窓からは、びわ湖の先に近江富士(三上山)がきれいな姿を見せていました。

 3時間余の座りっぱなしからしばし解放される敦賀着です。完成している北陸新幹線の高架が出迎えです。

 ホームでは恐竜が出迎えてくれます。

 新幹線へのエントランスもできています。今年度末の開業を目指しています。

 立派になった敦賀の駅前です。ガンガン照りで、人影はまばらです。

 名物のソースカツ丼を食べて、帰路に着きました。新快速で2駅の近江塩津で途中下車しました。
 近江塩津は大回り乗車で何度かやって来ています。でも改札から外には出られませんでした。きょうは青春きっぷですので、駅前に出ました。ご同類もいますが、目の前を日本海とびわ湖を結ぶ国道8号が走っているだけでした。

 敦賀から乗ってきた新快速は湖西線経由で姫路に向かいました。近江塩津からは長浜、米原と湖東を走る北陸-琵琶湖線経由で姫路行きの「A」が発車します。

 ちょっと喉が渇いて、長浜で途中下車しまいた。きれいになった駅前ですが、開いている店は見つかりませんでした。
 秀吉と三成の「出逢い」の像ができていました。

 改札脇のミニコンビニで缶を買って、長浜発姫路行きの新快速に乗りました。

 京都で各停に乗り換えて島本に着きました。
 乗車距離は計469.1km、乗車券料金は計8030円でした。島本-姫路と敦賀-長浜-島本がともに1980円と同額でした。

青春18 敦賀のソースカツ丼、姫路のえきそば

 「青春18きっぷ」の旅のミッション・パート2は、1本の電車に乗って、敦賀のソースカツ丼と姫路のえきそばを食べに行くことでした。
 関西5府県をつないでJR西の新快速が走っています。その区間なら、当たり前に乗ってますが、全区間を通して乗車したことはありませんでした。
 昼飯の時間も考えて、姫路発、湖西線経由の敦賀行き新快速に乗り、ミッションを達成しました。

 昼飯に敦賀名物のソースカツ丼を食べました。
 敦賀ヨーロッパ軒駅前店の「カツ丼セット」(1210円)です。ドーンと登場しました。カツがはみ出して、丼のふたが閉まってません。

 サクッと揚げたてのカツが3枚が、丼を覆っています。
 それほど分厚くはありませんが、食べ応えがあります。カツそのものには、それほどソースはかかっていないようです。お好みで、テーブルのウースターソースをどうぞということらしいです。

 カツに隠れたご飯に、ソースがたっぷりとかかっていました。
 ボリューム満点です。大食いタレントではないので、カツを食べきるのがせいぜいです。ご飯は残してしまいました。
 ミニカツ丼(カツ2枚)という選択もありました。

 みそ汁、サラダと漬物のセットです。今どき珍しいまっ黄色なタクアンのデカいこと。太い大根がそのまま輪切りです。3口くらいかかりました。

 昭和14年の創業以来の味だそうです。

 午後1時15分、敦賀着の新快速でやってきました。地図をスマホで確認すると、「まもなく営業終了」のコメントです。昼営業は1時半まででした。
 あわてて飛び込むと、「2時まででお願いします」と。最後の客となりました。

 敦賀ヨーロッパ軒駅前店
 0770-22-4640
 敦賀市清水町2-19-1

 姫路の名物は、姫路駅の「えきそば」です。高槻から乗ってきた新快速が着いたホームにある立ち食いの「在来線上り店」でいただいた「天ぷらえきそば」(380円)です。
 あたり前の立ち食い天そばのビジュアルですが、麺が違います。ラーメンにいれる黄そばです。

 熱々をすすります。淡白でクセのない味です。

 「前年祭」ということで、40円引きになってました。

 創業は昭和24年です。わたしと同い年です。来年が創業75周年ということで、その前年でした。わたしも来年は後期高齢者入りです。
 敦賀ヨーロッパ軒よりは10歳若いとはいえ、どちらも老舗でした。

 えきそば在来線上り店
 姫路市駅前町188-1 JR姫路駅 山陽本線 上りホーム

自分でつくる トマトの冷製パスタ

 暑い日が続きます。昼飯はサッパリとしたものをと、トマトの冷製パスタにしました。
 朝食後にトマトを湯むきしてソースは作り、冷蔵庫に冷やしておきました。
 失敗は細いパスタ、カッペリーニがなかったことです。1.6ミリのスパゲッティーニで代用しましたが、やはりパスタがごわごわとした口当たりです。時間はたっぷりとあるのだから、ずぼらをせずに近くの生協まで買いに行くのでした。

 よく冷えたトマトはうまいです。

 赤、黄、オレンジ、ブドウ色といろんなトマトです。知人の自家栽培です。

 湯むきしたトマトに塩、コショウ。ワインビネガーとオリーブオイルを垂らして冷やしておきました。
 あとは茹で上がったパスタを冷水で冷やし、ソースを和えただけです。バジルは、ベランダのプランターから摘まんできました。

 

青春18 島本ー宇野往復 468.4km、8140円

 「青春18きっぷ」で、「宇高連絡船の発つ港・宇野」まで乗り鉄をしました。
 JR島本から宇野までの往復は468.4km。行きは赤穂線経由でした。運賃は計8140円、青春きっぷの1回分は2410円ですから、5730円分もトクしした勘定です。そんなみみっちい計算をしてしまうのも、このきっぷの楽しさではあります。
 宇野での滞在時間2時間などを除いても計10時間近く堅いシートに腰かけていました。「青春」するのも疲れます。

 【2023/07/22 07:21】
 島本から乗車しました。いつもは無人の改札口に駅員がいたので、検印をもらいました。これできょう1日は乗り放題です。

 高槻から快速になる姫路行に乗ります。

 新大阪で後発の新快速の播州赤穂行きに乗り換えました。途中の神戸で追い抜きます。

 相生に停車しました。乗客が席を確保するため、走ってホーム反対側に停車中の相生発岡山行の山陽線に乗ります。青春18きっぷのシーズンになると繰り広げられる光景です。
 わたしはこの列車を敬遠するために、遠回りな赤穂線経由にしました。

 播州赤穂駅で途中下車しました。
 切符の検札が、これまで以上に厳格になったような気がします。昔はほとんどフリー同然でした。

 「忠臣蔵」の義士の町です。浪士ではありまえん。

 岡山経由総社行きに乗ります。

 電車はボックスシートでした。背中がまっすぐに立っているだけで、座り心地がイマイチなのに気づきました。

 カキオコで知られる日生(ひなせ)です。若い女性らがどっと下車しました。

 岡山までやってきました。アンパンマン塗装の特急が先に発車してゆきました。

 快速マリンライナーは高松行きです。これに乗っていけば讃岐うどんが食べられますが。

 茶屋町で「盲腸線」になった宇野みなと線の折り返しワンマンカーに乗り換えです。岡山への乗り換えに便利なような構造です。降車は右側ホーム(岡山方面行き)へ。乗車は左側ホームから。

 終点の宇野に到着です。昔はここから宇高連絡船が出てました。
 観光列車「La Malle de Bois」(ラ・マル・ド・ボァ)は、きょうは出番がないようでした。

 駅舎は、宇高連絡船の廃止後に移転・建築されたものです。
 降車客に、大きなトランクをもった外国人が何人もいたことにびっくりしました。

 宇野の港と町をひと回りし、昼飯も食べて戻ってきました。この時間帯は1時間に1本の電車を待ちました。

 茶屋町-岡山-山陽線経由で相生-姫路と乗り継いできました。駅そばの立ち食い売店もある姫路のホームには草津行き新快速が止まっていました。でも、ちょっと休憩したかったので見送りました。

 半時間ほど後の新快速に乗り、高槻で普通に乗り換えて島本まで戻ってきました。

 午後7時13分と、出発から12時間後でした。

青春18 宇野と姫路で食べました

 「青春18きっぷ」でやって来た岡山・宇野です。カンカン照りでした。
 昼飯は、「ブラタマノ 宇野港てくてくマップ」に1番で紹介されていた「大阪屋」です。
 「魚定食」(800円)の鯖煮は、テカテカに光ってました。ということは、甘くて濃い味付けでした。

 魚は、カウンターに並んだのから一品を選びます。どれもうまそうでした。

 みそ汁に玉子が浮かんでいました。
 名物らしく、「かつ丼に玉子入り」と注文しているい常連もいました。

 わたしはこちらも。

 宇野は漁港ではないので、魚で食べさせる店ではなかったようです。何でもありです。工場のユニフォーム姿や高校生まで、地元に愛されている食堂でした。

 昭和23年創業と、わたしより1歳年上です。周囲は空き地になって、孤塁を守っています。

 大阪屋
 0863-21-4026
 岡山県玉野市築港2-3-20

 帰りの電車に乗り疲れて姫路で途中下車しました。改札を出たすぐ横の「播州うまいもの処」で目に止まりました。
 実は過去の青春18でも来ています。姫路おでんの「ちょい飲みセット」(1000円)です。

 おでん5種とまたもビールのセレクトです。

 薄味のおでんは、生姜醤油につけていただきます。

 出汁の薄さを写そうとレンズを向けて、コンニャクが姫路城に型抜きされていることに気づきました。

 お隣は「玉子焼き」の店でした。何だろうと不思議でしたが、明石焼きのことでした。

 姫路の地酒と姫路おでん本舗
 姫路市豆腐町222 ピオレ姫路おみやげ館うまいもん処

青春18 宇高連絡船の発つ港・宇野

 「青春18きっぷ」を、久しぶりに買いました。さて、どこに旅しようか? 本末転倒のようですがそれはいいとして、高松に讃岐うどんを食べに行くか。で、思いついたのが宇野(岡山・玉野市)でした。
 新聞社に入社したわたしの初任地は高松でした。宇野から宇高連絡船に乗って見知らぬ地へ向かったのです。昭和49(1974)年の春でした。半世紀が流れようとしています。

 連絡船の遺構は、コンクリートの塊りのこれだけでした。当時の岩壁の係留施設の一部です。それでも経済産業省の「近代化産業遺産」に認定されています。

 宇高連絡船は明治43(1910)年に開航しました。本州と四国を結ぶ重要なルートでした。
 わたしは高松勤務時代に、坂出港沖で行われた瀬戸大橋建設に向けた海底試験爆破実験を取材した覚えがあります。
 瀬戸大橋が完成したのは昭和63(1988)年のことで、連絡船は廃止されました。

 青春18きっぷでJRの普通(新快速も)を乗り継いで宇野までやって来ました。かわいい駅舎です。
 昔は連絡船を降りた乗客がそのまま乗車できるほどの長い編成の列車が停車するホームが何本もある駅でした。
 でも覚えているのは、ホームとそれにつながる連絡船の桟橋だけです。途中下車したことはなく、宇野駅の改札外は知りません。

 今も小豆島などへの観光船は出航します。

 この辺りに連絡船の桟橋はあったのでしょう。

 目の前は香川県の直島です。アートの島とした蘇りました。

 「UNO」って、ゲームではありません。
 日射しが強かったです。早々に退散しました。

 港にはアートも展示されています。
 「船底の記憶」は、スクリューにいろんな鉄製品が散りばまれています。

 「宇野のチヌ」も、よく見ると傘だったヘルメットだったり。
 いずれも瀬戸内国際芸術祭の出展作品です。

 玉野競輪も児島ボートも、わたしは無縁でした。

 フェリーが停泊してました。

 直島に寄港して高松に向かうようです。でもガラガラでした。

 わたしは高松で1年ほど勤務した後、岡山に異動になりまたした。高松の夜が懐かしくて、週末の夕に岡山からマイカーを走らせてここまでやってきて、高松に渡ったものです。
 その時に乗ったのが四国フェリーでした。瀬戸大橋開通で利用客が減り、令和元年の12月で運休していました。

青春18きっぷ 久しぶりに青春する

 学校が夏休みとなりました。と同時にシーズン・インです。
 JRの「青春18きっぷ」の夏季バージョンが、きのう20日から使用開始となりました。買いましたよ。久しぶりです。
 わが家近くのJR島本です。みどりの券売機で、いとも簡単に購入できました。
 (画像は一部を合成しています)


 
 券売機の「トクトクきっぷ」をタップすると、すぐに「青春18きっぷ」が出てきました。
 1枚と指定して、クレジットカードを挿入、パスワードを入力すると、あっという間でした。
 

 乗車券の他に、使い方や領収書、アンケート用紙までがプリントアウトされました。

 机の引き出しから平成20年前後の切符の残骸が出てきました。このころは、シーズンごとに買って、あちこちに出かけていました。
 調べてみると、29年の夏に、長野まで1泊で出かけたのが最後でした。もう6年も前です。
 さて、長時間の各駅停車の列車旅は今でも大丈夫でしょうか?

京都・荒神口 花いちりんのお造りセット

 京都での昼飯です。どこにしようかとネットで調べていました。「花いちりん」は、定食からカレー、麺類、丼ものまである和食店です。
 「お造りセット」(980円)は、昼定食での1000円オーバーがあたり前になった今どきリーズナブルです。
 出てきたハマチを口にいれてびっくりしました。分厚くてコリコリと新鮮です。京都の夏に欠かせないハモの落としもいい味です。

 みそ汁ではなくて、うどんです。もちろん、京風のフニャフニャです。

 奥さまが頼んだ日替わりのエテかれいの煮つけも薄味ながらいい味です。「浜田港」とありました。

 時代を感じさせるびっくりするようなメニューです。和紙綴じが分解寸前です。常連さんは、こんなの不要なんでしょう。
 それだけの年月、価格が変わっていない証拠でもあります。

 壁に相撲の番付が張られていました。のぞき込むと横綱3人がそろってモンゴルです。平成29年初場所のものでした。周囲に馴染んで赤茶けてました。
 昭和ロマン漂う店といいかけましたが、平成からでも時が過ぎゆきました。 

 店先のサンプルは、やはり昭和です。

 河原町に面してますが、両隣は空き地です。
 先週、京都府立医大病院での検査でやって来たときも、前を通りました。その日は定休日でした。ここも閉店したのかと思わせるたたずまいでした。ネットでの評価を知らなければ、外観からは敬遠していたでしょう。
 夜は夜でにぎわっていそうです。

 花いちりん
 075-241-4552
 京都市上京区上生州町226-1

京都・出町 「みつばち」の宇治氷とあんみつ

 暑い京都の昼下がりです。ちょっと冷たいものをと、京都府立医大病院から河原町をちょっと上がった「みつばち」に寄りました。「京のちいさな あんみつ屋」です。
 わたしのセレクトではありません。奥さまは10数年前のわたしの入院時に、独りでやって来たことがあるそうです。
 「宇治氷(柳桜園さんの抹茶)」(850円)をいただきました。きめ細かなかき氷です。口に含むと、たちどころに消え去ります。冷たさと、濃厚な抹茶の香り、甘さが残ります。

 寒天と赤えんどうが別皿です。

 南房総産の天草(てんぐさ)を使ってじっくりと煮込んだこだわりの自家製寒天です。弾力がある口触りで、磯の香りすら感じるほどです。

 追い蜜をかけて、最後まで変わらないお味でした。

 奥さまはシンプルなあんみつでした。

 抹茶の柳桜園は、二条通御幸町にある茶道三千家の家元御用達の老舗です。

 女性たちでいつもにぎわっているのは知ってました。独りでこの暖簾をくぐる勇気はありませんでした。

 店先に木槿(むくげ)が一輪、大きな花を咲かせていました。

 みつばち
 075-213-2144
 京都市上京区河原町今出川下ル梶井町448-60

 河原町を渡った出町輸入食品を久しぶりにのぞきました。ちょっと買い物をすると、コーヒーのサービスがありました。

 ポテトチップスも一片を味見させてもらいました。

 スペイン産のポットチップスが並んでいました。気になりました。

 コーヒーが好きだった母が、ここのブルーマウンテンを愛飲していました。よく買いに来たものです。

 出町輸入食品 本店
 京都市上京区河原町通今出川下ル栄町359-2

 定期検診のほうは、CT、RI検査ともに異常はなく、腫瘍マーカー値も下がってひと安心でした。

自分でつくる トマトとナスのスパゲティ

 飽きることなくパスタです。
 完熟トマトをゆっくりと煮込んで、濃厚トマトソースにしました。
 満足のお味です。ただし、熱をたっぷりと吸収していて、一気に汗が噴き出しました。

 ナスは別に炒めてました。とろける柔らかさです。

 トマトを湯むきして切りました、塩、砂糖をして、しばらく置きました。
 茹で汁を加えながら、ゆっくりと煮込みました。